楽器を知り尽くした匠の集団によるヤマハ吹奏楽団 創立50周年記念演奏会
ヤマハは従業員で構成するアマチュアバンド、ヤマハ吹奏楽団の創立50周年を記念して、同吹奏楽団による2010年1月開催の初のサントリーホールでの演奏会をはじめとして、3つの記念演奏会を開催する。チケット発売は10月15日より順次。
ヤマハ吹奏楽団は、1961年(昭和36年)にヤマハの野球部の応援を主な活動目的とする同好会組織として結成されたブラスバンドが前身。その3年後、全国コンクール出場を目指し、「ヤマハ吹奏楽団」として公式なクラブとなっている。その際に制定した規約の一部である「この楽団はアマチュアバンドとしてよりよい吹奏楽を演奏することによって、我が国の音楽文化の向上に寄与し、社会に貢献することを基本方針とする」という思いは、50年経った今も生き続けている。翌年よりNHK交響楽団の原田元吉氏を常任指揮者に迎え、本格的な活動を開始。1966年(昭和41年)には、第1回定期演奏会を開催、全日本吹奏楽コンクールでは第1位の成績を収め、その後同コンクールでの学生・社会人など全部門を通じて28回という最多の金賞受賞記録を誇っている。
定期演奏会をはじめとした年間20回以上を数える公式な演奏機会を持つばかりでなく、新曲の発表も積極的に行われている。毎年新曲を発表している委嘱作品は現在50曲以上にもおよび、楽器の種類が多いために楽譜が希少といわれる吹奏楽界に、新しいレパートリーを提供し、その活性化に貢献しているのだという。
そんなヤマハ吹奏楽団の団員は現在80名(女性31名、男性49名、平均年齢26歳)。全員がヤマハの従業員で構成されており、普段は管楽器やピアノづくり、電子楽器の設計などの業務に携わっている。また、中には、自分で製作した楽器を演奏する団員もいるほか、在団37年というベテランもおり、まさに楽器を知り尽くした匠の集団で構成されている。
楽器を知り尽くした匠の集団の演奏が堪能できる創立50周年記念演奏会の開催概要は以下のとおり。
■「創立50周年記念特別演奏会」
~サントリーホールでの初の単独演奏会、50周年のための書き下ろし新曲(世界初演)を披露
【日時】2010年1月31日(日) PM 1:00開場 PM 2:00開演
【会場】サントリーホール 大ホール(〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1)
【指揮】須川展也(常任指揮者)
【入場料】S席 2,000円、A席 1,500円、B席 1,000円(全席指定/税込)
【主催】ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団
【チケット発売日】10月15日(木)全国一斉発売(チケットぴあ他)
【問】(有)デュオ・ジャパン ヤマハ吹奏楽団事務局(TEL 03-5428-0571)/ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団事務局(TEL 053-460-2105)
■「アンサンブルと室内楽の夕べ」(新「ヤマハ銀座ビル」オープン記念企画)
~NHK交響楽団首席ホルン奏者の松裕氏ら、豪華ソリストとの協演
【日時】2010年3月28日(日) PM 2:30開場 PM 3:00開演
【会場】ヤマハホール(〒104-0061 東京都中央区銀座7-9-14)
【指揮】加養浩幸(客演指揮者)
【入場料】一般 2,000円、学生 1,500円(全席自由/税込)
【主催】ヤマハ株式会社
【チケット発売日】11月中旬予定
【問】ヤマハ株式会社 国内営業本部 新ヤマハ銀座ビル担当(TEL 03-5488-6658)
■「第44回ヤマハ吹奏楽団定期演奏会」
~新入団員を迎え、恒例の地元浜松での定期演奏会
【日時】2010年4月24日(土) PM 2:00開場 PM 3:00開演
【会場】アクトシティ浜松大ホール(〒430-7790 浜松市中区板屋町111-1)
【指揮】須川展也(常任指揮者)
【入場料】指定席 800円、自由席 500円(税込)
【主催】ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団
【チケット発売日】2010年2月1日予定
【問】ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団事務局(TEL053-460-2105)
<創立50周年記念演奏会 演奏曲目>
■「創立50周年記念特別演奏会」サントリーホール 大ホール
≪プログラム≫
・ W.ウォルトン:スピット ファイヤーより前奏曲
