木村充揮×近藤房之助、改めクレイジードッグス本格始動

ポスト
木村充揮×近藤房之助が遂に“クレイジードッグス”なるユニット名を引っさげ、オリジナル・アルバムを完成させた。

元憂歌団のボーカル木村充揮と、B.B.クイーンズのボーカルとしてもお馴染みのブルースシンガー、近藤房之助。日本ブルース界の第一人者の2人がタッグを組んで2007年にリリースした作品が、昭和歌謡のカバーアルバム『男唄~昭和讃歩~』であった。そこでの共演以来、数々のセッション、ライブを重ねてきた2人だが、熟成した世界観をより表現するための、待望のオリジナルアルバムを遂に完成させたという。

木村充揮×近藤房之助は、2003年4月に横浜で行なわれたとあるイベントが起点となっている。それまではステージでの接点はほとんどなく、何度か顔を会わせるくらいだったという2人だったが、近藤房之助がイベントに木村充揮を誘ったのは、“おもしろいことが出来そうだから”というシンプルなインスピレーションだった。この日のライヴは2人のお得意のブルース満載の夜となったが、もちろん遊びゴコロも忘れない。木村充揮が「ゲゲゲの鬼太郎」を歌えば近藤房之助は「おどるポンポコリン」を歌い、オーディエンスの予想を遥かに上回るパフォーマンスを見せた。

その後木村充揮×近藤房之助は、関西でもライヴを重ね、北海道ツアーを行なうまでに発展していく。出会いから30年、そして濃密なステージを共有して3年。この3年の時間を経て、ステージだけでなく、作品の共有…そして作られた作品が2007年リリースの『男唄~昭和讃歩~』だったのだ。2人が目指したのは、男による男の為の応援歌。タイトル通り、子供の頃や学生時代に耳にした曲…昭和の“男唄”を讃え、カバーしたアルバムだった。

声質も個性も全く異なる2人が時に掛け合いをし、時にハモりながら、お互いのブルースフィーリングを色濃く反映させることで、スタンダードな歌謡曲/流行歌にスパイスの効いた魅力が加味された。このアルバムは大手レコードショップを中心にロングラン・ヒットを続け、雑誌「ADLIB」<アドリブ・アワード2007>の特別企画賞を受賞することとなった。

その後のLIVE DVD『男唄~THE 歌謡 SHOW~』、シングル「クレイジー節~昭和讃歩~」のリリース、さらに2007年の<FUJI ROCK>、2008年の<ARABAKI ROCK FEST>をはじめ全国各地で数々のライヴ、セッションを通じて、木村充揮×近藤房之助は共鳴と熟成を育んできたのだ。

木村充揮×近藤房之助、改めクレイジードッグスが、リリースするアルバムはそのままセルフタイトルとなる『クレイジードッグス』。7月22日の発売だ。なおリリースに先駆けて6月24日(水)からはiTunesにてアルバムの収録曲2曲(オリジナルソング「クレイジードッグ」、和田アキ子のカバー曲「どしゃぶりの雨の中で」)が先行配信される予定だ。

また、クレイジードッグスは、8月から全国ライヴツアーも予定されており、やる気満々、かなりのエネルギーが渦巻いている模様。これは強烈なパフォーマンスがくり広がられそうだ。

『クレイジードッグス』
2009年7月22日 発売 3,059円(税込)
1.クレイジードッグ
2.どしゃぶりの雨の中で(和田アキ子カバー)
3.ブルースが聞こえる
4.何でやねん?
5.Island Hope
6.コマルヨアルヨ
7.The House of Rainbow
8.宝さがし
9.沈下橋
10.今日もヨロシク
11.伊勢佐木町ブルース(青江三奈カバー)
12.1月の空の下で

作詞/作曲 木村充揮 # 1.4.6.8.10.
作詞/作曲 近藤房之助 # 3.5.7.9.
作詞・木村充揮 作曲・近藤房之助 #12.

<今夜はお前とクレイジー2009>
8月8日(土) 鹿児島 伊佐ミュージック・フェスティバル
8月7日(日) 福岡 博多GATES7
8月10日(月) 山口 BIG HIP
8月11日(火)、12(水) 広島 Club Cream
9月3日(木) 東京 渋谷CLUB QUATTRO
9月4日(金) 名古屋 CLUB DIAMOND HALL
◆クレイジードッグ・オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報