きれいな楽譜を素早くカンタンに作成「Sibelius First」登場

ポスト
アビッドテクノロジーは、コンシューマー向け楽譜作成ソフトウェア「Sibelius First」を発表した。

「Sibelius First」は、プロフェッショナル楽譜作成ソフトウェア「Sibelius 6」の使いやすさと機能を活用することで、印刷、共有、演奏、オンライン発表に十分なクオリティの美しいスコアを素早く簡単に作成することができるソフトウェア。ビギナーのユーザーが処理に苦労するような楽譜作成の複雑性や煩雑性をなくし、音楽の記譜やスキャン、再生、記録、編曲、印刷および、出版が簡単に行なえるようになっている。

▲クイックスタートウィンドウ
ビギナーにとって最もうれしいのがクイックスタートウィンドウだろう。ガイドツアービデオと、ショートカットから印刷楽譜のスキャン入力やMIDIファイルのインポートといったよく使うコマンドまで、初回使用時に便利なウィンドウが用意されている。また、カントリー、ジャズ、ポップ、ロック、ブルース、ファンク、クラシック、声楽など、40以上のさまざまなジャンルを含むスコアテンプレートも便利。各テンプレートにはリフやイントロ、またループ用にコピー&貼り付けできるモチーフが用意されているのでアレンジにも役立つ。演奏データの再生には内蔵のサウンドライブラリのほか、VST/AUバーチャルインストゥルメントが利用できるほか、ReWireによる他のソフトウェアとの連携もうれしいところだ。

きれいな楽譜を素早く作るのに活躍してくれるのが「マグネティック・レイアウト」。楽譜のエレメントを自動的にレイアウトすることで、スコア要素同士の衝突を回避するもので、楽譜作成時間が大幅に短縮できる。また、MIDIキーボードやギターでコードを演奏するだけで、コード記号やギターのフレットボードダイアグラムを追加できる機能や、キーボードおよびフレットボード・ウィンドウによる音符入力も時間節約に一役買ってくれるはずだ。さらに、ギターのタブ譜を譜面に、譜面をギターのタブ譜に変換するといった、ギタリストにとって見逃せない機能も多数用意されている。

このほか、バッキング・トラック用や共有用のCDやMP3オーディオ・ファイルの作成機能、ブラウザから直接再生やトランスポーズおよび印刷ができる形式で音楽をオンライン出版するオンライン・パブリッシング機能なども備える。また、SibeliusMusic.com(英語サービスのみ)で制作した音楽のオンライン販売も可能だ。

こうした豊富な機能は30日間の体験版で実際に試すことができる。気になる人はまずこちらをチェックしてほしい。ダウンロードは下記リンクから。

<動作環境>
●Windows
OS:Windows XP SP2、Windows Vista、Windows 7 32-bitまたは64-bit
メモリ:512MB以上のRAM
ハードディスク:500MB以上のハードディスク空き容量
その他:DVD-ROMドライブ
●Mac
OS:Mac OS X 10.4.11、Mac OS X 10.5.8、Mac OS X 10.6以降
メモリ:512MB以上のRAM
ハードディスク:500MB以上のハードディスク空き容量
その他:DVD-ROMドライブ
●推奨動作環境: MIDIキーボードまたはMIDIギター、TWAIN対応スキャナー、プリンター、インターネット接続、ASIO対応サウンドカードまたはオーディオ・インターフェイス(Windowsのみ)

◆Sibelius First
価格:13,650円

◆Sibelius
◆アビッドテクノロジー

◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報