W.Walton:Prelude from the Spitfire
・ 保科 洋:創立50周年記念委嘱作品
・ D.グランザム:舞楽
D.Grantham:Court Music
・ R.ロジャースarr:長生淳:サウンド オブ ミュージック
R.Rodgers arr:J.Nagao:The Sound of Music
・ A.リード:アルメニアン ダンス Part 1
A.Reed:Armenian Dances Part 1
・ O.レスピーギ arr:鈴木英史:交響詩「ローマの松」
O.Respighi arr:E.Suzuki:Pini di Roma
■「アンサンブルと室内楽の夕べ」ヤマハホール
~新「ヤマハ銀座ビル」オープン記念~
≪プログラム≫・ 挾間 美帆:颯~Introduction and Fantasia~〔サクソフォン四重奏〕
M.Hazama:HAYATE~Introduction and Fantasia~
・ 長生 淳:深草物語 〔クラリネット八重奏〕
J.Nagao:The Tale of Fukakusa
・ 真島俊夫:ジャスト・スパークリング・タイム〔金管八重奏〕
T.Mashima:Just Sparkling Time
・ W.A.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 第2楽章
W.A.Mazart:Concerto for Flute and Harp in C major K.299
ソロ演奏/彩愛玲(ハープ/ソリスト)
・ W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
W.A.Mazart:Horn Concerto No.3 in Eb major K.447
ソロ演奏/松裕(ホルン/NHK交響楽団首席奏者)
■「第44回ヤマハ吹奏楽団定期演奏会」アクトシティ浜松 大ホール
≪プログラム≫
・ 保科 洋:創立50周年記念委嘱作品
・ 平成22年度全日本吹奏楽コンクール課題曲
・ M.ムソルグスキー:展覧会の絵
M.Mussorgsky:Pictures at an Exhibitio
<指揮者、ゲスト演奏者 プロフィール>
須川 展也(常任指揮者)
「創立50周年記念特別演奏会」「第44回定期演奏会」指揮
浜松市出身。東京芸術大学卒業。サクソフォン奏者。第51回日本音楽コンクール1位なしの2位、第1回日本管打楽器コンクール1位に入賞し、注目される。94年に 村松賞、出光賞受賞。国内外の演奏活動も積極的に展開、NHK・BS2「響けみんなの 吹奏楽」にレギュラーで出演中。現在、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスター。また、2007年8月より第5代ヤマハ吹奏楽団常任指揮者に就任。稲垣雅之氏に指揮の手ほどきを受け、山下一史氏に師事。 1996年浜松ゆかりの芸術家顕彰を受賞。2009年度浜松やらまいか大使に就任。
加養 浩幸(客演指揮者)
「アンサンブルと室内楽の夕べ」指揮
千葉県出身。東京音楽大学(トランペット専攻)卒業。トランペットを金石幸夫氏 に師事。現在、尚美学園客員教授として同学園のバンドを指導する傍ら、全国の吹 奏楽団のアドバイザーとしての活動や吹奏楽コンクール審査員、音楽雑誌の執筆活動などと、幅広く活躍している。近年はオーケストラや合唱の指揮をする機会も多く、ヤマハ吹奏楽団の客演指揮者としても好評を博している。
松崎 裕(ホルン/NHK交響楽団首席)
「アンサンブルと室内楽の夕べ」出演
福岡県。東京芸術大学卒業。新日本フィルハーモニー首席奏者として入団。その 後、バイエルン放送交響楽団に入団。帰国後、NHK交響楽団首席奏者に就任。サヴァリッシュ氏指揮でR.シュトラウスのホルン協奏曲1番及び2番を演奏し好評を博す。ヤマハ吹奏楽団創立40周年「第35回定期演奏会」でも第1番を山下一史氏の指揮で共演している。
彩 愛玲(ハープ/ソリスト)
「アンサンブルと室内楽の夕べ」出演
東京生まれ。国立音楽大学、東京芸術大学別科卒業。篠崎史子氏に師事。NY州立大 学バッファロー校の現代音楽フェスティヴァル「June Buffalo」にソリストとして 出演。ソロリサイタルを始め、河口湖音楽祭、仙台クラシックフェスティヴァル、浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル、美術館サロンコンサートなどにも数多く出演、ヤマハ吹奏楽団とも度々共演している。
◆「ヤマハ吹奏楽団 創立50周年記念演奏会」開催概要について
