90歳のシンガー、ザ・フーのカヴァー曲でデビュー

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英国の老人40人からなるグループThe Zimmersが来月、ザ・フーのカヴァー・ソング「My Generation」でデビューを飾る。平均年齢は78歳で、リード・シンガー、アルフ・カレッタは90歳。100歳になるメンバーも在籍する。

このグループは、U2やマニック・ストリート・プリチャーズのプロデューサーとして知られるマイク・ヘッジが結成。ウケ狙いの企画ではなく、社会の隅に追いやられがちの老人に夢や希望を与えたいとのコンセプトでスタートした。

リード・シンガーのカレッタは「こんなことが起こるなんて信じられない。元気を取り戻した。ありきたりの生活を送ってきたが、また生き返ったような気がする」と話している。

グループはすでに、ビートルズが使用していたアビー・ロード・スタジオでレコーディングを完了。MySpaceのページも開設されている。早くもYouTubeでカルト的人気を誇っているという彼らのPVは、グラミー受賞者のジェフ・ウォンフォーが監督した。おばあちゃん達がギターを叩き壊す威勢のいい姿が見られる。

デビュー・シングル「My Generation」は5月21日リリース。ザ・フーのほか、プロディジーのカヴァーもレパートリーにあるという彼らは、10月にツアーを行なうそうだ。

Ako Suzuki, London
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