AC/DC、最新ボックスセットは、なんとギターアンプ

ポスト
AC/DCの最新アイテムが、AC/DCオフィシャルサイト(www.acdcrocks.com)にて発表された。

ボックス3CD+2DVDというボリューム感たっぷりの内容なのだが、このボックス自体が凄い。なんと、そのままギターアンプなのだ。クリスマスカードのように音が出る仕掛けがある…というのではないぞ。インプットジャックがあり、電源スイッチがあり、ボリュームがついた、ギターアンプなのだ。かつて音の出るCDのボックスなんて、あっただろうか。どう考えても冗談のような発想と思うが、現実のものとして作り上げ発売してしまうのだから、つくづくAC/DCってゴキゲンな連中じゃないか。

しかも、オフィシャルサイトでは、CDやDVDの説明もそこそこに、アンガス・ヤングが、このアンプボックスを使って、弾きまくっている映像がアップされている。さすがに、限りなくおもちゃに近いものではあるのでサウンドは推して知るべし…だが、それにしてもアンガスが「狂った夜」「BACK IN BLACK」「HIGHWAY TO HELL」のギターリフをプレイしているのを見ると、意識するまでもなくアドレナリンが噴出して来るのは、どうにも止められないものだ。

この超弩級ボックスセット、超限定でAC/DCサイトのみでの販売となっている。世界中のファンがサイトから購入し、直接ファンの手元に送られるDIRECT TO CONSUMER施策だ。もちろん一番の目玉はアンプだが、グッズ満載の封筒や164ページにわたる豪華写真満載のブックレットといった魅力的なアイテムもアンプに同梱。

これだけ凝った作りで、たった199$(2万円弱)はまさに激安。迷っている暇はないぞ。

なお、アンプは不要…というストイックなオーディエンスには、海外11月10日に発売になるスタンダード・ヴァージョンがお薦めかもしれない。こちらは、2CD+1DVDで、豪華ボックスのダウンサイズ・ヴァージョン。LIVEの収録曲が減りつつも、DVDには、ファミリージュエルズの続編MV集(1991年~最新MVを収録)も付属するようだ。

なお日本では、独自仕様としての発売を模索中とのこと。詳細は決まっていないものの、邦題だけは『バックトラックス~ライト兄弟は空を飛び、ヤング兄弟はリフを刻む~』と、立派なタイトルが既に上がってきているあたり、スタッフ間の必要以上の高テンションっぷりが見え隠れする。日本盤の発売は、享年33歳で1980年2月19日に急逝したボン・スコットの30周忌にあわせて、2010年2010年2月17日を予定しているようだ。日本のレーベル担当者も相当のこだわりやさん、なのだ。

◆AC/DCオフィシャルサイト・アンガスパフォーマンス映像
この記事をポスト

この記事の関連情報