The View、待望の2ndアルバム『Which Bitch ?』をカイルとキーレンが徹底解説 その2

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待望の2ndアルバム『Which Bitch?』のリリースを2月11日に控えるThe View。作詞作曲をメインで手がけるツートップ、カイルとキーレンの2人がアルバム収録曲の全曲について語る第二回目だ。The Viewのアルバムを120%楽しむために、しっかりチェックしてね。

3日連続の全曲秘話。今回は5~9曲目まで。

さらに今回は、彼らのナマの姿に迫る突撃インタビューの映像を公開する。真面目なのか不真面目なのか、なかなか掴みがたい彼らだが、真摯なメッセージについて熱く語ってくれている姿は見逃せない。こちらもどうぞ。

◆インタビュー映像

5.「ショック・ホラー」 The View的“最下層ですが・・・何か?”
カイル・ファルコナー(以下、カイル):くつろいで楽しく時間を過ごすって曲だね。俺は最下層で楽しんでるよ。上まで上りつめられればいいなってね。時間を無駄にするなって感じかな。歌詞にするにはいい内容だよ。(キーレンに)キーレンがアコースティック・ヴァージョンで作ってて、超のろいテンポに仕上がっていた。

キーレン・ウェブスター(以下、キレーン):だからそれは完全に反故にして歌詞だけ取っておいたんだ。

カイル:俺らは長いことスタジオにいて何もやってなかったからよかったよ。いい出発点になった。それがなければ進展なんてなかっただろうな。

キーレン:いつもどおり酔っ払ってて、何もやってないように感じたよ。でもそれからグラス・スマッシュ、ギヴ・バック・ザ・サン、ショック・ホラーができ上がったんだ。

6.「アンエクスペクテッド」 カイル、父の死を乗り越えて作られた号泣ソング
カイル:俺が16歳のころ、親父が死んだ直後に作った曲。ストリングスは後々つけたものなんだ。俺らはずっとこの曲をフリートウッド・マックみたいな感じにしたくて構成を組み立てたんだ。最初、シンセサイザーのストリングズを試してみたけど全然うまくいかなかった。だからニューヨークでストリングズをやってくれるオーリィー・クラウスに頼むことにした。衝撃的だったよ、曲自体ちょっと変わった気がした。すげぇいい雰囲気なんだ。ストリングズを使おうなんて思ったことはなかったんだけど、オーリィーはホントに天才なんだ。ニューヨークの自分のアパートで全ての楽器を一個ずつ全部自分で弾くんだよ。

キーレン:しかもたった24時間でね。たぶん俺はそれに一番衝撃を受けたと思う。向こうに曲を送るとオーケストラをつけて返してくるんだ。しかも正確なものをね。彼の編曲は常に完璧なんだ。

7.「グラス・スマッシュ」 深夜に起きたアノ事と、名匠オーウェンのコーラスが産んだ名曲
キーレン:これはカイル・ファルコナー合唱隊って感じだな。

カイル:実は冒頭の部分はオーウェン(オーウェン・モリス、プロデュサー)が歌ったものなんだ。俺は真ん中の部分しか歌ってなくて、オーウェンが冒頭に付け加えたんだよ。俺は冷蔵庫にビールを取りにいってて戻ってきたときに「こんなのどう?」って言われた。「すげえ(笑)」って思ったよ。忘れられないな。

キーレン:深夜に起きる出来事について歌ってるんだ。実は俺と彼女の喧嘩についたなんだけど。結構やばい喧嘩になる。最終的には仲直りするんだけどね。

8.「ディスタント・ダブロン」 (マーラー+死)-レディオヘッド=!?
カイル:俺とオーウェンがマーラーの曲を聴いてた。死を連想させる曲なんだ。だからスタジオで二人とも曲に取り付かれてた。いつも二人でマーラーを聴いてた。この曲はそんな影響で作り始めたんだ。昔ながらの宝島を目指す海賊とダンディー人を比較したような内容になってる。宝を追うっていうステレオタイプを比較したんだけどね。俺以外のメンバーは彼女に会いにいって、俺はオーウェンと座って曲を聴いてた。何もやることがなかったからアルバムを何度も繰り返し流してたんだ。それでジム・ホーキンズについて少しずつ曲を書き始めたんだ。そしたらオーウェンが「一丁やってみるか」って言って曲のきっかけになったピアノを弾き始めた。18テイク生演奏を録って、その中で一番出来のいいものをストリングズをつけてもらうためにオーリィーに送ったんだよ。

キーレン:信じられなかったよ。レディオヘッドを見に行って戻ってきたら一曲終わってたんだから。「すげえ!」って思ったね。アルバムの中で俺が好きな曲のひとつだよ。

カイル:カークトン(ダンディーにある地区)でバイクをパクられるって歌詞があるんだ。面白いだろう? いい比較になってる。二つの異なる時代をサビでまぜこぜにしてるんだ。

9.「ジミーズ・クレイジー・コンスピラシー」 The View的“信じるも信じないも、あなた次第”なお話
カイル:これはジミーとクラーキーっていう俺たちの仲間二人の歌。いつも意味もなく喧嘩してるんだ。

キーレン:二人とも頑固だからな。

カイル:やつらの言い争いのハイライトを少しずつ取り上げて曲にしてあるんだ。俺らはみんなイルミナティ(現実の歴史、およびフィクションに登場する秘密結社の名称)関連の話を取り付かれたようにネットで見てたんだけど、「おい、これみたかよ?」みたいなノリだったんだ。でもジミーはそれを深く掘り下げだした(笑)。それでヤツは俺は知りすぎたって超真剣に言い出したんだ。

キーレン:でもヤツら(イルミナティ)もあいつが知り過ぎだってこと気づいてる(笑)。

カイル:ネットにログインしてるかどうかチェックされてるって言い出すんだぜ。

アルバム『Which Bitch?』の発売を記念して、<“Which Bitch?” 熱狂ヴァーチャル・ライヴ ~Supported by MUSIC ON! TV & nano・universe>というイベントも開催。彼らの未発表最新ライヴ映像やドキュメンタリー映像をいち早く体感できる超スペシャルな一夜限りのヴァーチャル・ライヴ・イベントだ。当日イベント参加者全員にはそこでしか手に入らないスペシャルな限定バンダナもプレゼントされる。このイベントにBARKSユーザー2組4名様をご招待する。

<“Which Bitch?” 熱狂ヴァーチャル・ライヴ ~Supported by MUSIC ON! TV & nano・universe>
■日時:2009年2月20日(金)
■会場:都内某所 ※当選者のみに通知
■開場:18:30 / 開演 19:00
■招待:2組4名様
◆プレゼント応募

◆iTunes Store The View(※iTunesが開きます)
◆BMGジャパン The Viewページ
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