親子の絆を歌うアラン・クラークの「ファーザー&フレンド」が大ブレイク

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既にTVでも紹介されているので、耳に目にした人も多いのではないだろうか。今、本国オランダで大ブレイクしているのが、シンガーソングライター:アラン・クラークの「ファーザー&フレンド」、その人気が日本へ押し寄せてきているのだ。

ヒットのポイントは、親子でお互いを讃え合うというシンプルながら心にしみる歌詞と、ハートウォーミングなメロディ、そして何より、ソウルフルな歌声を聞かせてくれるのが脚色なしの実の親子という点だ。

(父)お前を見るたび 自分を見ているような気になる 誇りに思っているよ
(息子)あなたのお陰で今の自分がある
(父)より良い男になるために
(息子)そう、あなたを誇らしく思う
(父)私はここにいる 出来ることなら 父として友人としてありたいと思う
(父&子)いつもあなた(お前)を見るたびに

クラシック・ソウルの落ち着きと現代のポップさにアコースティックな暖かさを持ち合わせたアラン・クラークの作品は、多くの人に支持される潜在的な魅力に溢れている。

アラン・クラークは、2008年にリリースしたシングルが続々とトップ10入りし、一気にオランダの人気者となったが、下積み生活10年以上の苦労人が世に飛び出したきっかけがこの「ファーザー&フレンド」だった。彼が送り出した4枚のシングルのうち、最大のヒットとなったこの曲はオランダのシングル・チャートで7週連続2位を記録、アルバムはオランダのアルバム・チャートで52週連続エントリーを記録中であり、同国で今世紀最も売れたデビュー・アルバムとなっている。

彼の実の父親であるデーン・クラークとデュエットするこの曲はYOUTUBEで既に350万回以上再生されており、日本でも父の日を前に、急速に話題となり始めている状況にある。父親のデーンはKLMオランダ航空のエンジニアだが、様々なカヴァー・バンドで歌ってきたという経歴をも持ち、オーティス・レディングやサム&デイヴ、そしてジェイムス・ブラウンを十八番にしていたそうで、アラン本人も、自分にとって大きな影響を与えたアーティストだと認めている。
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