「冬にもロック・フェスを」イベントRADIO CRAZY1日目は大盛況
「冬にもロック・フェスを」…そんな声に応えて、開局20周年を迎えたFM802がそうそうたるアーティストたちを集めて、インテックス大阪で開いたのが<FM802 STILL20 ROCK FESTIVAL“RADIO CRAZY”>。2日開催のうち、初日となる12月29日(火)から老若男女問わず熱狂的なロックファンが大勢詰めかけた。ライブ会場は、L-STAGE、R-STAGEと2つのステージが設けられ、計16ステージが繰り広げられた。
◆<FM802 STILL20 ROCK FESTIVAL“RADIO CRAZY”>1日目写真
ライブの前半戦とも言える時間帯は、<FM802 The Hottest Rock of 2010>と名付けられ、活躍が期待されるアーティストが2つのステージに計6組が登場して存在感をアピールした。古き良き王道ロックを継承するOKAMOTO'Sがガツンとぶちかませば、圧倒的な疾走感でSISTER JETがオーディエンスを鼓舞。独創的な楽曲センスが光ったandymoriや、骨太なロック・ボーカルとサウンドが際立っていたザ・ビートモーターズもオーディエンスの心をぐっとつかんでいた。ロングヘアーをなびかせ、パンチの効いたロック・ボーカルで攻めのステージを見せた阿部真央も印象深い。lego big moriの非凡な楽曲センス、演奏力も見事。それぞれ注目株との位置づけとは言え、いずれも堂々としたステージングを見せていた。
もちろん、若き勢力に負けじと次々に実力派がステージに登場していく。スケールの大きなサウンドアプローチ、めくるめくグルーヴで会場を包み込んだのがサカナクション。YO-KINGは飄々としたキャラクターから放たれる、ナチュラルなフォーキー・サウンドが印象的。また、ライブバンドとして豊富なキャリアはサスガに本物。有無をも言わせず渾身のステージを見せたのがthe pillows。一方、R-STAGEで披露されるはずだったフジファブリックのステージは、開催直前にボーカル&ギターの志村正彦が急逝したため、生前のライブ映像が流されることに。それにも関わらず、大勢のファンが会場を埋め、通常のライブさながらの盛り上がりを見せていたのは感動的だった。
そしてこの日、一番多くのファンの感心を寄せていたステージが、「帰ってきたナニワ・サリバン・ショー」だ。もともと5月に他界した故忌野清志郎のデビュー30周年をきっかけに過去3回、大阪で開かれた、多くのアーティストとのコラボ・ライブが「ナニワ・サリバン・ショー」。この日、清志郎と縁が深いアーティストが集い、一夜限りの復活が実現した。過去のダイジェスト映像が流れた後、トータス松本、岸田繁(くるり)、YO-KING、浜崎貴司(FLYING KIDS)、奥田民生の順に登場し、まず1人ずつ、アコースティックギターによる弾き語りで清志郎へのメッセージを託した、心のこもった歌を披露。最後は5人によるセッションで名曲「雨上がりの夜空に」を熱唱した。彼らがステージから退いた後、エンディングでスクリーンに流れた盟友仲井戸“CHABO”麗市のギター演奏の映像、清志郎がFM802のキャンペーンソングで作った曲「Oh! RADIO」の歌声も多くのファンの心に残ったことだろう。
いよいよ、ライブは後半戦へ。フラワーカンパニーズが、等身大の青春ロックでじんわりかつパワフルなサウンドを奏でれば、いきなり代表曲の一つ『粉雪』でオーディエンスの心をつかんだのがレミオロメン。情感豊かなナンバー、疾走感あふれるビート系サウンド…と、その高い音楽性をアピールした。また、超攻撃的なライブ・パフォーマンスで会場を興奮させたのがRIZE。ダイナミックなサウンドでバンド・パワーを見せつけたthe HIATUS。ポップ感とロック・グルーヴの独創的な融合をステージでも発揮したくるりも大きな声援を浴びていた。初日のL-STAGEのトリを飾ったのが、ユニコーン。ポップ、ハード…と変幻自在のサウンド・アプローチ、そして豊富なキャリアによる堂々としたステージングはやはり他の追随を許さない。R-STAGEのトリを飾った怒髪天も負けじと、超ハイテンションのステージを繰り広げていた。熱すぎるパフォーマンスとMCトークでぐいぐいファンの心をつかんでいたのが印象的だった。
バラエティ豊かなアーティストたちのステージを見逃すものかと、会場を駆け足で行き来する姿も多く見られたこの日。寒さを忘れる熱いライブ漬けの1日となった。
<FM802 STILL20 ROCK FESTIVAL“RADIO CRAZY”>
12月29日(火)12:00~
@インテックス大阪
L-STAGE:OKAMOTO'S、andymori、阿部真央、サカナクション、the pillows、帰ってきたナニワ・サリバン・ショー(奥田民生、トータス松本、YO-KING、岸田繁(くるり)、浜崎貴司(FLYING KIDS)、レミオロメン、the HIATUS、ユニコーン
