『ブルーノート ベスト&モア』、アンコール作70タイトルが全部ランクイン

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4月21日に発売された「ブルーノート ベスト&モア アンコール」の70タイトルすべてがジャズ・チャートの上位150位にランクインした(サウンドスキャン4/27付)。この人気、想定内といえば想定内だが、実際に実現するとなると、やはりちょっとした事件だ。

「ブルーノート ベスト&モア アンコール」は、ジャズの超名盤からマニアが愛するアイテムまでを、税込み1,100円でリリースしたシリーズで、2009年6月のシリーズ開始以来、3期で150作品が発売され、この「アンコール」70作品が加わることで総220作品となったもの。

現在、シーラ・ジョーダン『ポートレイト・オブ・シーラ』が最上位の7位をマークしている。これはブルーノート・レーベルには珍しいヴォーカル作品であり、CD化がなされていなかったゆえにファンの間では「幻のヴォーカル・アルバム」と呼ばれてきた1962年の作品。「ダット・デア」「レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス」などのジャズ・ナンバーをクールに歌っているシーラ・ジョーダンは1928年にデトロイトで生まれ、現在も現役で活動するシンガーだ。

他にもエルヴィン・ジョーンズ『メリー・ゴー・ラウンド』(7位)、ラリー・ヤング『ヘヴン・オン・アース』(8位)、ボビー・ハッチャーソン『トータル・エクリプス』(10位)など、上位に入った作品はジャズのビッグ・ネームの初CD化作品が並んでいる。

「ベスト&モア シリーズ」全220タイトルは、2010年7月末日までの限定出荷。ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』、キャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィス『サムシン・エルス』、ハービー・ハンコック『処女航海』などジャズの歴史を作った名盤が1,100円で手に入る希少なチャンスは、ジャズ初心者にも作品を入手するいい機会となっている。

◆EMIミュージック・ジャパンSoundTown Jazzサイト
◆EMIミュージック ブルーノート ベスト&モアサイト
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