<LOVE ASIA Vol.2>GYPSY QUEENから、届けられるアジア

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6月に行なわれた<LOVE ASIA Vol.1>に引き続き、<LOVE ASIA Vol.2>が、8月2日大塚Deepaで開催された。アジアを愛しアジアで活躍するバンドGYPSY QUEEN。彼らがホストバンドとして行なうイベントだ。

17時からスタートしたイベントのラスト、彼らは、21時近くになってステージに登場する。髪を切ったヴォーカルのShinonの声は、今日も気持ち良くのびている。

1曲目は、ラオス語で「Dan Hang It Sa La」で歌う。この曲は「自由の土地」という意味で、ラオスの革命後の自由の素晴らしさを歌った曲。2006年秋のASEANツアーのときに、この曲を聴いたShinonがどうしてもこの歌を歌いたいと思ったことから、この曲を彼らが歌うようになった。

そして、2曲目はベトナム語の歌「Mot Minh」。「独りぼっち」という意味で、奥さんを亡くした淋しい思いを書いた作曲家の実話とのことだ。

この2曲で、いきなりアジアに連れていかれる。そう、彼らの魅力は現地の言葉で歌うということ。それにより、彼らも聴いている私たちもその国に飛び込むことができる。

8月13日から、ジャパンフェスティバルで、ベトナムとカンボジアを訪れる彼ら。その旅への思いが曲からも伝わってくる。

3曲目は日本語で踊れる1曲。曲のあとには9月に代々木公園で開催されるベトナムフェスティバルについて紹介。夕方5時から、ベトナムのアーティストを迎えてライヴを行なうので、来てくださいと。

そして4曲目はフロイト。良い感じに酔いがまわるような気持ちいいリズムの曲。そして、ラストは「ユメノトビラ」。叶わないと思っている夢も諦めなければ、叶うものだと歌ったこの曲。しつこくしつこく追いかけていれば、「ユメノトビラ」は開くはず。そう信じて人は生きていく。

短い時間だったけれど、アジアを存分に感じ、そして夢を追う思いを再度確認できた。何かに挑戦したい気持ちでライヴ会場を後にした。

2009年8月2日(大塚Deepa)
1. Dan Hang It Sa La(デンヘンイーサラ)
2. Mot Minh(モッミン)
3. Light your fire
4. フロイト
5. ユメノトビラ

<GYPSY QUEENライヴ>
2009年10月3日(日)
@大塚Deepa

<ベトナムフェスティバル>
2009年9月19日、20日
@代々木公園イベント広場
◆<ベトナムフェスティバル>オフィシャルサイト

◆GYPSY QUEENオフィシャルサイト

[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/
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