ジェニファー・ロペス、遂に全米ツアー・スタート!初日レポ
新作アルバム『ブレイヴ』のリリースを目前に、ジェニファー・ロペスが、自身のキャリア初となる全米ツアー<JENNIFER LOPEZ & MARC ANTHONY EN CONCIERTO>をいよいよスタート!
そのタイトルどおり、ジェニファーが夫マーク・アンソニーと一緒に回るこの豪華ツアー。今年7月の企画発表以来、アメリカはもちろん、世界中のファンが首を長くしてその幕開けを待っていた、というのは言うまでもない。
記念すべき初日の会場となったのは、ニュージャージー州アトランティック・シティにある、トランプ・タージマハル・カジノホテル内アリーナ。
ジェニファー・ロペス、遂に全米ツアー・スタート!初日レポ ~写真編~
https://www.barks.jp/feature/?id=1000034625
予定より少々遅れて午後8時40分にスタートしたこの夜。ラテン系コメディアン、ジョーイ・ベガによる20分のオープニング・パフォーマンスが終わり、スーパースター・カップルの姿を一秒でも早く見たい!と客席はそわそわ。そして9時15分、照明が落ちてメインセットの始まりが合図されると、会場からは早くも「マーク!」「ジェニファー!」と大きなエールが。
青白い光の中、スモークと切ないスパニッシュ・ギターの音に包まれて最初に現れたのはマーク・アンソニー。観客の絶叫が広がるとともにラテン色100%のパーカッションが高鳴り、この夏、彼がジェニファーと共演した映画『エル・カンタンテ』のサントラ収録曲「アグアニレ」でスタート!
テンポよく2曲目「バリオ・ラ・ペーナ」へ持ち込み、延びある歌声ですっかり観客を惹き込んだマーク。パーカッションが軽いリズムを刻む中、「今晩は、すごく特別な夜なんだ!」とひと言。スペイン語バラードとサルサを交えながら、次々と自らのヒットをパフォーマンス。会場では、ノリのいいリズムに踊りだす人続出。
「この次の曲は、僕のお気に入りの曲のひとつ。もう何年も昔に書いたもので、当時は今の自分がどんな人と一緒にいることになるかも知らなかったんだけど…」
そう言って彼が歌い始めたのは、英語での大ヒットソング「ユー・サング・トゥ・ミー」。会場はますます盛り上がりをみせ、彼のセットは山場へ。前出の映画サントラから「ミ・ヘンテ」、アンコールに「アイ・ニード・トゥ・ノウ」を聞かせて、70分全10曲のパフォーマンスを終えた。
そして数分後…ほの暗いアリーナにじんわりと低いベース音が広がり、3つの大きなスクリーンにスターダストに包まれた惑星が映し出されると、ブレイヴ(勇敢)に生きることを語るジェニファーの声がどこからともなく聞こえてきた。
「人を愛する…勇気を持つこと…」
そして火花が散るとともに、待ちに待ったジェニファー登場!最新シングル「ドゥ・イット・ウェル」でセット開幕。
今回のツアー中、ロベルト・カヴァリが手がけたという衣装も見どころの一つ。1着目は、ふんわりとしたパステル・ブルーとオフホワイトのチュニック&ベルボトム。マロンカラーの髪はルーズなウェーブだった。
勢いよくメドレー・スタイルで「ジェニー・フロム・ザ・ブロック」へと続き、3曲目「イフ・ユー・ハド・マイ・ラヴ」では、途中にラテンビートのブレイクを入れて、メレンゲを踊るシーンも。
ひと段落し、第一声に「マーク、最高じゃなかった?!」と大きな笑顔で観客に語り始めたジェニファー。
「今年はわたしにとっては、すでに本当に特別な1年になったわ…。スペイン語のアルバムも出せたし、こうやって初ツアーもすることになったんだから!」
