「シニア層=演歌好き」にあらず、好きなアーティストにサザン、コブクロ…
リサーチTVなどを運営するネットエイジアが、男女50歳~79歳のシニア層500名(男性:250名、女性:250名)を対象に「シニア世代における音楽鑑賞に関する調査」を実施、結果を発表。シニア世代から支持が高いアーティストとして、今年デビュー30周年を迎えるサザンオールスターズの名前が挙げられた。
最も好きな歌手、アーティストを自由回答で訊いたところ、シニア男性で最も支持が高かったのがザ・ビートルズ。次いで同数でサザンオールスターズと美空ひばりが挙げられている。その他、中島みゆき、井上陽水も多くなっている。一方のシニア女性で最も支持を集めたのは、サザンオールスターズで、次いでコブクロ。その他、徳永英明、小田和正、さだまさし、中島みゆきも回答が多く集まった。
また、シニアにとっての音楽の位置づけを調べるために、“自分自身にとって音楽とはどのようなものか?” というのを複数回答形式で質問したところ、最も多かった回答は、「気分をリフレッシュしてくれるもの」で70.8%、次いで「心を癒してくれるもの」が63.0%と、気分転換として音楽鑑賞をしているというのが明らかに。
シニアの好きなジャンル、といえば「演歌」が浮かびそうだが、実際は事情が少し異なる模様。好きな音楽のジャンルを1位から3位までランキング形式で訊いてみたところ、最も1位回答が多かったのが「日本のポップス・歌謡曲」で225名の回答があった。次いで1位回答が多かったのは「クラシック」で63名、以下「フォーク」(36名)、「海外のポップス」(35名)となっている。「演歌」を1位に挙げたのは31名。
多感な学生時代に聴きあさった音楽が、いくつになってもフェイバリット・ソングとして心にあり続ける…それが音楽のひとつの真理。年をとったらいつかは演歌を聴くのだろうという解釈は明らかに誤りだ。現在のシニア層が若いときに流行った音楽・支持された作品こそ、まさしくこのランキングそのものであることをみると、演歌に心を焦がした世代はもはや消えつつあるのかもしれない。現在のジェロ人気を筆頭に演歌が再燃すれば、30年後にはシニアの関心は演歌にシフトされる可能性も…? 70~80年代ロックのリバイバルブームが中高年層を中心に起こっているが、この影響が大きなムーブメントサイクルを作り出すのかもしれない。
と、ここまでシニアの音楽的嗜好について調べてきたが、音楽の購入アクションについて調べてみると、決してアクティブではないことも明らかに。
ここ1年間で音楽CDを購入、レンタルした枚数やインターネットで有料でダウンロードした曲数を訊いてみると、音楽CDを購入した枚数は、「0枚」(購入していない)が44.6%、1枚以上の購入者は55.4%。「1~2枚購入」が22.0%、「3~4枚」が15.6%、「5枚~9枚」が11.2%、「10枚~19枚」が4.4%、「20枚以上」は2.2%だった。また、レンタルについては「0枚」(1年間レンタル経験なし)が61.8%でTOP。
有料のパソコン音楽配信サービスでダウンロードした曲数については、「0曲」が75.6%とTOPである一方で、「1~4曲」11.4%、「5~9曲」5.8%、「10~19曲」3.6%、「20曲以上」3.6%。1~4曲購入したユーザーが10%を超えるなど、パソコンでの配信楽曲の購入率が予想外に高いが、これはこのリサーチがパソコンを用いて行なわれていることから、パソコンを使ったサービスについて親和性の高いユーザーが回答しているのではないかと思われる。ちなみにケータイの有料ダウンロードについては、「1~4曲」9.0%、「5~9曲」2.2%、「10~19曲」2.0%、「20曲以上」は1.0%で、「0曲」が85.8%だった。
さらに、アンケートでは、ここ1年間でライヴやコンサートへ足を運んだという人は、全体の1/3という結果も出ている。
アンケートで “好きなアーティスト” として名前の挙がったサザンオールスターズ。30年のキャリアゆえに幅広い層に人気なのだろう。彼らは今年の夏、30周年を記念した<サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE>を日産スタジアムにて行なうが、もしかするとこのライヴに足を運んだり、WOWOWの独占生中継(http://www.wowow.co.jp/music/sas/)をテレビの前で楽しみにしているシニアも多い…かも?
