年末恒例<JACK IN THE BOX>、豪華セッションでは名曲カヴァーも続々

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いよいよ祭りもクライマックス。ラストのセッション以外の最終アクトは、Ken。1曲目は、これまでのライヴでも披露していたCOLD PLAYの「Viva La Vida」。サビでドカンと特効が炸裂し、客席にはハンドクラップが起こり、どんどんヒートアップする中、Kenも曲の終盤にはギターを下ろしてハンドマイクで楽しそうに歌い上げる。さらにマイクスタンドも蹴り倒すと、「Speed」へ。迫力の音塊が武道館へ降臨。Kenのハイトーン・ヴォイスも、天を裂く勢いで響き渡る。続いては「Deeper」。ハードロック魂が爆発したような演奏と、KenとTomo(Cho)の男女ヴォーカルに聴き入るオーディエンス。そしてラストは、Kenが拡声器を手にした「Spin Along」。Tomoはセクシーに鞭を持って花道へ踊り出て、バンドも全員が弾き上げる。祭りに相応しい華やかさだ。最後はKenの高々としたジャンプで締め括った。

さぁ、次はいよいよラスト、MAVERICK DC SUPER ALL STARS。まずはスクリーンに、DANGER CRUE RECORDSが2010年に25周年を迎えることが告知される。そして“First Recording Artist”である44MAGNUMの映像から、ギルガメッシュ、シド、ムック、L'Arc~en~Ciel、D'ERLANGER、REACTIONと、歴代の所属バンドの映像が流されていく。そして“全てはこの男たちから始まった”という言葉で、再び映像は44MAGNUMに。そしてPAUL(Vo)、JIMMY(G)、JOE(Dr)という44MAGNUMの面々と、JACK(B)という、マーヴェリックの礎と言える面々が登場。そして、ずらり並んだマイクスタンドに向かい、今日の出演バンドのヴォーカリストが勢揃いする。

そこで最後に紹介されたのは、hyde(L'Arc~en~Ciel)。割れんばかりの歓声が巻き起こる。そしてもちろん演奏するのは、44MAGNUMの「STREET ROCK'N ROLLER」。特効が弾け、CO2が噴き出すと、今日の出演者が幾つもの大きな団扇を掲げて、われもわれもと再登場。じゃれ合ったり、駆け廻ったり、客席を巻き込みながら、祭りの締め括りに相応しいやんちゃでド派手なパフォーマンスをブチ上げた。最後、OASISの「LIVE FOREVER」が流れる中、帰途に就く人たちを見ながら、2010年も、また、ここにいる全員でお祭り騒ぎしようよ、そう語り掛けたい気持ちになかった。<JACK IN THE BOX>、リヴ・フォーエヴァー!

文●高橋美穂
写真●今元秀明、石井アキ

◆JACK IN THE BOXオフィシャルHP
◆JACK IN THE BOXオフィシャルMyspace
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