ガンズ・アンド・ローゼズ ジャパン・ツアー こぼれ話+証言集(7月14日版)

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●まず、健闘したと言っていいはずなのがオープニング・アクトを務めたムック。演奏ぶりはもちろん、「とても光栄に思っております」「ウチらがちょっとでも会場を温められたらと思うので、手伝ってください」といった達瑯の謙虚なMCに好感を抱いたガンズ・ファンも少なくないはず。曲間、例によってガンズ登場を求めるコールも若干起こりはしたものの、曲が終わるたびに一帯は拍手と声援に包まれていた。

●そのムックを初めて観たという、24歳・男性のコメント。
「さすがに海外とかでもやってるだけあって、演奏、上手いですね。曲をまったく知らないので、どう反応していいのかわからないところもあったけど、予想してた以上にメタルっぽかった。もっとメロディックな曲とかもあるんですか? 個人的にはそういうのも聴いてみたいですね」

●アクセル・ローズが、いわゆるMCらしきものとして最初にステージ上で発したのは、3曲目終了後の「What a crowd!」という言葉。2度も繰り返していたということは、よっぽど「なんて観衆なんだ!」と感じたのでしょう。もちろんいい意味で。

●ロビン・フィンクのファンでもあるという29歳・女性の声。「ロビンの風貌、本当に変わっちゃいましたね。でも、相変わらず素敵です。今のガンズのライヴにソロ・パートが多いのが嫌だという人もいるみたいですけど、ロビン以外も含めてギタリストは三者三様で面白いし、私的には大歓迎ですね」

●ちなみにそのロビン、実はソロ・タイムに各国の“ご当地ソング”を盛り込んだプレイをすることでも知られている。そして今回、リチャード・フォータスと絡みながらの場面で彼が弾いていたメロディは、驚くべきことにX-JAPANの「ENDLESS RAIN」。なんと素晴らしき事前学習とサービス精神! 確かにお決まりの「スキヤキ(上を向いて歩こう)」をやられるよりもねえ。

●途中、通訳の女性を引っ張り出して、フロア前方の観衆に対して「ちょっと下がってください」と訴えたアクセル。続けて「怪我人を出したくない」、「ご理解、ありがとう」とも。この日のアクセルは発言からも表情からも、かなり上機嫌だったものと思われます。ただし、その程度のことであれば英語でもきっと通じるよ、ということに限って通訳させるのは相変わらずかも。

●そして、そんなアクセルの機嫌を心配していたという30代の女性の、終演後の声。「メンバーの機嫌を気にしなきゃならないバンドなんて、他にないですよねえ(笑)。でも、ホントにいいライヴだったし、アクセルも上機嫌だったみたいで嬉しいです。今夜は幕張のホテルに泊まって、明日もまた観ます。天気だけは気になりますけどね」

●ちなみにこの原稿を書いているのは7月15日の午前5時。雨がちょっとだけ弱まったように感じられるのは、気のせいか? というわけで、このレポートは、まだまだ続きます。そして、ここに紹介した以外にも、多くの方に声をかけていただきました。ありがとうございます! 本日もよろしく!

ガンズ・アンド・ローゼズ ジャパン・ツアー ~写真編~
https://www.barks.jp/feature/?id=1000032901


増田勇一
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