ヤマハ、新ドラムパッド採用の電子ドラムフラッグシップモデル「DTX950K」「DTX900K」
ヤマハは、電子ドラムの新製品として、ヤマハ エレクトロニックドラムDTX drums(ディーティーエックス ドラムス) 900シリーズ「DTX950K」「DTX900K」を2010年3月10日から発売する。スネア、タムといった楽器によって異なる打感をも実現するまったく新しい成型技術による新パッドの「DTX-PAD」を採用している。
「DTX950K」「DTX900K」は、さらなる演奏性の向上のために、新発想で開発したドラムパッド「DTX-PAD」を採用した電子ドラム「DTX drums」のフラッグシップモデルだ。最大の特徴は新パッドの「DTX-PAD」の採用にある。
ヤマハは、トップドラマーとの長年のリレーションによりドラマーにとっての打感の良さを分析し、ドラマーにとっての理想的な特性を発見した。スネア、タムといった楽器によって異なる打感をも実現する、まったく新しい成型技術による打面「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」を開発、さらに高感度と静粛性、耐久性を実現するために、ドラムパッドとしての構造から見直し完成させたのが新パッドの「DTX-PAD」となる。
この「DTX-PAD」をすべてのスネアとタムに採用し、セッティングに応じて選べるように構成が異なる「DTX950K」と「DTX900K」の2種類のセットを用意。「DTX950K」は4タム構成とし、より安定した細かなセッティングが可能な「HEXRACK(ヘックスラック)」をドラムラックに採用したセット、「DTX900K」は3タム構成としたコンパクトなセッティングができるセットとなっている。また、「DTX-PAD」は、パッドの追加に対応して単品でも販売される。
「DTX-PAD」の打面に採用された「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」は、素材だけでなく成型時に内部に細かく封じ込められた気泡によって、自然で心地よいスティックのはね返りが得られるのが特徴。トップドラマーによるエバレーションを繰り返した結果、スネアやタムなどの用途によって気泡の大きさや密度を変えることにより、それぞれに最適な打感を実現している。打感だけでなく、静粛性の向上にも寄与しており、耐久性にも優れているのもポイントだ。 また、打面全体は、特殊樹脂によりスタンドやマウントから浮かせる構造とし、高感度と防振性を両立。さらに自然なスティックワークのために、ヘッドの表面の仕上げやリムとの形状も追求している。
音源部の品質向上にも注目だ。音源部は「オークカスタム」、「バーチカスタムアブソルート」、「メイプルカスタムアブソルート」といった、ヤマハの主要アコースティックドラムのリアルなサウンドはもちろん、エンジニアにより作り込まれたドラムサウンド、パーカッション系サウンドなどさまざまなジャンルに対応したキットを内蔵。同社のフラッグシップシンセサイザー「MOTIF」シリーズ直系の多彩な音色に加え、ドラム、シンバルサウンドも豊富に搭載し、「DTX-PAD」とのマッチングでよりリアルで表現力豊かな演奏を可能にしている。また、XA(Expanded Articulation)システムにより、同じ強さでパッドを叩いたときにも微妙に違うサンプルを発音し、より自然なスネアロール(スネアドラムの連打)やハイハット、ライドシンバルを演奏した時の細かいニュアンスをよりリアルに実現し、プレーヤーの演奏感を高めている。オプションのDIMMメモリ装着で、USBフラッシュメモリーを経由してオーディオデータ(WAV / AIFFファイル)を読み込めるほか、「AUX IN / SAMPLING IN」端子から外部音源を直接サンプリングしてオリジナルサウンドを追加することも可能だ。エフェクトには、リバーブ、コーラス、9種類のマスターエフェクトに加え、キットごとに使用可能な51種類のバリエーションエフェクトを搭載する。
電子ドラムならではのトレーニング機能も充実している。ドラムマイナスワンでの練習に適したさまざまなジャンルのソングデータや思いのままの設定が可能なメトロノームを内蔵。これらに合わせて自分の演奏データをリアルタイム録音して、演奏をチェックすることができる。さらに、パッドを叩くタイミングの正確さをチェックするグルーブチェック機能搭載もうれしいところ。正確なショットのみを発音するリズムゲート機能も備え、ゲーム感覚でショットのトレーニングが行える。
PC接続のサポートもヤマハらしいところ。別売りのUSBケーブル1本でパソコンと接続できるUSB TO HOST端子を装備、スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフト「Cubase AI」も付属する。「DTX900 Extension」(ヤマハホームページにて公開予定)をインストールすることで、本体パネル上から直接「Cubase AI」をコントロール可能となっている。
◆ヤマハ エレクトロニックドラム DTX drums 『DTX950K』
価格:698,250円
発売日:2010年3月10日
◆ヤマハ エレクトロニックドラム DTX drums 『DTX900K』
価格:567,000円