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
ヤマハ吹奏楽団は、1961年(昭和36年)にヤマハの野球部の応援を主な活動目的とする同好会組織として結成されたブラスバンドが前身。その3年後、全国コンクール出場を目指し、「ヤマハ吹奏楽団」として公式なクラブとなっている。その際に制定した規約の一部である「この楽団はアマチュアバンドとしてよりよい吹奏楽を演奏することによって、我が国の音楽文化の向上に寄与し、社会に貢献することを基本方針とする」という思いは、50年経った今も生き続けている。翌年よりNHK交響楽団の原田元吉氏を常任指揮者に迎え、本格的な活動を開始。1966年(昭和41年)には、第1回定期演奏会を開催、全日本吹奏楽コンクールでは第1位の成績を収め、その後同コンクールでの学生・社会人など全部門を通じて28回という最多の金賞受賞記録を誇っている。
定期演奏会をはじめとした年間20回以上を数える公式な演奏機会を持つばかりでなく、新曲の発表も積極的に行われている。毎年新曲を発表している委嘱作品は現在50曲以上にもおよび、楽器の種類が多いために楽譜が希少といわれる吹奏楽界に、新しいレパートリーを提供し、その活性化に貢献しているのだという。
そんなヤマハ吹奏楽団の団員は現在80名(女性31名、男性49名、平均年齢26歳)。全員がヤマハの従業員で構成されており、普段は管楽器やピアノづくり、電子楽器の設計などの業務に携わっている。また、中には、自分で製作した楽器を演奏する団員もいるほか、在団37年というベテランもおり、まさに楽器を知り尽くした匠の集団で構成されている。
楽器を知り尽くした匠の集団の演奏が堪能できる創立50周年記念演奏会の開催概要は以下のとおり。
■「創立50周年記念特別演奏会」
~サントリーホールでの初の単独演奏会、50周年のための書き下ろし新曲(世界初演)を披露
【日時】2010年1月31日(日) PM 1:00開場 PM 2:00開演
【会場】サントリーホール 大ホール(〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1)
【指揮】須川展也(常任指揮者)
【入場料】S席 2,000円、A席 1,500円、B席 1,000円(全席指定/税込)
【主催】ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団
【チケット発売日】10月15日(木)全国一斉発売(チケットぴあ他)
【問】(有)デュオ・ジャパン ヤマハ吹奏楽団事務局(TEL 03-5428-0571)/ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団事務局(TEL 053-460-2105)
■「アンサンブルと室内楽の夕べ」(新「ヤマハ銀座ビル」オープン記念企画)
~NHK交響楽団首席ホルン奏者の松裕氏ら、豪華ソリストとの協演
【日時】2010年3月28日(日) PM 2:30開場 PM 3:00開演
【会場】ヤマハホール(〒104-0061 東京都中央区銀座7-9-14)
【指揮】加養浩幸(客演指揮者)
【入場料】一般 2,000円、学生 1,500円(全席自由/税込)
【主催】ヤマハ株式会社
【チケット発売日】11月中旬予定
【問】ヤマハ株式会社 国内営業本部 新ヤマハ銀座ビル担当(TEL 03-5488-6658)
■「第44回ヤマハ吹奏楽団定期演奏会」
~新入団員を迎え、恒例の地元浜松での定期演奏会
【日時】2010年4月24日(土) PM 2:00開場 PM 3:00開演
【会場】アクトシティ浜松大ホール(〒430-7790 浜松市中区板屋町111-1)
【指揮】須川展也(常任指揮者)
【入場料】指定席 800円、自由席 500円(税込)
【主催】ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団
【チケット発売日】2010年2月1日予定
【問】ヤマハ株式会社 ヤマハ吹奏楽団事務局(TEL053-460-2105)
<創立50周年記念演奏会 演奏曲目>
■「創立50周年記念特別演奏会」サントリーホール 大ホール
≪プログラム≫
・ W.ウォルトン:スピット ファイヤーより前奏曲
W.Walton:Prelude from the Spitfire
・ 保科 洋:創立50周年記念委嘱作品
・ D.グランザム:舞楽
D.Grantham:Court Music
・ R.ロジャースarr:長生淳:サウンド オブ ミュージック
