オリンパス、8GB搭載、音質アップしたリニアPCMレコーダー「LS-11」

ポスト
オリンパスイメージングは、さらなる高音質・長時間録音を可能にした非圧縮のデジタル録音対応のリニアPCMレコーダー「Linear PCM Recorder LS-11」を、2009年9月11日から発売する。記憶媒体には8GBの大容量内蔵メモリに加え、SD/SDHCカードスロットを搭載。高音質化、低消費電力化が実現された注目モデルだ。

LS-11は、2008年2月に同社から発売されたLS-10に続くモデルで、内蔵メモリを2GBから8GBに容量アップしたほか、さらなる性能アップを図り、音質・使いやすさを向上したモデル。

音質面では、低音域の周波数特性の強化により、従来機種よりさらなる高音質録音を実現。内蔵マイクで60Hz~20kHzの周波数特性と、低音域から高音域まで、より原音に近い録音が可能だ。非圧縮タイプのリニアPCMフォーマットのほか、WMA、MP3にも対応しているので、楽器や環境音などの生録のほか、会議・講義録音などの長時間録音など幅広い用途で手軽に使えるのもポイント。

周波数特性や指向特性といったマイクの基本性能を最大限に引き出すために、マイク筐体の大きさや開口部の形状にもこだわった設計がなされている。本体の上部左右に配置したマイクユニットを90度外側に向けて配置することで、自然で拡がりのあるステレオ感と中抜けのないバランスがとれた高音質録音を可能にしている。

内蔵メモリは8GBへ容量アップしただけでなく、SD/SDHCカードを搭載、さらに長時間の録音が可能だ。内蔵メモリだけでリニアPCM(44.1kHz/16bit)でも、最大約12時間45分の長時間録音なのは見事。リニアPCMモードで録音した音源はレコーダー内でファイルの分割・部分消去が可能なので、PCを使わなくても簡単に編集ができ、メモリを有効に使える。同時に低消費電力設計により、ニッケル水素充電池使用で約22.5時間の録音が可能(リニアPCMフォーマット16bit/44.1kHzで録音した場合)なので、長時間に渡る録音でもメモリ容量やバッテリ残量を気にすることなく安心して録音・再生が楽しめるのもうれしい。

このほか、データの編集や用途に合わせた新機能の追加や、赤外線リモコンの同梱により、操作性が格段に向上。また、新規に開発のアプリケーションソフト「Olympus Sonority Plus for Editors : MUSIC」は無制限のマルチトラック編集が可能となり、録音した後のデータ編集まで手軽に楽しむことができる。

<その他の特長>
・USB Audio Classに対応(USBマイクとして使用可能)
・音声に同期して自動的に録音を行う音声同期録音機能を搭載
・頭出し操作に便利なインデックスマーク機能を搭載
・指向特性制御技術「DVM」により、内蔵マイクの指向性を切り替え、広がりのある録音や前方の音を強調した録音が可能。
・サラウンド方式「EUPHONY MOBILE(ユーフォニーモバイル)」による高音質再生
・新アプリケーションソフト「Olympus Sonority Plus for Editors : MUSIC」を同梱
・赤外線リモコンを同梱し、遠隔操作が可能

◆Linear PCM Recorder LS-11
外形寸法:131.5(長さ)×48(幅)×22.4(厚さ)mm(最大突起部含まず)
質量:165g (電池含む)
同梱品:単3形アルカリ電池2本、USB接続ケーブル、コネクティングコード、キャリングケース、ストラップ、ウインドスクリーン(風防)、ワイヤレスリモコン(RS30W)、CD-ROM(サウンド編集ソフト「Olympus Sonority Plus for Editors : MUSIC」収録)
価格:オープン
発売日:2009年9月11日

◆オリンパスイメージング
この記事をポスト

この記事の関連情報