発売日:2010年3月10日
◆DTX950K、DTX900K 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
「DTX950K」「DTX900K」は、さらなる演奏性の向上のために、新発想で開発したドラムパッド「DTX-PAD」を採用した電子ドラム「DTX drums」のフラッグシップモデルだ。最大の特徴は新パッドの「DTX-PAD」の採用にある。
ヤマハは、トップドラマーとの長年のリレーションによりドラマーにとっての打感の良さを分析し、ドラマーにとっての理想的な特性を発見した。スネア、タムといった楽器によって異なる打感をも実現する、まったく新しい成型技術による打面「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」を開発、さらに高感度と静粛性、耐久性を実現するために、ドラムパッドとしての構造から見直し完成させたのが新パッドの「DTX-PAD」となる。
この「DTX-PAD」をすべてのスネアとタムに採用し、セッティングに応じて選べるように構成が異なる「DTX950K」と「DTX900K」の2種類のセットを用意。「DTX950K」は4タム構成とし、より安定した細かなセッティングが可能な「HEXRACK(ヘックスラック)」をドラムラックに採用したセット、「DTX900K」は3タム構成としたコンパクトなセッティングができるセットとなっている。また、「DTX-PAD」は、パッドの追加に対応して単品でも販売される。
「DTX-PAD」の打面に採用された「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」は、素材だけでなく成型時に内部に細かく封じ込められた気泡によって、自然で心地よいスティックのはね返りが得られるのが特徴。トップドラマーによるエバレーションを繰り返した結果、スネアやタムなどの用途によって気泡の大きさや密度を変えることにより、それぞれに最適な打感を実現している。打感だけでなく、静粛性の向上にも寄与しており、耐久性にも優れているのもポイントだ。 また、打面全体は、特殊樹脂によりスタンドやマウントから浮かせる構造とし、高感度と防振性を両立。さらに自然なスティックワークのために、ヘッドの表面の仕上げやリムとの形状も追求している。
音源部の品質向上にも注目だ。音源部は「オークカスタム」、「バーチカスタムアブソルート」、「メイプルカスタムアブソルート」といった、ヤマハの主要アコースティックドラムのリアルなサウンドはもちろん、エンジニアにより作り込まれたドラムサウンド、パーカッション系サウンドなどさまざまなジャンルに対応したキットを内蔵。同社のフラッグシップシンセサイザー「MOTIF」シリーズ直系の多彩な音色に加え、ドラム、シンバルサウンドも豊富に搭載し、「DTX-PAD」とのマッチングでよりリアルで表現力豊かな演奏を可能にしている。また、XA(Expanded Articulation)システムにより、同じ強さでパッドを叩いたときにも微妙に違うサンプルを発音し、より自然なスネアロール(スネアドラムの連打)やハイハット、ライドシンバルを演奏した時の細かいニュアンスをよりリアルに実現し、プレーヤーの演奏感を高めている。オプションのDIMMメモリ装着で、USBフラッシュメモリーを経由してオーディオデータ(WAV / AIFFファイル)を読み込めるほか、「AUX IN / SAMPLING IN」端子から外部音源を直接サンプリングしてオリジナルサウンドを追加することも可能だ。エフェクトには、リバーブ、コーラス、9種類のマスターエフェクトに加え、キットごとに使用可能な51種類のバリエーションエフェクトを搭載する。
電子ドラムならではのトレーニング機能も充実している。ドラムマイナスワンでの練習に適したさまざまなジャンルのソングデータや思いのままの設定が可能なメトロノームを内蔵。これらに合わせて自分の演奏データをリアルタイム録音して、演奏をチェックすることができる。さらに、パッドを叩くタイミングの正確さをチェックするグルーブチェック機能搭載もうれしいところ。正確なショットのみを発音するリズムゲート機能も備え、ゲーム感覚でショットのトレーニングが行える。
PC接続のサポートもヤマハらしいところ。別売りのUSBケーブル1本でパソコンと接続できるUSB TO HOST端子を装備、スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフト「Cubase AI」も付属する。「DTX900 Extension」(ヤマハホームページにて公開予定)をインストールすることで、本体パネル上から直接「Cubase AI」をコントロール可能となっている。
◆ヤマハ エレクトロニックドラム DTX drums 『DTX950K』
価格:698,250円
発売日:2010年3月10日
◆ヤマハ エレクトロニックドラム DTX drums 『DTX900K』
価格:567,000円
発売日:2010年3月10日
◆DTX950K、DTX900K 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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