Q-ティップ、『カマール・ジ・アブストラクト』を7年越しで正式リリース
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同アルバムは2002年にQ-ティップのセカンド・アルバムとして制作された作品。当時リリースが予定されながら、プロモーション盤が一部市場に出回っただけでお蔵入りとなり、“幻”の未発表アルバムとして語られていたものだ。当時ウェブ上では、このアルバムのリリースを懇願するファンたちによる署名運動が繰り広げられ、正式リリースされなかったものの多くのミュージシャンたちに影響を与えた問題作として話題となった。もはや伝説と化してしまっていた『カマール・ジ・アブストラクト』だが、遂に7年間の封印を破りリリースとなる。今回は新曲も追加したコンプリート・ヴァージョンで発売、日本国内盤は2009年9月30日に、輸入盤は2009年9月21日に登場となる。
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ATCQのアルバム・デビューから20年を数える2009年、このQ-ティップ目白押しのリリースを記念して、Q-ティップにちなんだ9月9日(Qの日)から、アルバムからの最新曲「イーヴン・イフ・イット・イズ・ソー」と、今までモバイル未配信であった90年代のATCQの超クラシックス(計15曲)の着うた(R)・着うたフル(R)が一挙配信がスタートとなっている。なお、着うたフル(R)をダウンロードした人には、ATCQ時代からQ-ティップ・ソロ時代までのアルバム・ジャケットを全網羅したオリジナル待受フラッシュがもれなくプレゼントされるようだ。ジャケット・デザインのセンスの良さでも右に出るものがいなかっただけに、Q-ティップ/ATCQファンのみならず、ヒップホップ・ファンなら必ずゲットしておきたい超レア特典と言えそうだ。
Q-ティップの秘蔵アルバム『カマール・ジ・アブストラクト』と、ATCQのモバイル配信のダブル解禁は、夢にまで見た朗報なのだ。