音楽からエコ!坂本龍一、全CDをカーボンオフセットに

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今日6月5日は世界環境デー。地球環境について考えるこの日、音楽業界からも環境に配慮した取り組みが発表された。

avexと坂本龍一らによるレーベル「commmons」は、6月発売の作品から、リリースアイテムの全てをカーボンオフセットにすると発表した。

●カーボンオフセットCDのひとつ、坂本龍一「koko」のCD情報
https://www.barks.jp/cdreview/?id=2000471747

4月にアップルストア銀座で行なわれたトークイベントで、“commmonsレーベルからリリースするCDは「カーボンオフセットCD」にしたい” という持論を展開した坂本龍一。今回の全リリース作品カーボンオフセットという決定は、かねてからの彼の希望・活動が実を結んだということになる。

合い言葉は「commmons for GREEN!」。まさに「グリーンレーベル」として歩みはじめた「commmons」の取り組みには、アーティスト、や制作側だけでなく、我々ユーザーも彼らの活動を理解すること、そして協力することが必要だ。

「commmons」から現在リリースされているカーボンオフセットCDと、今後リリース予定のカーボンオフセットCDは以下のとおり。

坂本龍一「koko」
坂本龍一+高谷史郎「Life - fluid,invisible,inaudible...」
alva noto+ryuichi sakamoto「utp_」(2008/6/25リリース)
VA「にほんのうた 第二集」(2008/7/23)

※ カーボンオフセット製品とは?… CD(やDVD)を制作して、店頭に届くまで(スタジオ作業→ディスクの製造→流通)の過程で排出した二酸化炭素(カーボン)を吸収してもらう森を育てることで、相殺(オフセット)する製品のこと。森林設備コストは二酸化炭素1kgあたり20円。シングルCD1枚を製造・流通するのに約3kgの二酸化炭素を排出するので、およそ60円かかる。
「commmons」は、このコストを環境保全団体に支払うことになる。

commmons
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