I've、歌姫5人の新曲と出演映画が詰め込まれた設立10周年記念のCD BOXリリース大特集

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[BARKS FEATURE] I've Sound 10th Anniversary 北海道・札幌の音楽集団I've 設立10周年記念のCD BOXリリース特集

新たに書き下ろされた5人の歌姫の新曲とPVを完全収録

北海道・札幌で独自の活動を続ける音楽集団I've。その影響力はいまやコアファンはもちろん、一般的な音楽ファンにも及び、その楽曲を聴かない日はないといってもいいくらい。そのI'veが創立10周年を迎え、記念のCD BOXをリリースする。ここには、5人の歌姫たちそれぞれの新曲とそのPV映像、そして1月2日に行われた武道館公演のライヴ音源が入るほか、映画『Departed to the future』のDVDも入る。BARKSでは、これを祝って札幌にて突撃取材を決行。I'veの頭脳である高瀬一矢と中沢伴行に肉薄。さらに前代未聞、歌姫5人揃い踏みによる特別対談も実現させた。I'veの魅力とは何なのか、その秘密に迫る大特集だ。

『I've Sound 10th Anniversary「Departed to the future」Special CD BOX』 GNCV-0100 \10,500(tax in) 2009年3月25日発売

[DISC 1]川田まみ/L'Oiseau bleu
1.L'Oiseau bleu
2.風と君を抱いて -I'VE in BUDOKAN 2009 Live ver.-
3.L'Oiseau bleu -instrumental-
[DVD 1]
1.L'Oiseau bleu PV
2.「Departed to the future」Chapter1:MAMI
心音のようなビートの優しい鼓動と、ピアノとストリングスの甘まやかな音色が心地良く響き、ブレなく伸びる歌声とゆっくり絡み合う。「L'Oiseau blue」は、川田まみの歌声の魅力を再確認させてくれるような楽曲だ。映画視聴後、劇中に登場する“まみ”を思い、一人称を“僕”と綴る意味に行き着いた時、きっとジワリと心打たれるだろう。シンプルだが、実に奥深い味わいのある楽曲である。カップリングは、I'veファンからの支持が厚い「風と君を抱いて」。武道館の大舞台をものともしない、パワフルな歌声は圧巻の一言。

[DISC 2]KOTOKO/snIpe
1.snIpe
2.Close to me… -I'VE in BUDOKAN 2009 Live ver.-
3.snIpe -instrumental-.-
[DVD 2]
1.snIpe PV
2.「Departed to the future」Chapter2:KOTOKO
ケータイで繋がる人間関係。その小窓から見える世界は、果たしてリアルかアンリアルか。KOTOKOは、この「snIpe」に乗せてそう告発する。映画の主題でもあった対人関係の希薄さを、ケータイを示唆した(しかしそうとは言わない)言葉で一気に書き上げた。そのパワフルな歌詞が、扇情的でビートフルなサウンドと共に疾走する。タイトルの中で“I”だけ大文字なのは、それを銃口に見立てているから。そんなメッセージ性もKOTOKOらしい。カップリングは武道館で披露した感動の「Close to me…」だ。

[DISC 3]島みやえい子/Paranoia
1.Paranoia
2.To lose in amber -I'VE in BUDOKAN 2009 Live ver.-
3.Paranoia -instrumental-
[DVD 3]
1.Paranoia PV
2.「Departed to the future」Chapter3:EIKO
どこかに南国のレイヴ・ムードが漂う、涼やかで清涼感に溢れたトランシーなビートとサウンド印象的な「Paranoia」。島みやの歌声はまるで、そのビートに乗りスカイ・ブルーの空に溶けていくような昂揚感があり、「これぞI've sound!」とも言うべき真骨頂を見せつけた。現実と妄想が交錯する、虚無感が漂う歌詞にも、どこか神秘的な色味を帯びた魅力がある。カップリングは、重厚なサウンドとメロディで人気の高い「To Lose In amber」。武道館ライブ音源ならではのダイナミズムに圧倒されてほしい。