●“自分自身にとって音楽とはどのようなものか?”(「シニア世代における音楽鑑賞に関する調査」)アンケート詳細
最も好きな歌手、アーティストを自由回答で訊いたところ、シニア男性で最も支持が高かったのがザ・ビートルズ。次いで同数でサザンオールスターズと美空ひばりが挙げられている。その他、中島みゆき、井上陽水も多くなっている。一方のシニア女性で最も支持を集めたのは、サザンオールスターズで、次いでコブクロ。その他、徳永英明、小田和正、さだまさし、中島みゆきも回答が多く集まった。
また、シニアにとっての音楽の位置づけを調べるために、“自分自身にとって音楽とはどのようなものか?” というのを複数回答形式で質問したところ、最も多かった回答は、「気分をリフレッシュしてくれるもの」で70.8%、次いで「心を癒してくれるもの」が63.0%と、気分転換として音楽鑑賞をしているというのが明らかに。
シニアの好きなジャンル、といえば「演歌」が浮かびそうだが、実際は事情が少し異なる模様。好きな音楽のジャンルを1位から3位までランキング形式で訊いてみたところ、最も1位回答が多かったのが「日本のポップス・歌謡曲」で225名の回答があった。次いで1位回答が多かったのは「クラシック」で63名、以下「フォーク」(36名)、「海外のポップス」(35名)となっている。「演歌」を1位に挙げたのは31名。
多感な学生時代に聴きあさった音楽が、いくつになってもフェイバリット・ソングとして心にあり続ける…それが音楽のひとつの真理。年をとったらいつかは演歌を聴くのだろうという解釈は明らかに誤りだ。現在のシニア層が若いときに流行った音楽・支持された作品こそ、まさしくこのランキングそのものであることをみると、演歌に心を焦がした世代はもはや消えつつあるのかもしれない。現在のジェロ人気を筆頭に演歌が再燃すれば、30年後にはシニアの関心は演歌にシフトされる可能性も…? 70~80年代ロックのリバイバルブームが中高年層を中心に起こっているが、この影響が大きなムーブメントサイクルを作り出すのかもしれない。
と、ここまでシニアの音楽的嗜好について調べてきたが、音楽の購入アクションについて調べてみると、決してアクティブではないことも明らかに。
ここ1年間で音楽CDを購入、レンタルした枚数やインターネットで有料でダウンロードした曲数を訊いてみると、音楽CDを購入した枚数は、「0枚」(購入していない)が44.6%、1枚以上の購入者は55.4%。「1~2枚購入」が22.0%、「3~4枚」が15.6%、「5枚~9枚」が11.2%、「10枚~19枚」が4.4%、「20枚以上」は2.2%だった。また、レンタルについては「0枚」(1年間レンタル経験なし)が61.8%でTOP。
有料のパソコン音楽配信サービスでダウンロードした曲数については、「0曲」が75.6%とTOPである一方で、「1~4曲」11.4%、「5~9曲」5.8%、「10~19曲」3.6%、「20曲以上」3.6%。1~4曲購入したユーザーが10%を超えるなど、パソコンでの配信楽曲の購入率が予想外に高いが、これはこのリサーチがパソコンを用いて行なわれていることから、パソコンを使ったサービスについて親和性の高いユーザーが回答しているのではないかと思われる。ちなみにケータイの有料ダウンロードについては、「1~4曲」9.0%、「5~9曲」2.2%、「10~19曲」2.0%、「20曲以上」は1.0%で、「0曲」が85.8%だった。
さらに、アンケートでは、ここ1年間でライヴやコンサートへ足を運んだという人は、全体の1/3という結果も出ている。
アンケートで “好きなアーティスト” として名前の挙がったサザンオールスターズ。30年のキャリアゆえに幅広い層に人気なのだろう。彼らは今年の夏、30周年を記念した<サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE>を日産スタジアムにて行なうが、もしかするとこのライヴに足を運んだり、WOWOWの独占生中継(http://www.wowow.co.jp/music/sas/)をテレビの前で楽しみにしているシニアも多い…かも?
●“自分自身にとって音楽とはどのようなものか?”(「シニア世代における音楽鑑賞に関する調査」)アンケート詳細
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