ザ・ローリング・ストーンズ、ツアーでの鉄則

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ザ・ローリング・ストーンズのツアーでは、必ず守らなくてはならない2つの掟が存在するそうだ。そのうちの1つは、キース・リチャーズのご機嫌を損なわないため。キースはこれが破られると烈火のごとく怒り狂うという。

ミック・ジャガーはその鉄則をについてこう明かしている。「規則1、誘われるまでビリヤード台では遊ばない。2つ目、絶対にキース・リチャーズより先にシェパーズ・パイに手を出さないこと」

英国の伝統料理の1つシェパーズ・パイとは、ひき肉の上にマッシュ・ポテトとチーズを乗せオーブンで焼いたもの。キースは、自分以外の人がこのトップを崩してしまうのに我慢がならないようだ。

ザ・ローリング・ストーンズの元ツアー・マネージャーによると、一度この鉄則が破られたとき、激怒したキースは警備員とツアー・マネージャーを解雇したという(その後、それではツアーが継続できないと悟り、再雇用されたそうだが)。

ザ・ローリング・ストーンズとのツアーを経験している元ステレオフォニックスのドラマー、スチュワート・ケーブルもその禁を犯しそうになったことがあるという。彼はこう話している。「バックステージにパイがあったんだ。で、クリスマスの10歳の少年のように喜んで、皿によそったんだよ」ちょうどそのとき、ミック・ジャガーとロニー・ウッドが部屋に入ってきて、掟について言及したものの、最初は冗談だと思ったそうだ。しかし、マネージャーにパイを戻しトップを均すよう言われ、マジだと実感したという。ケーブルは、ケータリングのウェイトレスにも「規則を知らないのね」とたしなめられたそうだ。

Ako Suzuki, London
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