RMEよりPCI Express対応インターフェイス「HDSPe RayDAT」リリース

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数多いオーディオインターフェイスの中でも安定性と音質で定評のあるRMEからPCI Express対応の「HDSPe RayDAT」が登場した。既発売の「HDSP 9652」のPCI Expressバージョンにあたるデジタルインターフェイスで、レコーディングからマスタリングまでの幅広い用途に対応。ADAT オプティカル入出力4 系統に加え、S/PDIF入出力、AES/EBU入出力を各1系統、およびMIDI入出力2系統を装備する。国内発売はシンタックスジャパン。

高性能ジッター抑制機能(SteadyClock)、MIDIリモートコントロール制御対応DSPベースのリアルタイムミキサー/ルーター「TotalMix」を搭載。アップデートソフトウェアにより既存のファームウェアの機能拡張、調整、修正ができ、常に最先端のOSやその他のソフトウエア環境に対応可能だ。また、PCI Expressに対応したことで、パケットベースの全二重通信により、各方向につき最大500~250MB/sの伝送レートを提供するという。

ADATオプティカルI/Oは、インサートとして利用するエフェクトデバイスをはじめ、ミキシングコンソール、その他外部コンバーターなどに接続可能。Micstasy、DMC-842、ADI-8 QS、OctaMic IIを別途利用することで、最大32チャンネルの入出力環境を装備できる。

AES/EBUもサポートするS/PDIFコアキシャルI/Oは、192kHzまで対応(S/PDIF信号をオプティカル入出力に切り替え可)。また、S/MUX、およびS/MUX4に対応し、48kHzでADAT32チャンネル入出力、96kHzで16チャンネル入出力、192kHzで8チャンネル入出力をサポートする。DSPベースでコンピュータのCPU に負荷をかけない、RME独自のパワフルなデジタルリアルタイムミキサー「TotalMix」を装備することで、これら豊富な入出力を自由にルーティング/ミックスができるのも魅力だ。

インターフェイスとしての魅力は入出力以外にも数多く備えている。低レイテンシー設計も特徴のひとつ。HDSPシリーズは、サンプルバッファーの概念では不可能とされていた驚異的、圧倒的な低レイテンシー設定を実現したことで、その地位を確立した。本機はレイテンシー(音の遅れ)を8段階で設定可能。最小0.7msまで抑えることができるようになっている。

SteadyClockは、すべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行う機能。いかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的な基準クロックとしてすべてのデジタル出力から送信可能だ。

マルチ解析ソフトウェアDIGICheckは、デジタルオーディオストリームの計測、解析を行うために開発されたRME独自のユーティリティ。レベルメーターをはじめ、スペクトルアナライザー、オシロスコープ、Bit Statistics&ノイズメーター、CPU負荷を極限まで抑えた長時間録音用のマルチ録音機能等を搭載している。

◆動作環境
Windows
・PCI Epress規格の空きスロット×1(同梱拡張ボード使用時は空きスロット×2)
・Windows 2000 SP4以降、XP SP1以降、XP 64bit Edition、Vista Home/Premium/Ultimate
・デバイスドライバ:ASIO 2.0、GSIF2、WDM(すべてマルチクライアント対応)
Mac
・PCI Epress規格の空きスロット×1(同梱拡張ボード使用時は空きスロット×2)
・Mac OS X(Intel Mac) 10.4.8以降
・デバイスドライバ:Core Audio、Core MIDI

◆PRO LINE HDSPe RayDAT
価格:オープンプライス
発売日:発売中

◆シンタックスジャパン
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