デイヴィッド・ギャレット、ポップスの名曲を驚異のヴァイオリン・テクニックで

いま最も注目を集める若手ヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットが、自身でプロデュースしたクロスオーバー・アルバム『ロック・プレリュード』をリリースした。

デイヴィッドは、ドイツ生まれで29歳のクラシック・ヴァイオリニスト。幼少期から頭角を現わし、わずか13歳にしてデビューアルバムをリリース。数々のオーケストラとの競演でも高い評価を得、その後ニューヨークに活動拠点を移した。2001年にはジュリアード音楽院に入学。

学生時代はモデルとしてファッション雑誌やファッションショーにも出演し、この分野でも注目を集めたほどのルックスとプロポーションの持ち主だ。

このたび彼が放つ『ロック・プレリュード』は、その名の通りロックの名曲を彼の卓越した演奏テクニックで弾きこなしたアルバム。マイケル・ジャクソン「スムース・クリミナル」や、クイーン、AC/DCのヒット曲をカヴァーしている。そのほかにも、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ、クラシックの名曲、そして自らが作曲した作品も収録している。

耳馴染みの深い名曲の数々をアグレッシヴで切れ味鋭いボウイングで弾きこなす。激しい曲は激しく、落ち着いた曲はメロウに、変幻自在のヴァイオリンの音色が、素晴らしいメロディを奏でる。“ヴァイオリンの異端児”との異名を持つデイヴィッドらしいアバンギャルドな作品になっている。

次はどんな発想でリスナーを驚かせてくれるのか。注目していてほしいアーティストだ。

◆デイヴィッド・ギャレット・オフィシャルサイト