THE HIGHERオフィシャル・インタヴュー<前編>

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心も身体もハイになる、歌って踊れるエモ・ディスコ!…とのザ・ハイアーを直撃したオフィシャル・インタヴューを入手! 日本上陸の彼らをガッチリ理解するスペシャル・ロング・インタヴューをお届けしましょう。

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THE HIGHERオフィシャル・インタヴュー<前編>

――■1. THE HIGHER結成のいきさつは? またバンド名の由来は?

フェイス(b):スタートしたのは5年前…ハイスクールで全員が顔をそろえたんだ。ほとんどは既に友達だったし、クラスで知り合った奴もいる。例えば…科学のクラスやギターのクラス、クワイアのクラスだね。そうして、創作活動を始めようってことになった。大成功だよ

セス(vo):バンドを始めてから5年少々ってこと。完全な形になったのは2年くらい前、レジー(g)が入ってからだけどね。バンド名THE HIGHERの由来は、前の名前、SEPTEMBER STARから新しい名前に変えたくなって、その頃ちょうどあるビルのてっぺんで写真撮影をしたんだけど、それが凄く高いビルで、ハリウッドの地平線が後ろに見えて、まるで僕らが宙に浮いてるみたいで…、で、いくつか良さそうなバンド名を検討していた中から、このバンドに色んな意味でぴったりくるのがTHE HIGHERって名前だったんだ。僕らには一番、強力な名前かな、と思った。その後、自分たちで思っていた以上に色んな形でこの名前が僕らに相応しいのがわかってきたよ。なんか、この名前が僕たち自身になったって感じだね

――■2. バンドをやるからには5人の音楽的な共通概念(5人でこういう音を作りたくてバンド結成したみたいなこと)があると思うんだけど、それは何?

セス(vo):それぞれ違ったスタイルの音楽をこのバンドに持ちこんでいるんだ。個人的に僕はポップとかR&B系の音楽が大好き。あとはそれぞれ本人が喋った方がいいだろうけど、僕の知る限り、トム(g)はポップもロックも好き、レジー(g)はR&Bが好きで、フェイス(b)はソウル、パット(dr)はメタルっぽいのもいける。みんなで違ったジャンルを持ち寄ってるんだ。それぞれが持ってるものをひとつにして、そこから出てくるのが僕らのバンドであり、バンドのサウンドなんだ。つまりは、ポップでロックでR&Bってこと。

フェイス(b):(セスは)インシンク、(トムは)ブリンク182、(レジーは)クレイグ・デイヴィッド、(パットは)マーズ・ヴォルタ、(僕は)スモーキー・ロビンソン。

トム(g):音楽界の、ありとあらゆる要素ってこと。

――■3. かなりのレーベルが貴方達と契約したがったそうだけど、最終的にepitaphレーベルに決めた理由は? また自分たちの音が、そこまで多くの人をひきつけた要因は何だと分析してる?

トム(g):若くて才能があって、キャッチーないい曲を書くバンド…だからだと思うよ。もっと大きなレーベルで働いてる人たちはきっと、僕たちもそっちへ行った方が間違いないって思っただろうけど、それはちょっと怖かったんだ。僕らはまだ若いし、これからもずっとキャリアを築いていきたいからね。エピタフはインディペンデントだけど大きなレーベルで、長い目で僕らを引っ張ってくれると思った。今から10年後も、変わらずにヒット曲を書いてレコードを売っていられるようにね。それも、一発勝負とかじゃなくて、世界中のファンの支持を支えにして。それに、僕たちを信じてくれているというのが一番。レーベルが信じてくれているというのは、光栄なことだし、刺激になるよ。

セス(vo):エピタフのオーナーであるブレットは、僕たちのライヴを観に来て即、気に入ってくれたんだ。最初から、「是非このバンドと契約したい」と言ってくれてた。やっぱり、最初から信じてくれた人と組むのが一番だよ。可能な限りベストな状態にバンドを持っていくために力を貸したいといってくれる人と、ね。

――■4. アルバム『オン・ファイア』について教えて。まずタイトルの由来は?

セス(vo):要は、僕たちの現状さ。「THE HIGHER is on fire」 ザ・ハイアーは火がついた状態だってこと。燃えてるような勢いで、レコードにはみんなに楽しんでもらえそうないい曲が揃ってて、かなりホットなんだ。だから火傷するなよ…と。

フェイス(b):ホットなトラックだからね。

セス(vo):そうそう。

――■5. これは何かコンセプトを持って制作したの? それともこれまで発表したものの中からチョイスして収録したもの?

セス(vo):いや、僕たちは爆発寸前だ…ってのが一番いい表現かな。俺たちめちゃくちゃホットだから火がつくぜ、と。

レジー(g):ラスベガスは暑いから。

セス(vo): うん(笑)。

フェイス(b):毎日、それこそ火がつきそう。

トム(g):(日本語で)アツイ!

セス(vo):アツイ(笑)

フェイス(b):今日なんか、本当に暑くてそれこそ火がつきそうだった。105度(約摂氏40度)だもん。

トム(g):106度だよ

――■6. プロデュース&ミックスを担当したク・グリーン、マット・ウォレスと、著名人たちと仕事をした感想は?

セス(vo):彼らとの仕事は素晴らしかったよ。すごく才能のある人たちだしね。マイク・グリーンもマット・ウォレスも、仕事の相手として文句なしだ。マイク・グリーンはレコード全体のプロデュースで、マット・ウォレスとはラッキーなことにミキシングでも少し一緒に仕事ができた。

フェイス(b):プリプロダクションも。

セス(vo):そう、プリプロダクションも少しね。とにかく、ああいう才能のある人たちとの仕事は楽しかった。彼らが僕たちの音楽をクリエイトしていく様子…自分たちが作った以上のレベルに持っていってくれるのを見るのは、僕たち全員にとって最高の経験になったよ。

THE HIGHERオフィシャル・インタヴュー<中編>へ続く⇒
https://www.barks.jp/news/?id=1000032730
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