みうらじゅん、ボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディランにもイラストを書き下ろす

ポスト
自他共に認めるどころか、もはや世界的に「熱烈なディラン・ファン」として認められているイラストレーターのみうらじゅんが、ボブ・ディランの作品『DYLANがROCK』に続き、息子ジェイコブが6月23日にリリースするアルバム『ウィメン・アンド・カントリー』のためにイラストを書き下ろしたことが判明した。

みうらじゅんは「本当、お父さんには何と御礼を申上げたらいいやら分からないほどロックに生きるということについて教えて頂きました。そして今、ジェイコブさん、貴方からロックの深さを教わるなんて。アメリカに足を向けて寝られません。どんな親子なんですか、すご過ぎです!」と、ディラン親子を大絶賛する。

◆みうらじゅん×ディラン親子~画像~


▲みうらじゅん書き下ろし ジェイコブ・ディラン イラスト(左上)、みうらじゅん書き下ろし 『DYLANがROCK』ジャケット写真(右上)、ボブ・ディラン(左下)、ジェイコブ・ディラン(右上)
さて、父親であるボブ・ディランの来日ライヴハウスツアーは大熱狂のうちに幕を閉じた。そんななかリリースされる今作『ウィメン・アンド・カントリー』は、ゲストヴォーカルにニーコ・ケースとケリー・ホーガンを迎えたアメリカのロックと文化の原点を彷彿とさせる作品に仕上がった。

さらにルーツ・ミュージックへ深く傾倒しており、父親ボブ・ディランの影響を色濃く感じさせる。風貌もそうで、若かりし頃の父親に似てきているようだ。

ジェイコブは自身のアルバムについて「このアルバムを作り始めた時から、深みのある生き生きとしたものが聴きたいと思っていた。ホーンとフィドルを入れて、楽器でできるだけ厚みのある美しい音にしたかったんだ」。さらに「アメリカ的、カントリーといわれるイメージの中で創作活動をしているが、それが実際には女性と国、それらが出発点なんだ。我々が、積極的でも、受身であっても、力を尽くすすべてのことは、女性と国に始まり、それに終わる。今の時代、特にそれが大切だと思う」と語っている。

人間としての原点にある問題や魅力を喚起するメッセージが詰め込まれたアルバムを引っ提げ、ジェイコブは現在、秋まで全米ツアーを予定している。2008年の<FUJI ROCK>での印象的なパフォーマンスを見た人も多いだろう。一刻も早い単独での再来日が待ち望まれるアーティストだ。

『ウィメン・アンド・カントリー』
SICP-2741 \2,520(tax in)
2010年6月23日発売
日本盤のみボーナス・トラック収録

◆ジェイコブ・ディラン レーベルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報