R.Rodgers arr:J.Nagao:The Sound of Music
・ A.リード:アルメニアン ダンス Part 1
A.Reed:Armenian Dances Part 1
・ O.レスピーギ arr:鈴木英史:交響詩「ローマの松」
O.Respighi arr:E.Suzuki:Pini di Roma
■「アンサンブルと室内楽の夕べ」ヤマハホール
~新「ヤマハ銀座ビル」オープン記念~
≪プログラム≫・ 挾間 美帆:颯~Introduction and Fantasia~〔サクソフォン四重奏〕
M.Hazama:HAYATE~Introduction and Fantasia~
・ 長生 淳:深草物語 〔クラリネット八重奏〕
J.Nagao:The Tale of Fukakusa
・ 真島俊夫:ジャスト・スパークリング・タイム〔金管八重奏〕
T.Mashima:Just Sparkling Time
・ W.A.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 第2楽章
W.A.Mazart:Concerto for Flute and Harp in C major K.299
ソロ演奏/彩愛玲(ハープ/ソリスト)
・ W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
W.A.Mazart:Horn Concerto No.3 in Eb major K.447
ソロ演奏/松裕(ホルン/NHK交響楽団首席奏者)
■「第44回ヤマハ吹奏楽団定期演奏会」アクトシティ浜松 大ホール
≪プログラム≫
・ 保科 洋:創立50周年記念委嘱作品
・ 平成22年度全日本吹奏楽コンクール課題曲
・ M.ムソルグスキー:展覧会の絵
M.Mussorgsky:Pictures at an Exhibitio
<指揮者、ゲスト演奏者 プロフィール>
須川 展也(常任指揮者)
「創立50周年記念特別演奏会」「第44回定期演奏会」指揮
浜松市出身。東京芸術大学卒業。サクソフォン奏者。第51回日本音楽コンクール1位なしの2位、第1回日本管打楽器コンクール1位に入賞し、注目される。94年に 村松賞、出光賞受賞。国内外の演奏活動も積極的に展開、NHK・BS2「響けみんなの 吹奏楽」にレギュラーで出演中。現在、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスター。また、2007年8月より第5代ヤマハ吹奏楽団常任指揮者に就任。稲垣雅之氏に指揮の手ほどきを受け、山下一史氏に師事。 1996年浜松ゆかりの芸術家顕彰を受賞。2009年度浜松やらまいか大使に就任。
加養 浩幸(客演指揮者)
「アンサンブルと室内楽の夕べ」指揮
千葉県出身。東京音楽大学(トランペット専攻)卒業。トランペットを金石幸夫氏 に師事。現在、尚美学園客員教授として同学園のバンドを指導する傍ら、全国の吹 奏楽団のアドバイザーとしての活動や吹奏楽コンクール審査員、音楽雑誌の執筆活動などと、幅広く活躍している。近年はオーケストラや合唱の指揮をする機会も多く、ヤマハ吹奏楽団の客演指揮者としても好評を博している。
松崎 裕(ホルン/NHK交響楽団首席)
「アンサンブルと室内楽の夕べ」出演
福岡県。東京芸術大学卒業。新日本フィルハーモニー首席奏者として入団。その 後、バイエルン放送交響楽団に入団。帰国後、NHK交響楽団首席奏者に就任。サヴァリッシュ氏指揮でR.シュトラウスのホルン協奏曲1番及び2番を演奏し好評を博す。ヤマハ吹奏楽団創立40周年「第35回定期演奏会」でも第1番を山下一史氏の指揮で共演している。
彩 愛玲(ハープ/ソリスト)
「アンサンブルと室内楽の夕べ」出演
東京生まれ。国立音楽大学、東京芸術大学別科卒業。篠崎史子氏に師事。NY州立大 学バッファロー校の現代音楽フェスティヴァル「June Buffalo」にソリストとして 出演。ソロリサイタルを始め、河口湖音楽祭、仙台クラシックフェスティヴァル、浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル、美術館サロンコンサートなどにも数多く出演、ヤマハ吹奏楽団とも度々共演している。
◆「ヤマハ吹奏楽団 創立50周年記念演奏会」開催概要について
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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