リアーナ、「私の最初の大恋愛」クリスとの事件を語る。

今月ニューアルバム発表を控えたポップ・スターのリアーナ(Rihanna)が、TV番組のインタビューに出演し、今年2月に起きたクリス・ブラウン(Chris Brown)による暴行事件について、初めて語った。

今年2月8日、車内でリアーナと喧嘩になったクリス・ブラウンが彼女を殴りつけ、彼女が通報して助けを求め保護されていたことが判明。以来、リアーナは公式の場に顔を出すことはなく、事件についても沈黙を守っていた。

先週6日に放送されたインタビューでリアーナは、喧嘩の原因が、クリスの携帯電話に届いた別の女性からのメールであることを認めた。「彼は本当のことを言ってくれなかった。彼は嘘をつきつづけて、それでも私は追及をやめなかった。それがエスカレートしてしまって、彼が暴力を振るったの」。クリスは運転しながら何度も彼女を殴り、その間「ただずっと、いつ止めるの? いつ止めるの?ってばかり思ってた。彼の目には魂がなくて、うつろだった。明らかにブラックアウトしてたわ」と当日起こったことを詳細に語った。

リアーナは、クリスとの関係が終わったことを認めながら「私の最初の大恋愛だった」と振り返り、「彼のことはまったく憎くないの。実際、彼のことを今も愛しているし、気にかけている。彼にはうまくやっていってほしいし、素晴らしいキャリアと素晴らしい人生を送ってほしいわ」と語っている。また、「私に起こったことは、誰にでも起こりうる」とし、「私のことは世界中で報道されて、みんなが知った。良かったのは、私に起きたことが明らかになったことで、そこからみんなに（DVについて）学んでもらえるということ」と述べている。

一方のクリス・ブラウンはリアーナのインタビューに対して「彼女を応援している。自分のやったことは非常に申し訳なく、また説明する責任があると思っている」とのコメントを発表している。

リアーナはニューアルバム"Rated R"(邦題『R指定』)を全米で今月23日リリース予定(日本盤は24日予定)。

◆リアーナ　Artist Info（notrax）
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text by notrax