ボン・ジョヴィ、日本、アメリカ、ヨーロッパチャート完全制覇

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先日お伝えしたように、ザ・ビートルズ、ベイ・シティ・ローラーズの輝かしき記録を塗り替え、人跡未踏の偉業を達成したボン・ジョヴィ(参照:「BON JOVI、新アルバムで偉業達成、テレビ出演時観覧募集も!」)。ここにきて、さらに彼らの偉大さを再確認するニュースが飛び込んできた。

日本でもオリコン・チャート初登場1位を獲得したように、本国アメリカのビルボード・チャートでも新作『ロスト・ハイウェイ』が初登場1位を獲得! おめでとー! 意外にもオリジナルアルバム10作品目にして、初登場チャート1位というのはバンド史上、初記録となったようだ。(※7/7付けのビルボード・アルバム・チャート)

ちなみにアルバム・チャート1位を獲得した作品としては『Slippery When Wet』『ニュー・ジャージー』とあわせて3作品目になるわけだが、あれだけ世界中で売れまくった『Slippery When Wet』も『ニュー・ジャージー』も初登場1位ではなかったんですね。

しかし、『ニュー・ジャージー』が1988年リリースであることを考えると、なんと19年ぶりの1位獲得ということになる。1位を取った絶好調の時代からさらに19年を経た現在で、再び1位を獲得できてしまうって、冷静に考えると“あり得ない”ほどの偉業でしょう。

ビルボード1位獲得のニュースが飛び込んできた今現在、ボン・ジョヴィは、なんとちょうど日本に滞在中。もともと日本での人気から世界的バンドへ成長していったボン・ジョヴィ、数十年経った今でも、世界的人気の証と言えるチャート1位の速報を、ここ日本という地で耳にすることになったわけで、彼らの飛躍とここ日本の地は、なんか縁があるのかもしれないですね(つーか、だと嬉しい)。

ちなみに、ヨーロッパ全土を対象としたアルバム・チャート“European Top 100 Albums”でも、『ロスト・ハイウェイ』は初登場1位を達成。チャートを各地区で完全制覇してしまったわけです。

結成から約25年、ジョンは若かりし頃のようなハイトーンは出なくなってしまったけれど、それを補って余りある表現力を獲得、そしてとにもかくにも抜群のソング・ライティングのセンスが備わっている。『ロスト・ハイウェイ』に見るリッチー・サンボラのギターワークの懐の深さは、過去作のどれにも増して素晴らしく、いぶし銀のようなアレンジメントと、ジョンを引き立たせるまさしく職人技と呼ぶべきプレイは、バンドマン/ギター・プレイヤーの域を超えて、音楽表現者としてのアートを紡ぎだす存在として光っている。四半世紀経過した今でもボン・ジョヴィをアップデートな存在に押し上げているのは、リッチーのサウンド構築手腕が大きく作用しているのは間違いのないところだろう。

7月10日には「ズバリ言うわよ」にてパフォーマンスと「日本での思い出」話が繰り広げられる予定となっており、今年の夏はボン・ジョヴィ色でいけそうだ。Live Erathの出演、MTVアンプラグドでの演奏などを行なった後は、秋からツアーを開始するというボン・ジョヴィ。まだまだいろんな偉業や伝説的エピソードが生まれそうです。

そういえば、6月25日に行われたロンドンの2万人を収容するO2イベントのチケットは1分で即完だったとか。
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