[DISC 4]MELL/殻の蕾
1.殻の蕾
2.美しく生きたい -I'VE in BUDOKAN 2009 Live ver.-
3.殻の蕾 -instrumental-
[DVD 4]
1.殻の蕾 PV
2.「Departed to the future」Chapter4:MELL
正統派なトランス・ナンバーとなった「殻の蕾」は、作編曲を手掛けたC.G mixらしい華やかなシンセ・サウンドが駆け抜ける。劇中で援助交際に明け暮れる“MELL”の幼く残酷な決意を、MELLは歌詞として見事に昇華している。カップリングは、「みんな、一緒に歌ってください。私の大切なデビュー曲です!」という叫びにも似たMCによって導かれたのは、もちろん「美しくいきたい」。10周年のアニバーサリー・イヤーに、原曲アレンジの「美しく~」を武道館で披露したMELL。その思いはファンにもきっと届いたはず。

[DISC 5]詩月カオリ/end of refrain ~小さな始まり~
1.end of refrain ~小さな始まり~
2.Senecio -I'VE in BUDOKAN 2009 Live ver.-
3.end of refrain ~小さな始まり~ -instrumental-
[DVD 5]
1.end of refrain ~小さな始まり~ PV
2.「Departed to the future」Chapter5:KAORI
タイトル曲「end of refrain」は、夕暮れを忍ばせるナチュラルなサウンドと、歩調に合わせるようなキックの鳴りが心地よいミディアムなバラード・ナンバー。愛らしさを強く押し出してきた今までの詩月カオリから一変して、芯の強さや、変わらない意思を感じさせる張りのある歌声が、精神的な成長を感じさせる充実の1曲となった。カップリングは、詩月楽曲の代表曲としてもお馴染みの「Senecio」。武道館という巨大なステージで、精一杯に、伸びやかに声を張り上げる彼女の姿が思い浮かぶ。

[映画DVD]
映画『Departed to the future』
監督:鈴木浩介
脚本:具光然
出演:池澤あやか/秋山奈々/楢原ゆりか/真下玲奈/森下千里 他
主題歌:Love Planet Five(I've Special Unit)
夜は暗殺を請け負うスナイパーとして暗躍するKOTOKO(秋山奈々)、キャバ嬢に変身する女高校教師EIKO(森下千里)、毎夜援助交際に精を出すMELL(楢原ゆりか)、姫コスプレに変身し万引きをするカオリ(真下玲奈)、そして、失恋し失意のまま夜の街を徘徊するまみ(池澤あやか)。5人は同じ高校に通い、毎日顔を合わせる関係だったが、それぞれの存在を意識することなく、感じることなく、日々を過ごしていた。しかし、その5人が突然夜の街で運命を交錯させる出来事が起こる。そして訪れる、少女の突然の自殺。同級生の死に直面し、困惑しながらも、それぞれが少女との関係性について、複雑な思いを語り始めた。しかしその時、学校のみならず、彼女たちの暮らす世界全体を巻き込んだ異常事態が発生する。人間が、消えた……。果たして人間とは?友情とは?彼女たちの運命は?そして辿り着いた“答え”とは。豪華キャスト演じる女の子5人の役名がI've歌姫と同じ名前であり、I've歌姫自身も総出演しているということで話題を集めた、この『Departed to the future』は、北海道夕張市にて行われた『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』に出品され、その全貌が明かされた。2、3度と繰り返し見ることで、最後に訪れる結末の捉え方や印象が変わってくるので、何度も何度も味わいながら、ぜひそれぞれの答えを見つけてもらいたい。

北海道・札幌を拠点に活躍するアーティスト/クリエイター集団“I've”による、1月2日に開催された一日限りの武道館公演『I'VE in BUDOKAN 2009~Departed to the future~』。その熱狂の模様を伝えるフォトアルバム

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