I've、歌姫5人の新曲と出演映画が詰め込まれた設立10周年記念のCD BOXリリース大特集

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北海道・札幌の音楽集団I've 設立10周年記念のCD BOXリリース特集

5人の歌姫による対談 I've歌姫座談会

圧倒的な歌唱でI'veを盛り上げる 5人の歌姫のぶっちゃけトーク あんな話、こんな話、そんな話

島みやえい子

――そんな怪現象が……。

島みや:もっとすごい話があるんです。私のPVのためのスチール撮影があった日の夜に、ヘアメイクの女の子が「そういえば、島みやさんが撮影されていた洞窟に、黄色いテープで“MURDER”って書いてましたよね」って言うんですよ。そしたらカオリンが、「(あっけらかんと)あ、“マーダー”って殺人ていう意味だー。ですよねー」とか言ってて(苦笑)。「それってあそこが殺人現場だったってこと?」って、私がビビッてしまったんですよ。「そういえば……」と思い返すと、やたらと蝶々が飛んでいた場所だったんです。私はもうビビッちゃって、「殺人現場はやめようよ!」なんて言っていたんですけど、マネージャーが「でも、許可もとってあるので、今から変えるのは難しいです…」なんて言っていて。そうこうしているうちに、私の膝から下と肘から下の感覚が、まったく無くなっちゃったんですよ。冷たくなって「あれ、おかしいな……」と。その時、座っていたKOTOKOちゃんがトイレに立った瞬間、「うおおおおおおーーーー!」って、私『エクソシスト』みたいになっちゃって。

――えーー!

詩月:「うおおおおーーーー!」って、えい子先生が突然泣きだして。

島みや:その叫び声が漏れるから、自分で口を押さえるんですけど、それでもダメなくらい大声で叫んでいて。完全におかしくなってしまったんです。それで、正面に座っていたマネージャーが「これはヤバい!」と思ったみたいで、携帯を取り出して「もしもし、島みやさんが……。明日の現場変えられませんか?」と交渉を始めてくれて。そうこうしてたら、KOTOKOちゃんが戻ってきたんですね。そうしたら、何事もなかったかのように私も元に戻ったんです。

MELL

KOTOKO:そうそう。だから、私は何が起きていたのか全然わからなかったんですよ。

島みや:だから、KOTOKOちゃんにはよっぽど強力な何かが憑いているんだなって。そう思っているうちに、今度はヘアメイクの子に乗り移っちゃったり、その部屋にいる人みんなに乗り移っていっちゃって。

KOTOKO:私は何ともないから“ポカーン”としちゃって。良くわからない状況だったけど、しょうがないから、私がお払いの真似ごとのようなことをしたら、みんな治っちゃって(笑)。あれは不思議だった。

詩月:その次の日は、私のところに来ちゃったんですよ。

島みや:でも、その日はもうKOTOKOちゃんも強行スケジュールの疲れで頭痛がひどくて、もうヘロヘロで。「(素っ気なく)カオリン大丈夫―?」みたいな(一同笑)。

詩月:「今度はお前か!」みたいな感じでしたよね。

KOTOKO:本当に頭が痛かったんだってば(笑)!

島みや:いろいろ私が介抱してあげたんですけど、夜にお肉食べたらすっかり治っちゃって。しかもその後、カオリンが打ち上げのパーティーでシャンパンを地鎮祭のように撒き始めちゃったんですよ。

詩月:シャンパン・オープンとかやったことなかったから、中身を全部撒くものだと思ってたんです(笑)。

島みや:私はそれで足滑らして、一回転するくらいにすっ転んじゃって。「何なのこの旅……」って。

詩月カオリ

――まさに珍道中ですね。

MELL:私とまみちゃんは別日だったんですけど、何もなかったよね?

川田:ですよね?「誕生日おめでとー!」ってプールに投げられたくらいで、最高に楽しい旅行でした。だって、MELLさんのネグリジェ見放題だったし。

MELL:そうそう、打ち上げでまみちゃんへのプレゼントはプール投げ(笑)。しかもまみちゃん、ワタシがお風呂に入っていたら、急に入ってきてくれちゃったよね。

川田:だって、MELLさん一人でお風呂に入っているのに「きゃ、あはは、きゃはー!」みたいに言ってるんですよ(一同笑)。何がそんなに楽しいのか気になっちゃって、鍵も開いてたし覗きに行ったんです。それで、シャワーカーテンを“シャーッ”と開けたら、MELLさんが「きゃあん!」って。

MELL:そして一言、「私の予想通りだ!」ってまみちゃんも(笑)。入浴剤でお湯を紫色に濃く染めて、溶けるバラを浮かべまくってフラワーバスにしてたんです。本ツアーで女の子からいただいたプレゼントで一番多かったのが私の大好きなバラのバスグッズ。愛らしいお手紙を添えてくださったこととか思い出していたら、「ちょっといいです~? 何はしゃいでるんですかぁ」って。顔だけ出して「綺麗で楽しいですよぉ。一緒に入りましょ」って言ったの。

KOTOKO:何それ? いいなー。

――まるで天国と地獄ですね。

MELL:でも、不思議な写真も撮れましたよ。夜の月が綺麗なのでまみちゃんに撮ってもらったんです。見ると白い靄が無数に写りこんでいたりとか。それに私たちスタッフの真正面の海上から虹が出た時があったんです。その後、行く所行く所で虹が出て、祝福してくれているような安らかさを感じました。哀しい海が魅せた素晴らしく美しい虹を真近で感慨深く見ていましたね。大変な撮影な中での大きな喜びでした。

――そんなI've歌姫のみなさんの悲喜こもごもが詰まったスペシャルBOX、早くファンのみなさんに届けたいですよね。

KOTOKO:そうですね。みんなで演技を頑張った映画『Departed to the future』も、映画をモチーフにしたみんなの新曲も、苦労して撮影したPVも、全部一つに入っているので、ぜひ楽しみにしていてください!

――という感じで、今日はありがとうございました。

I've歌姫:ありがとうございましたー!

NEXT⇒『Departed to the future』予告編

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