福原美穂、攻める体勢でさらなる飛躍を約束
◆福原美穂、攻める体勢でさらなる飛躍を約束 ~写真編~
タンバリンとカズーを携えた彼女が登場すると、仕事帰りのスーツ姿のサラリーマンから彼女と同年代の女性まで多くの観客で埋まった会場は、拍手と手拍子であふれ、その歓喜の声は最後まで途切れることがなかった。デビュー1周年を迎えた彼女に「おめでとう」という声も飛び交うなか、彼女は「今日は最初からズンズン行き過ぎちゃって舞い上がってるんですが、最後まで楽しんでください」と述べた。
ライヴはアルバム『RAINBOW』の収録曲を中心に、インディーズ時代に発表したミニアルバム『ROOTS』に収録されていたスティングやスティーヴィー・ワンダーのカバーのほか、アルバムに楽曲を提供してくれたUKのシンガー、サンディ・トムの「I wish I was a punkrocker」をこの日だけのスペシャルアレンジで演奏した。また、中盤には6月17日にリリースが決定したニューシングル「HANABI SKY」を披露。「20歳を過ぎても、恋がうまくできないという女の子の思いを込めた」というロックチューンで、改めて、ジャンルの枠に収まりきらないスケールの大きさを感じさせてくれた。
本編のラストを飾る「LOVE ~winter song」の前には、客席からのリクエストに応え、急遽、アレサ・フランクリンのカバー「Natural Woman」と「アメージング・グレイス」を歌うスペシャルなサービスもあった。さらに、ダブルアンコールを求める拍手のなか、ひとりでステージに登場し、キーボードの弾き語りで「優しい赤」を歌うと、会場はあたたかな感動と笑顔でつつまれた。
最後に、「1年前は想像してなかった世界です。本当にありがとうございます」と涙をこらえながら語り、「デビュー1周年を過ぎても、決して守りに入らず、ズンズン攻める体勢でいきたいと思います!」と、さらなる飛躍を約束してくれた。その言葉通り、4月22日からは「爽健美茶」の新CMへの出演、夏には数々の夏フェスへの参戦も報告された。
◆福原美穂オフィシャルサイト