ちょっぴりHな美勇伝よ永遠なれ! ラストシングル「なんにも言わずに I LOVE YOU」

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石川梨華、三好絵梨香、岡田唯の美勇伝が、6月のライヴツアー<美勇伝コンサートツアー2008初夏 美勇伝説V ~最終伝説~>をもって活動終了する。

バニーガール姿の「愛すクリ~ムとMyプリン」や、3人の天使たちの笑顔と谷間が素晴らしかった「恋する♡エンジェル♡ハート」などなど、彼女たちの作品はBARKSのユーザーを含めたネットユーザーからの関心も高く、作品がリリースされるというニュースが流れるたびに “次はどんな姿で魅了してくれるのだろう” と心待ちにしていたファンも多かったはずだ。

そんな美勇伝にとって、ラストシングルとなるのが「なんにも言わずにI LOVE YOU」。モーニング娘。ファンにとってはおなじみのナンバーのカヴァーだ。

●美勇伝「なんにも言わずにI LOVE YOU」のCD情報
https://www.barks.jp/cdreview/?id=2000476534

打ち込み主体のオリジナル版とは異なり、美勇伝ヴァージョンは生楽器主体のバンドサウンド。バックで薄っすらとコードを奏でているオルガンの音色が、ザ・ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」で印象的なメロトロンを彷彿とさせて、オリジナルよりも叙情感が色濃く出ている。また、<なんにも言わずに / これからも / 大切にしてね>というサビが、美勇伝のこれまでの活動を走馬灯のように思い出させ、さらにこれからの活動を期待させる。

つんく♂のインスピレーションで彼女たちのラストシングルとなったというこの楽曲。タイトルのみが発表された際には “なぜ最後のシングルなのにカヴァーなの?” と思った美勇伝ファンも多かったと思うが、実際の曲を聴いてみると、このカヴァーはオリジナルに勝るとも劣らない出来。曲調、アレンジ、ヴォーカルはもちろん、このタイミングでのリリースといったところまで、完全に彼女たちのための楽曲といえるほどにピッタリとハマっている。

また、カップリングにはそれぞれメンバーをフィーチャーした3曲も収録。石川梨華の「思い出は彼方」は、アップテンポなロックチューン。ハンサムな梨華ちゃんのヴォーカルが堪能できる。「あの夏の夜」は三好絵梨香がヴォーカル。オリエンタルなメロディーラインが特徴的なバラードで、夏の空と恋に破れた女心を三好が歌い上げる。岡田唯の「最後の夏休み」は、今の恋に終止符を打たんとする女の子の物語を歌ったポップチューンだ。

“チャーミング” という単語は彼女のためにあるような、そんな絶対的な魅力と、“鳥が本当に嫌い” といったコミカルな面(もちろん本人はいたってマジなのだが)を併せ持ち、そして実は、自分たちの作品やステージに対して誰よりもストイックに取り組むことで、美勇伝ファン以外からも高い人気と知名度、注目度を得た石川梨華。 “ハロー!プロジェクトNo.1” とも言われるスタイルのよさを武器に、雑誌のグラビアでは青少年の視線を豊満な胸元に集中させ、さらにバラエティ番組では里田まいとともに、ある種の “独特な世界観” を披露するなど、最近特に活躍が目立つ岡田唯。マイクロ・コケティッシュな外見に、つんく♂曰く “(唄もダンスも)エロエロビームを出しながら表現できるアーティスト” な三好絵梨香のユニット、美勇伝。

思えば、コアなファンからの評価は別として、これから先、音楽を通じてエロでも破廉恥でも卑猥でもなく、“ちょっぴりエッチな” もしくは “健康的なお色気” エンターテインメントを提供してくれる彼女たち以上のユニットというのは、そうそう生まれ出ることはないだろう。

ユニットとしての活動終了を惜しみつつ、今後の彼女たち個人の活動にも注目してほしい。

●最後の3人の画像も追加! 美勇伝のフォトアルバム
https://www.barks.jp/feature/?id=1000031715
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