観客から続々とステージに送られる花束を抱きしめて、「いやだ、みんな、まだ始まったばかりなのに(感動して)泣き出しちゃいそうじゃない!」と照れ笑いする一面も。
その後「メ・アセス・ファルタ」「テ・ボイ・ア・ケレール」と、今年春にリリースした『ジェニファーの愛の11ヵ条〜コモ・アーマ・ウナ・ムヘール』からの2曲をパフォーマンス。
再び彼女がステージから姿を消すと、オールドスクール・ヒップホップのビートが流れる中、スクリーンにはグラフィティが描かれたニューヨークの地下鉄や壁、ブレイクダンスのクリップなど、80年代フレーヴァ—のビデオが映し出された。
今度は黒とシルバーのフード付きホルターネック・ミニドレスに、膝上まであるロングブーツ、大きな十字架のチェーンをして登場したジェニファー。「アイム・リアル」「オール・マイ・ラヴ」「エイント・イット・ファニー」「アイム・ゴナ・ビー・オーライト」をまたまたメドレー式に聞かせ終え、「今のは、わたしのJ.Lo時代シリーズ…ラッパーの人たちとクラブで遊んでた頃ね(笑)」とコメント。
「あの頃も楽しかったけど、今もまた素敵な時代だわ。わたし、新作アルバムがあるんだけど、いきなり新曲やることはしないから心配しないで」
そう言うとジェニファーは、ステージに揃ったバンドに「まずはビート」「それからドラム」と少しずつ指示を与えながら、新作から「ホールド・イット・ドント・ドロップ・イット」をお披露目。
そしてスペイン語アルバムからのシングル「ケ・イシステ」「ポルケ・テ・マルチャス」に続き、「ウェイティング・フォー・トゥナイト」ハウス・リミックスを終えた彼女。またステージを離れると、次はボリューム感あるゴールドのAライン・オフショルダー・ドレスに着替え、「マイ・ラヴ・ドント・コスト・ア・シング」へ。
ステッキを手に取ると、ご存知「ゲット・ライト」がスタート。時計を見るとすでに11時35分。最後はラテンなノリでオーディエンスも大満足の「レッツ・ゲット・ラウド」をパフォーマンスし、会場と一緒に大盛り上がり。これでもかといわんばかりの紙吹雪に包まれてステージを後に。
……もちろん、ファンは「もっともっと!」と手拍子足拍子でアンコールを呼びかけ……カップルはついに二人で登場!
アップヘアにしたジェニファーは、温かい黄色のロングドレスでフィナーレへ。二人は『11ヵ条』収録の「ポル・アリエスガルノス」、そして最後は、1999年、結婚前に生んだデュエット作「ノ・メ・アメス」を歌い上げ、ちょっと長めのキスで夜を完結。二人のハッピー・カップルぶりが集まった人々全員に伝わるコンサートとなったのでした。
文●aiko ishikawa
そのタイトルどおり、ジェニファーが夫マーク・アンソニーと一緒に回るこの豪華ツアー。今年7月の企画発表以来、アメリカはもちろん、世界中のファンが首を長くしてその幕開けを待っていた、というのは言うまでもない。
記念すべき初日の会場となったのは、ニュージャージー州アトランティック・シティにある、トランプ・タージマハル・カジノホテル内アリーナ。
ジェニファー・ロペス、遂に全米ツアー・スタート!初日レポ ~写真編~
https://www.barks.jp/feature/?id=1000034625
(C)WireImage |
青白い光の中、スモークと切ないスパニッシュ・ギターの音に包まれて最初に現れたのはマーク・アンソニー。観客の絶叫が広がるとともにラテン色100%のパーカッションが高鳴り、この夏、彼がジェニファーと共演した映画『エル・カンタンテ』のサントラ収録曲「アグアニレ」でスタート!
