BARRIER FREE、ジャマイカでその名を強烈アピール

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現地時間2008年7月27日(日)にレゲエの本場ジャマイカ、ポートモアのFort Clarence Beachで開催された<FULLY LOADED>。毎年1万人以上の観客動員を誇るこの夏の一大ビックイベントに、大阪出身のレゲエSound:BARRIER FREE(バリアフリー)が日本代表として出演を果たし、会場を沸かした事で一躍世界中のレゲエファンにその名が知れ渡る事となった。

イベント<FULLY LOADED>もクライマックスへと向かう現地時間AM3:00頃、当日用のスペシャルな曲をバックに空手着のコスチュームでステージに現れたBARRIER FREEのDOCTORに会場は大盛り上がり。その後も現地語(パトワ語)での観客とのコミュニケーションやそのパフォーマンスに会場は盛り上がりを見せ、現地のジャマイカ人たちに強烈な印象を残した。

BARRIER FREEは今回の<FULLY LOADED>出演によりジャマイカのテレビ局RE-TV、Hype-TVや新聞XTRA-NEWS、STAR紙などの現地マスコミでも取り上げられ、その存在がアピールされたことで、今後における世界進出への期待も急速に高まったことだろう。

BARRIER FREEは結成7年のキャリアを持つDOCTOR(ドクター)とKSK(ケーエスケー)の2人からなるレゲエSoundだ。移動式の野外ダンスパーティを提供する音響設備、あるいはそれを提供する集団をSOUND SYSTEM(サウンドシステム)、略して単にSoundと言うが、その集団(クルー、サウンドマン)は、曲を掛ける“セレクター”、セレクターのかける曲を説明するなどして場を盛り上げる“MC”などで構成される。

そもそもジャマイカの音楽史、とりわけダンスホール・レゲエにおいては欠かすことのできない要素だが、そんなレゲエSoundのBARRIER FREEは、地元大阪ではアメリカ村のClub Jouleでレギュラーイベントを長年にわたり主催する一方、日本各地のレゲエ・イベントにも多数ゲスト出演しており、2008年5月には、大阪城野外音楽堂でBARRIER FREEのSOUND SYSTEM初披露イベント<REBEL CAMP>を開催し、約5000人の観客動員を記録した。

2006年にMIGHTY CROWN、2007年にINFINITY 16に続き、ジャマイカの大人気の野外フェス<FULLY LOADED>に参加した日本人として、3組目となったBARRIER FREE。世界中のレゲエSoundが出演するこのイベントで沸かした彼らの功績は、世界から逆輸入の形で日本に入ってくることになるのかもしれない。

BARRIER FREEは、今秋<REBEL CAMP>の模様を収録したDVDをリリースする予定となっている。
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