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■ 田島貴男からのコメント

今回は幸運だったというか、僕にとって本当に有り難いお話で、乗りに乗って楽しく仕事させていただきました。スタッフからこの仕事の話をきいてほぼ一日でアレンジができあがり、最初の打ち合わせのときにはすでにデモがほとんど出来上がっていました。

持田香織さんは今回初めてお会いしたのですが、物腰の柔らかさと下町育ちっぽい意気の良さがある方だなと思いました。歌のレコーディングのときは自ら何度も何度もトライしようしていて、歌に対する熱意を感じました。リズムレコーディングのときは美味しい「揚げまんじゅう」の差し入れなど、いつもいい雰囲気を作っていただいて、ミュージシャン、スタッフ皆楽しくレコーディングできました。

まさか1970年代の遠い未来である2009年に、あの「個人授業」を持田さんと自分がデュエットしてレコーディングするとは思ってもみませんでした。「おっぱいバレー」の時代、フィンガー5というスーパースターがテレビにいつも出ていた頃、ぼくは小学校低学年で、学校帰りに立ち寄る駄菓子屋に飾ってあった晃さんのトンボメガネが、もう欲しくて欲しくてしょうがなかったんです。今回カバーするにあたり、原曲を聴き直して、晃さんが、当時変声期以前の子供だったにもかかわらず、黒人的な歌唱法を身に付けていたことにあらためて驚かされました。

まだ現役選手だった長嶋茂雄、王貞治、大相撲輪島対先代貴乃花、山口百恵などの話題でクラス全員が盛り上がった時代。「若くてきれいな女の先生」は、それだけで男子学生達にとって「原動力」になり得たかもしれませません。あの頃日本は少年で、我々みんなの胸に、「憧れ」 という気持ちが生き生きと濃いタッチで鮮明にあったように思います。だからいまぼくたちはこの映画を見て、なにか甘酸っぱいような気分になるのでしょう。いまこの「おっぱいバレー」の時代を振り返り、「憧れ」、「原動力」、「動機」が、どのように作られていたのか、確かめてみるのも良いかもしれません。

田島貴男

◆「『おっぱいバレー』主題歌はもっちー&貴男」ニュース

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