ヤマハから新規開発の音源と木製鍵盤を搭載したステージピアノ「CP1」

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ヤマハは電子ピアノの新製品、ヤマハ ステージピアノ「CP1」を12月25日より発売する。「CP1」はモデリング技術とサンプリング技術を融合、木製鍵盤を採用したフラッグシップモデルだ。

「CP1」は、より高い表現力と演奏性のために新規開発した専用の音源システムと鍵盤を採用し、ステージピアノの最高峰を目指したモデル。今もなお愛用されている数々のエレクトリックピアノの個性を表現できるモデリング技術と、音の再現力に優れたサンプリング技術を融合させた新音源システム「SCM(スペクトラル・コンポーネント・モデリング)」テクノロジーを開発。アコースティックピアノにおける木製鍵盤の加工技術を活かし、個性的なエレクトリックピアノの音色の演奏にも最適なタッチを提供する「NW-STAGE鍵盤」を採用するなど、数々の新技術を搭載している。

新開発音源システム「SCM」テクノロジーは、演奏の強弱による音色の違いだけでなく、従来のサンプリング方式だけでは得られなかったその変化の滑らかさまで表現可能、アコースティックピアノはもちろん、数々の往年のエレクトリックピアノが持つ個性を再現する。「ハンマーの硬さ」や「打弦ポイント」といった発音機構も解析し、パラメーターとして再現、これらのパラメーターを調整することで好みの音色を作り上げることも可能だ。また、音作りの核となる「ピアノ(ピアノタイプ+プリアンプ)」「エフェクト」「アンプ」にブロック化されたコンポーネントを自由に組み替えることでオリジナルサウンドを構築できるのも特徴の1つ。「CP1」では、アコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、エレクトリックグランド、DXエレピなど合計17ものピアノタイプを搭載。世界のトップアーティストに愛用されるサウンドを再現し、ステージでのアンサンブルやレコーディングで高いクオリティを発揮する音色に仕上げている。

鍵盤にも注目だ。「CP1」は、ヤマハアコースティックピアノで使用している木製鍵盤の加工技術を活かし、弾き心地をチューニングした新開発の木製鍵盤「NW-STAGE鍵盤」を採用している。打鍵時の振動や鍵盤の歪みを抑え、加えて吸湿特性により、滑りにくい安定した演奏性を実現。搭載されているさまざまなエレクトリックピアノ、アコースティックピアノのサウンドキャラクターに最適なタッチを提供する。

シンプルながらステージで存在感のあるデザインも本機の特徴だ。操作パネルは、ステージでも視認性の高いVFD(蛍光表示管)タイプのディスプレイと操作感を追求したノブやスイッチを整然と配置し、演奏に集中できるよう配慮。鍵盤タッチへの影響を考慮したサイドウッドパネル、自照式のロゴマークや立体感のあるエンブレムを採用する。

ステージピアノながらPCとの連携が可能なのはヤマハらしいところ。USBケーブル(別売)1本でコンピューターと接続できるUSB TO HOST端子を装備。さらに、ヤマハハードウェア専用に開発されたスタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase AI」が付属する。

<おもな仕様>
鍵盤:88鍵NW-STAGE鍵盤(木製象牙調ウェイテッド鍵盤)
最大同時発音数:128
音源方式:SCM
パフォーマンス:プリセット16×3バンク、ユーザー16×3バンク、エクスターナル16×3バンク
接続端子:
 OUTPUT:PHONES、L/MONO,R (Unbalanced)、L, R (Balanced)
 FOOT:SWITCH SUSTAIN、SOSTENUTO、SOFT、ASSIGNABLE
 FOOT CONTROLLER:×2
 MIDI:IN、OUT、THRU
 USB:TO HOST、TO DEVICE
消費電力:16W
寸法:1,385×420×173mm(W)×(D)×(H)
質量:27.2kg
付属品:電源コード、2P-3P変換器、ペダルユニット、保証書、取扱説明書、「Illustrated Guide to the CP1」、ソフトウェアDVD-ROM

◆ヤマハ ステージピアノ「CP1」
価格:525,000円
発売日:12月25日

◆CP1 製品詳細ページ
◆ヤマハ

◆BARKS 楽器チャンネル
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