テンポよく2曲目「バリオ・ラ・ペーナ」へ持ち込み、延びある歌声ですっかり観客を惹き込んだマーク。パーカッションが軽いリズムを刻む中、「今晩は、すごく特別な夜なんだ!」とひと言。スペイン語バラードとサルサを交えながら、次々と自らのヒットをパフォーマンス。会場では、ノリのいいリズムに踊りだす人続出。
「この次の曲は、僕のお気に入りの曲のひとつ。もう何年も昔に書いたもので、当時は今の自分がどんな人と一緒にいることになるかも知らなかったんだけど…」
そう言って彼が歌い始めたのは、英語での大ヒットソング「ユー・サング・トゥ・ミー」。会場はますます盛り上がりをみせ、彼のセットは山場へ。前出の映画サントラから「ミ・ヘンテ」、アンコールに「アイ・ニード・トゥ・ノウ」を聞かせて、70分全10曲のパフォーマンスを終えた。
そして数分後…ほの暗いアリーナにじんわりと低いベース音が広がり、3つの大きなスクリーンにスターダストに包まれた惑星が映し出されると、ブレイヴ(勇敢)に生きることを語るジェニファーの声がどこからともなく聞こえてきた。
(C)WireImage |
そして火花が散るとともに、待ちに待ったジェニファー登場!最新シングル「ドゥ・イット・ウェル」でセット開幕。
今回のツアー中、ロベルト・カヴァリが手がけたという衣装も見どころの一つ。1着目は、ふんわりとしたパステル・ブルーとオフホワイトのチュニック&ベルボトム。マロンカラーの髪はルーズなウェーブだった。
勢いよくメドレー・スタイルで「ジェニー・フロム・ザ・ブロック」へと続き、3曲目「イフ・ユー・ハド・マイ・ラヴ」では、途中にラテンビートのブレイクを入れて、メレンゲを踊るシーンも。
ひと段落し、第一声に「マーク、最高じゃなかった?!」と大きな笑顔で観客に語り始めたジェニファー。
「今年はわたしにとっては、すでに本当に特別な1年になったわ…。スペイン語のアルバムも出せたし、こうやって初ツアーもすることになったんだから!」
観客から続々とステージに送られる花束を抱きしめて、「いやだ、みんな、まだ始まったばかりなのに(感動して)泣き出しちゃいそうじゃない!」と照れ笑いする一面も。
その後「メ・アセス・ファルタ」「テ・ボイ・ア・ケレール」と、今年春にリリースした『ジェニファーの愛の11ヵ条〜コモ・アーマ・ウナ・ムヘール』からの2曲をパフォーマンス。
再び彼女がステージから姿を消すと、オールドスクール・ヒップホップのビートが流れる中、スクリーンにはグラフィティが描かれたニューヨークの地下鉄や壁、ブレイクダンスのクリップなど、80年代フレーヴァ—のビデオが映し出された。
今度は黒とシルバーのフード付きホルターネック・ミニドレスに、膝上まであるロングブーツ、大きな十字架のチェーンをして登場したジェニファー。「アイム・リアル」「オール・マイ・ラヴ」「エイント・イット・ファニー」「アイム・ゴナ・ビー・オーライト」をまたまたメドレー式に聞かせ終え、「今のは、わたしのJ.Lo時代シリーズ…ラッパーの人たちとクラブで遊んでた頃ね(笑)」とコメント。
(C)WireImage |
そう言うとジェニファーは、ステージに揃ったバンドに「まずはビート」「それからドラム」と少しずつ指示を与えながら、新作から「ホールド・イット・ドント・ドロップ・イット」をお披露目。
そしてスペイン語アルバムからのシングル「ケ・イシステ」「ポルケ・テ・マルチャス」に続き、「ウェイティング・フォー・トゥナイト」ハウス・リミックスを終えた彼女。またステージを離れると、次はボリューム感あるゴールドのAライン・オフショルダー・ドレスに着替え、「マイ・ラヴ・ドント・コスト・ア・シング」へ。
ステッキを手に取ると、ご存知「ゲット・ライト」がスタート。時計を見るとすでに11時35分。最後はラテンなノリでオーディエンスも大満足の「レッツ・ゲット・ラウド」をパフォーマンスし、会場と一緒に大盛り上がり。これでもかといわんばかりの紙吹雪に包まれてステージを後に。
……もちろん、ファンは「もっともっと!」と手拍子足拍子でアンコールを呼びかけ……カップルはついに二人で登場!
アップヘアにしたジェニファーは、温かい黄色のロングドレスでフィナーレへ。二人は『11ヵ条』収録の「ポル・アリエスガルノス」、そして最後は、1999年、結婚前に生んだデュエット作「ノ・メ・アメス」を歌い上げ、ちょっと長めのキスで夜を完結。二人のハッピー・カップルぶりが集まった人々全員に伝わるコンサートとなったのでした。
文●aiko ishikawa
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