R-STAGE:SISTER JET、ザ・ビートモーターズ、lego big morl、YO-KING、フジファブリック(ライブ映像)、フラワーカンパニーズ、RIZE、くるり、怒髪天
▲阿部真央 |
▲lego big mori |
▲サカナクション |
▲フジファブリック |
▲帰ってきたナニワ・サリバン・ショー |
▲フラワーカンパニーズ |
▲RIZE |
▲ユニコーン |
ライブの前半戦とも言える時間帯は、<FM802 The Hottest Rock of 2010>と名付けられ、活躍が期待されるアーティストが2つのステージに計6組が登場して存在感をアピールした。古き良き王道ロックを継承するOKAMOTO'Sがガツンとぶちかませば、圧倒的な疾走感でSISTER JETがオーディエンスを鼓舞。独創的な楽曲センスが光ったandymoriや、骨太なロック・ボーカルとサウンドが際立っていたザ・ビートモーターズもオーディエンスの心をぐっとつかんでいた。ロングヘアーをなびかせ、パンチの効いたロック・ボーカルで攻めのステージを見せた阿部真央も印象深い。lego big moriの非凡な楽曲センス、演奏力も見事。それぞれ注目株との位置づけとは言え、いずれも堂々としたステージングを見せていた。
もちろん、若き勢力に負けじと次々に実力派がステージに登場していく。スケールの大きなサウンドアプローチ、めくるめくグルーヴで会場を包み込んだのがサカナクション。YO-KINGは飄々としたキャラクターから放たれる、ナチュラルなフォーキー・サウンドが印象的。また、ライブバンドとして豊富なキャリアはサスガに本物。有無をも言わせず渾身のステージを見せたのがthe pillows。一方、R-STAGEで披露されるはずだったフジファブリックのステージは、開催直前にボーカル&ギターの志村正彦が急逝したため、生前のライブ映像が流されることに。それにも関わらず、大勢のファンが会場を埋め、通常のライブさながらの盛り上がりを見せていたのは感動的だった。
そしてこの日、一番多くのファンの感心を寄せていたステージが、「帰ってきたナニワ・サリバン・ショー」だ。もともと5月に他界した故忌野清志郎のデビュー30周年をきっかけに過去3回、大阪で開かれた、多くのアーティストとのコラボ・ライブが「ナニワ・サリバン・ショー」。この日、清志郎と縁が深いアーティストが集い、一夜限りの復活が実現した。過去のダイジェスト映像が流れた後、トータス松本、岸田繁(くるり)、YO-KING、浜崎貴司(FLYING KIDS)、奥田民生の順に登場し、まず1人ずつ、アコースティックギターによる弾き語りで清志郎へのメッセージを託した、心のこもった歌を披露。最後は5人によるセッションで名曲「雨上がりの夜空に」を熱唱した。彼らがステージから退いた後、エンディングでスクリーンに流れた盟友仲井戸“CHABO”麗市のギター演奏の映像、清志郎がFM802のキャンペーンソングで作った曲「Oh! RADIO」の歌声も多くのファンの心に残ったことだろう。
いよいよ、ライブは後半戦へ。フラワーカンパニーズが、等身大の青春ロックでじんわりかつパワフルなサウンドを奏でれば、いきなり代表曲の一つ『粉雪』でオーディエンスの心をつかんだのがレミオロメン。情感豊かなナンバー、疾走感あふれるビート系サウンド…と、その高い音楽性をアピールした。また、超攻撃的なライブ・パフォーマンスで会場を興奮させたのがRIZE。ダイナミックなサウンドでバンド・パワーを見せつけたthe HIATUS。ポップ感とロック・グルーヴの独創的な融合をステージでも発揮したくるりも大きな声援を浴びていた。初日のL-STAGEのトリを飾ったのが、ユニコーン。ポップ、ハード…と変幻自在のサウンド・アプローチ、そして豊富なキャリアによる堂々としたステージングはやはり他の追随を許さない。R-STAGEのトリを飾った怒髪天も負けじと、超ハイテンションのステージを繰り広げていた。熱すぎるパフォーマンスとMCトークでぐいぐいファンの心をつかんでいたのが印象的だった。
バラエティ豊かなアーティストたちのステージを見逃すものかと、会場を駆け足で行き来する姿も多く見られたこの日。寒さを忘れる熱いライブ漬けの1日となった。
<FM802 STILL20 ROCK FESTIVAL“RADIO CRAZY”>
12月29日(火)12:00~
@インテックス大阪
L-STAGE:OKAMOTO'S、andymori、阿部真央、サカナクション、the pillows、帰ってきたナニワ・サリバン・ショー(奥田民生、トータス松本、YO-KING、岸田繁(くるり)、浜崎貴司(FLYING KIDS)、レミオロメン、the HIATUS、ユニコーン
R-STAGE:SISTER JET、ザ・ビートモーターズ、lego big morl、YO-KING、フジファブリック(ライブ映像)、フラワーカンパニーズ、RIZE、くるり、怒髪天
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RIZE
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