ウィーザー、BoA「メリクリ」を日本語でカバー

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Weezerの最新アルバム『ザ・レッド・アルバム』日本盤に収録されるボーナストラックが、リヴァースたっての希望で、自分が好きなJ-POPを日本語でカヴァーするというサプライズがあることは既にお伝えしてきたとおりだが、遂にその曲が判明した。

なんとBoAの「メリクリ」だ。おう、ほんとにサプライズッ!

世界的活動を行なうロック・バンドがJ-Popを…しかもそのまま日本語でカバーすることは実に異例のこと。

そもそもウィーザーの新アルバム『ザ・レッド・アルバム』発売に際して、発売される国々それぞれの人気曲をボーナス・トラックとして収録しようという企画の一環で、日本においてはBoAに白羽の矢が立ったことになる。フロントマンのリヴァース・クオモの妻(日本人)からBoAの楽曲を薦められ、ウィーザーが純粋にBoAにほれ込んだという経緯で実現したこの“メリクリ”カバー曲、実に楽しみなボーナストラックだ。

僕は他人から勧められた曲に対して常に懐疑的になって、結局その曲を嫌いになってしまうんだ。でも、今回BoAの「メリクリ」と言う曲を妻のキョウコに紹介された時、僕は驚いたよ!彼女のテレビ・パフォーマンスを何度も見て、iTunesで曲もダウンロードしたんだ。スタジオで仕事している時も「メリクリ」のメロディが頭から離れなくて、完全に虜になってしまったんだ。すごく好きな曲だから、難しかったけどピアノで弾いたり、もっと大変だったけど日本語で歌えるように頑張ったよ。この曲のカヴァーは僕にとってとても良い経験だったと思うよ。大好きな曲だっていうこともあるけど、妻が僕のことを本当に理解してくれていて、何が好きか知っていることを、この曲を聴く度に思い出させてくれるからね。──リヴァース・クオモ

メリクリは私にとって、とても大切で、大好きな楽曲です。今回、世界的なアーティストであるWeezerさんが、楽曲を気に入ってくれて、本当に驚いてますし、すごく嬉しく思います。すごく心を込めて歌ってくれた事が伝わる、あたたかいメリクリ。沢山の人に聴いてもらいたいです。いつか、ステージで一緒に歌える日を楽しみにしています!──BoA

僕は昔から新旧問わず洋楽ロックには大変興味があるのですが、仕事柄メロディ優先で「歌」が美しいかどうかを最重視してしまいます。その中でも、ウィーザー/リヴァースの作るメロディは、数多いるバンドの中でも非常に叙情的で、日本人の琴線に触れる楽曲が多いと思います。それはおそらくリヴァースが日本人的感性を持っているに違いありません。「メリクリ」を気に入ってもらえたのは大変光栄です。同じミュージシャンとして、僕のメロディを認めてくれたリヴァースにとても親近感を覚えます。これからのウィーザーのさらなる快進撃を期待します。──原一博(メリクリ作曲家)

『ザ・レッド・アルバム』は2008年6月4日リリースである。
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