奥井雅美 feat. May'n「ミラクル・アッパーWL」インタビュー

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奥井雅美 feat. May'n「ミラクル・アッパーWL」インタビュー

── おふたりの出会いはいつ?

May'n:「一番最初にお会いしたのは奥井さんの番組『@Tunes.』で。」

奥井雅美:「あの時は<Animelo Summer Live(アニサマ)>に出ること、まだ決まってなかったんだっけ? 最近“キテル”よ! という話を周りから聞いてたら、番組にも来てくれて。面白いお菓子の話……まあるいお菓子の話をして帰ってったよね(笑)。」

── 初対面の印象は?

May'n:「私は、“奥井雅美さんだ!”って。もうステージの奥井さんとかいろんなものを想像しながら番組に行ったので、ドキドキドキドキ……みたいな感じだったんです。でもお話させていただいたら本当にしゃべりやすくて、私は普段ゲストで出演させて頂く時とか、初めましての方とは人見知りしてしまってうまくしゃべれない事が多いんですけど、奥井さんとはすぐにわーっと言葉が出てきて。空気というか波長というか、そういうものがとても温かくてしゃべりやすかったです。」

奥井:「私は“どこ住んでるの?”とか“お母さんいくつ?”とかそんなことばっかり聞いてた気がする(笑)。“あーよかった、お母さんより若くて”とかそんなことしか覚えてない(笑)。世代の違い、ジェネレーションギャップはどこなんだろうって探っていたのかな。May'nちゃんはその時10代、18歳だったんだよね。ちょっと前まで高校生じゃん、そういう世代の子ってどういうこと考えてるのかな? とか思って。10代の子なんて全然接点がないじゃないですか。ファンの人でもいるかいないかぐらいの若さだから。なので、そういう興味があったんです。May'nちゃん自身は、しゃべってると普通の10代の顔だったりかわいいところが残ってるんだけど、すごくしっかりしているところがあるし歌詞もちゃんと把握してくれるし、歌うと全然違う大人っぽい顔になる……なんでそうなんだろう? って興味がわいたの。私、人間観察が趣味なので、最初はMay'nちゃんのことずっとそういうふうに観察してたな。」

── 今回のコラボレーションはどういうきっかけで。

奥井:「私の方は、最近は、桃井はるこさんとコラボレーションしたり……あの時は私が桃井さんにプロデュースしてもらったんですけど、私のお弟子さんのような近江知永ちゃんは、私の書いた曲でフィーチャリングしたりとフィーチャリングづいてますが、<アニサマ>をやって、すごい若い人達と一緒にステージに立つようになって、やっぱり刺激を受けたんですね。今の自分にないものを彼らは持っているから……どうしても10代20代に自分が持ってたものって忘れがちだし、30代40代になって変わっていかないとやっていけないという部分もあったりしますよね。だから、そうやって若い人達と知り合うと、なにか一緒にやりたいって気持ちが湧いてきた? というか、一緒に歌ったりして、何か作品として残していけたらいいなと思ったんです。
実は、去年の<アニサマ>を欠場した時、本当はMay'nちゃんと一緒に歌うはずだったんですよね。リハーサルまで頑張ってやったんですけど、これ以上やるとダメだとドクターストップがかかったので、本番では歌えなくて。その後悔もあったんです。そして、今回フィーチャリングでリリースをしよう! という案が出た時に、実力的にもすごく刺激を受けるアーティストだし、声質が合う、合わない、ということを考えても、とてもイイし……“May'nちゃんと歌いたい!”と閃いてしまって。何より今キテル! といわれているMay'nちゃんだからあやからないと、ってのもありますし(笑)ダメもとで聞いてみたんです。まあ、私以外の上層部の方もMay'nちゃん大好きだから、みんな応援してくれる形でいいものができればという思いもあったし。断わられたらしょうがないな、とは思っていたんですけど。」

May'n:「私も最初にお話いただいたよ、ということを聞いた時“ぜひやりたいです!”とすぐお返事して。去年<アニサマ>に出演させていただいた時は、私の方から“奥井さんと一緒にぜひ歌わせてください”ってお願いさせていただいていたので、ようやく一緒に歌えるんだ! って思いましたね。奥井さんの歌声や音楽、作曲をされているという面でも、私がやりたいこと、目指している方向に、いつも刺激をいただいていて。今一番尊敬している奥井さんと一緒に歌うことができて、またこの曲で違ったMay'nというものも自分自身で見つけることができたので、大切な曲に出会えたなと思います。」

◆新曲「ミラクル・アッパーWL」は、「“女の子ってこういうところがあるんだよ”ということをメッセージ的に伝えたかった」
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