バックヤード・ベイビーズ無期限活動休止、別れを告げに来日公演
結成20周年を迎えたバックヤード・ベイビーズが、2009年11月16日、地元のデイリー紙でのインタビューにて、無期限活動休止を宣言した。2010年1月中旬から2月中旬までヨーロピアン・ツアー、3月にベスト盤『THEM XX』をリリース、3月に来日公演を行なった後、その歩みを止めることになっている。
1989年スウェーデンのネシエで結成されたバックヤード・ベイビーズは、北欧ロックの大先輩であるハノイ・ロックスに触発され、1990年にデモを制作。1991年にデビューEP「SOMETHING TO SWALLOW」を発表し1993年にはスウェーデンのMegarock Recordsと契約、1994年に1stフルレングス・アルバム『ディーゼル&パワー』を発表した。程なくしてドレゲンはENTOMBEDのニッケ・アンダーソンとザ・ヘラコプターズを結成することで、バックヤード・ベイビーズとしての活動は一時中断となるものの、1997年に再始動となった。
1998年、2ndアルバム『トータル13』とともに初の日本公演も行なった彼らは、ヨーロッパのみならず日本でも高い人気を誇るバンドとして名を馳せていった。2001年には3rdアルバム『天下無敵!』を完成させ2度目の来日公演も実現。2003年に傑作『ストックホルム・シンドローム』を発表、AC/DCのヨーロピアン・ツアーのサポートを務め人気を高めた彼らは、このアルバムで同年の「スウェディッシュ・グラミー・アウォーズ」を獲得。2004年には3度目の来日を果たし、ヨーロッパではヴェルヴェット・リヴォルヴァーのツアーのサポート・アクトとして帯同する。2005年にはライヴ・アルバム『リヴ・ライヴ・イン・パリ』を、2006年にはニッケ・アンダーソンをプロデューサーに迎え5th『ピープル・ライク・ピープル・ライク・ピープル・ライク・アス』をリリース、<LOUD PARK 06>を含むジャパン・ツアーでの勇姿も記憶に新しい。
自らのバンド名を冠したアルバム『バックヤード・ベイビーズ』を放った2008年には、祖国スウェーデンでの公演を皮切りにヨーロピアン・ツアーに出発。英国、フランス、ドイツなど各国を回り、ジャパン・ツアーも大盛況となった。
突然の休止はあまりにショックだが、あくまで解散ではなく休止であることを胸にとどめ、3月の来日をこの胸に刻み込もうではないか。
<バックヤード・ベイビーズ来日公演>
2010年3月10日(水)
東京 SHIBUYA-AX
Open18:00/Start19:00
\6,500(税込/1Fスタンディング・2F指定/別途1ドリンク代)
一般プレイガイド発売:2/6(土)~
[問]クリエイティブマン Tel: 03-3462-6969
2010年3月11日(木)
大阪 心斎橋CLUB QUATTRO
Open18:00/Start19:00
\6,500(税込/オールスタンディング/1ドリンク付)
一般プレイガイド発売:2/6(土)~
[問]心斎橋クラブクアトロ Tel: 06-6281-8181