DEAD END、新作リリース直後に緊急ライヴ決定
11月11日、DEAD ENDのニュー・アルバム『METAMORPHOSIS(メタモルフォーシス)』がついにリリースを迎えるが、新音源と同様に多くのファンが待ち焦がれていたはずのライヴが緊急決定した。まず、その公演日程は下記の通り。
<DEAD END Tour 2009“Metamorphosis”>
2009年11月17日(火)大阪・BIG CAT
[問]キョードーチケットセンター TEL:06-7732-8888
2009年11月20日(金)東京・SHIBUYA-AX
[問]ディスクガレージ TEL:03-5436-9600
※両公演とも開場18:00/開演19:00
http://www.deadendofficial.com/
公演チケットの一般発売は11月1日からとなる。詳しくは上記のオフィシャル・サイトをご参照いただきたい。去る8月15日、幕張メッセで開催された<JACK IN THE BOX 2009 SUMMER>のステージに「20年の夢殺し」というキーワードを掲げながらの“再臨”を果たしたこのバンドが、それから約3ヵ月を経て登場することになるわけだが、ひとつ注目すべきは、メンバーの顔ぶれだろう。MORRIE(Vo)、YOU(G)、そして“CRAZY”COOL-JOE(B)は今回の公演に参加することになっているが、ドラマーにはMINATOではなく、真矢(LUNA SEA)がゲストとして出演することが決まっている。
前述の8月のライヴはもちろんのこと、発売を間近に控えた『METAMORPHOSIS』でも当然ながらMINATOがすべての収録曲をプレイしている。今回のライヴに彼が不参加であることの理由は、現在のところ公式には明言されていないが、取材等の場で彼らに接してきた者として筆者なりの見解を述べさせていただくとすれば、「音楽活動に対するスタンスの違い」がその要因ということになるのではないかと思われる。具体的に説明することは難しく、また、あれこれ書き連ねていくことで逆に曲解されてしまう危険性も感じるのだが、少なくとも今回のDEAD ENDの“再臨”が、長期的な活動プランや筋書きの伴った“再結成”とは性質を異にするものであることは間違いない。『METAMORPHOSIS』というアルバム・タイトル自体が“変容”や“変態”といった意味合いを持っているわけだが、まさにDEAD ENDは、アルバム完成から現在までの間にも、すでに変容を遂げてきたということなのだろう。
また、MINATOという人物を知る人間としてこれだけは付け加えておきたいのだが、今回のライヴに不参加ではあっても、彼はDEAD ENDを軽視しているわけではないし、それは実際に『METAMORPHOSIS』でのプレイをお聴きいただければご理解いただけるはずだ。そして真矢の起用については、「単にMINATOの代役を務めるのでも、過去をなぞることに徹するのでもなく、新たな“変容”を引き起こし得る人物」を求めた結果ではないかと僕は感じる。もちろんこれらは僕個人の勝手な推察でしかない。が、どちらにせよ必聴のアルバムが登場すること、必見のライヴが控えていることだけは間違いないのだ。
ちなみに、『METAMORPHOSIS』と同じく11月11日には、インディーズ時代の名盤、『DEAD LINE』が特別仕様で復活する他、ビクターからは『GHOST OF ROMANCE』と『shambara』も新仕様でリリースされる。こちらも新作同様に、確実に押さえておきたいところだ。加えて、10月29日に発売される『FOOL'S MATE』誌の12月号には、MINATOを含む4人が顔を揃えた状態での貴重なロング・インタビューが掲載されている。こちらも是非、あわせてお読みいただきたい。
増田勇一
<DEAD END Tour 2009“Metamorphosis”>
2009年11月17日(火)大阪・BIG CAT
[問]キョードーチケットセンター TEL:06-7732-8888
2009年11月20日(金)東京・SHIBUYA-AX
[問]ディスクガレージ TEL:03-5436-9600
※両公演とも開場18:00/開演19:00
http://www.deadendofficial.com/
公演チケットの一般発売は11月1日からとなる。詳しくは上記のオフィシャル・サイトをご参照いただきたい。去る8月15日、幕張メッセで開催された<JACK IN THE BOX 2009 SUMMER>のステージに「20年の夢殺し」というキーワードを掲げながらの“再臨”を果たしたこのバンドが、それから約3ヵ月を経て登場することになるわけだが、ひとつ注目すべきは、メンバーの顔ぶれだろう。MORRIE(Vo)、YOU(G)、そして“CRAZY”COOL-JOE(B)は今回の公演に参加することになっているが、ドラマーにはMINATOではなく、真矢(LUNA SEA)がゲストとして出演することが決まっている。
前述の8月のライヴはもちろんのこと、発売を間近に控えた『METAMORPHOSIS』でも当然ながらMINATOがすべての収録曲をプレイしている。今回のライヴに彼が不参加であることの理由は、現在のところ公式には明言されていないが、取材等の場で彼らに接してきた者として筆者なりの見解を述べさせていただくとすれば、「音楽活動に対するスタンスの違い」がその要因ということになるのではないかと思われる。具体的に説明することは難しく、また、あれこれ書き連ねていくことで逆に曲解されてしまう危険性も感じるのだが、少なくとも今回のDEAD ENDの“再臨”が、長期的な活動プランや筋書きの伴った“再結成”とは性質を異にするものであることは間違いない。『METAMORPHOSIS』というアルバム・タイトル自体が“変容”や“変態”といった意味合いを持っているわけだが、まさにDEAD ENDは、アルバム完成から現在までの間にも、すでに変容を遂げてきたということなのだろう。
また、MINATOという人物を知る人間としてこれだけは付け加えておきたいのだが、今回のライヴに不参加ではあっても、彼はDEAD ENDを軽視しているわけではないし、それは実際に『METAMORPHOSIS』でのプレイをお聴きいただければご理解いただけるはずだ。そして真矢の起用については、「単にMINATOの代役を務めるのでも、過去をなぞることに徹するのでもなく、新たな“変容”を引き起こし得る人物」を求めた結果ではないかと僕は感じる。もちろんこれらは僕個人の勝手な推察でしかない。が、どちらにせよ必聴のアルバムが登場すること、必見のライヴが控えていることだけは間違いないのだ。
ちなみに、『METAMORPHOSIS』と同じく11月11日には、インディーズ時代の名盤、『DEAD LINE』が特別仕様で復活する他、ビクターからは『GHOST OF ROMANCE』と『shambara』も新仕様でリリースされる。こちらも新作同様に、確実に押さえておきたいところだ。加えて、10月29日に発売される『FOOL'S MATE』誌の12月号には、MINATOを含む4人が顔を揃えた状態での貴重なロング・インタビューが掲載されている。こちらも是非、あわせてお読みいただきたい。
増田勇一
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