スティーヴ・ミラー・バンド、17年ぶりのニューアルバム完成

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アメリカン・ロックの生ける伝説、スティーヴ・ミラー率いるスティーヴ・ミラー・バンドが7月21日に新作をリリースする。なんと17年ぶりのニューアルバム、ブルース・スタンダードのカヴァーを満載した『ビンゴ!』だ。

◆「ヘイ・ヤー」試聴音源


このアルバム『ビンゴ!』に収録されているブルースのカヴァー楽曲は、彼の音楽のルーツを垣間見させてくれる。「Who's Been talkin'?」について、スティ―ヴ・ミラー本人はこのように語る。

「「Who's Been talkin'?」はハウリン・ウルフの本質を捉えている。俺はハウリン・ウルフを知っていた。ハウリン・ウルフと共演したこともある。たくさんの時間を彼と共に過ごし彼のプレイを何度も、何度も見てきた。一方で俺たちは、今回の一連の曲を俺たち独自のやり方でプレイしている。どの曲も俺たちのものにしている。俺たちは曲を伝達手段として使っているんだ。この曲は、正にハマった。同時に、ここにはあのウルフの真髄も確かにある。」

共同制作者には、最近ではチキンフットのアルバムを手がけ健在ぶりを示したアンディー・ジョーンズを迎えている。ゲスト・ミュージシャンも豪華だ。「ALL YOUR LOVE (I MISS LOVING)」にパーカッションとして参加しているのが、マイク・カラベロ(サンタナ)。「ROCK ME BABY」「SWEET SOUL VIBE」にはジョー・サトリアーニが参加している。

また、アートワークを担当するのはピンク・フロイドの「光~パーフェクトライヴ」、「鬱(うつ)」、クランベリーズの「ベリー・ザ・ハチェット」、最近ではビッフィ・クライロの「オンリー・レヴォリューションズ」など、多くのジャケットの名盤を手がけたストーム・ソーガソン。

60年代から現在まで、古今東西の様々な有名アーティストに取り上げられ、多くの人々に愛され続けているブルースの名曲の数々が、スティーヴ・ミラーの手によって新たな生命を吹き込まれここに蘇るのだ。アルバムはSHM-CDでリリースされ、スティーヴ・ミラー本人による楽曲解説がブックレットに掲載される予定だ。

『ビンゴ!』
2010年7月21日発売
1.Hey Yeah /ヘイ・ヤー
2.Who's Been Talkin'? /フーズ・ビーン・トーキン?
3.Don't Cha Know / ドント・チャ・ノウ
4.Rock Me Baby /ロック・ミー・ベイビー
5.Tramp /トランプ
6.Sweet Soul Vibe /スウィート・ソウル・ヴァイブ
7.Come On (Let The Good Times Roll)/カモン (レット・ザ・グッド・タイムズ・ロール)
8.All Your Love I Miss Loving /オール・ユアー・ラヴ (アイ・ミス・ラヴィング)
9.You Got Me Dizzy /ユー・ガッタ・ミー・ディジー
10.Ooh Poo Pah Doo /ウ・プ・パ・ドゥ
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