中村つよしの「愛のカタチ」、励ましと感動を

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日本テレビ『誰も知らない泣ける歌』で紹介された中村つよしの「愛のカタチ」が、多くの涙を誘った。

◆「愛のカタチ」試聴
◆「カセキ」試聴

「カセキ」と「愛のカタチ」が収録されたシングル「カセキ/愛のカタチ」は、約一年前、2008年1月23日にリリースされた。シンガー・ソングライター中村つよしが自らの介護体験をもとに書き上げた「愛のカタチ」は、アルツハイマー病を患った祖母を母と共に介護した1年間が元となった。「幼いころからおばあちゃん子だったので、他人任せにしたくなかった」と彼は振り返る。

夜通しの介護を続け、眠らぬままに仕事へ向かう日々が続く。病気が進行するにつれ、祖母は介護に心身を注ぐ彼や彼の母の顔を忘れていく。言葉にできぬ辛さが身体を突き抜ける。

そんな祖母でも、亡き夫のことは決して忘れなかったという。感動した中村つよしの思いは「愛のカタチ」という曲を生み出した。

◆中村つよしメッセージ映像

<幾年老いて あたしの記憶を 病が徒に食らえども 愛子の名を忘れ 我が名を忘れ それでもあなたを 忘れません> 柔らかなメロディながら心に強く強く染みていくこの作品には、介護の悩みを抱える多くの人に励ましと感動を与える力が宿っている。

音楽の持つ力、その潜在的な静かなるエネルギーは、病んだ日本、病んだ地球を優しく包み込んでくれるだろう。
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