ステフ・ポケッツ、『キャント・ギヴ・アップ』インタビュー

ポスト

 

──9歳からラッパーの歌手として活動していたと聞きました。これは何に影響されて?

ステフ・ポケッツ(以下、ステフ):私が子供の頃は、周りにいた他の子たちやティーンエイジャーはみんな何らかの形でヒッブ・ホップにかかわっていたの。グラフィティをやっている子もいれば、ブレイクダンスをやってる子もいたし、ビートを作ってる子もいれば、ビート・ボクサーやラッパーもいたわ。私は近所にいたラッパーたちみたいになりたいって思ってた。近所にウィラードっていう人が住んでて、彼のことをずっと尊敬してた。一般的には、彼はウィル・スミスあるいはフレッシュ・プリンスとして知られてるけど。私は彼の影響をすごく受けたの。彼の1stアルバムが出たころ、学校帰りに彼の家に行って自分の作ったラップをよく聴いてもらったものよ。彼は私に音楽を作り続けて、練習し続けるようにっていつも励ましてくれたわ。あと小学校5年生のとき、自分が大人になったときにこういう人になりたいって思う人を学校に連れて行くっていう宿題があって、そのときは彼を学校に連れて行ったのよ。

──あなたはラッパーとしてだけでなく、機械工学にも優れた才能を持っていて、これを両立しているのはとても不思議。いまはどちらに比重を置いているの?

ステフ:私は機械工学の学士号を持っているけれど、その分野での仕事はしていないの。でもその経験は、みんなが学校にちゃんと通って、より高度な教育を受けるように励ますためには役立っているわ。私は自分の夢を追求し、そのために頭を使うべきだっていうことを若い子達に伝えたいの。あなたがやりそうもないと他の人が思っているようなことをやるべきだってね。私は自分の音楽を通じて多くの人たちとつながることができるから、みんなが良き指導者、先生、科学者、数学者、あるいは単により良い人間になれるように人々を勇気付けていければいいなと思っている。

──「キャント・ギヴ・アップ」でスピーチとコラボレーションしたいきさつを教えて。

ステフ:最初にスピーチと会って初めて曲を一緒にやったとき、その後も連絡を取り合おうってスピーチが言ってくれたの。それ以来、電話やメールでいつも話すようになって、彼は私にとって友人であると同時に音楽の共同制作者となったの。ある日、一緒にやりたい曲のアイデアがあるってスピーチに言ったの。そのアイデアは、彼と話しているときに思いついたものだった。それと、また新しい曲をいっしょにやるプランを今練っているところなのよ。

──このアルバムには、様々なスタイルの音楽が入っている。音楽を制作するときにインスパイアされるものは?

ステフ:私は自分の周りのいろんなことからインスパイアされるの。例えば自分が会った人とか行った場所、そして自分の経験や自分が見たことすべてからね。いろんな音楽からもインスパイアされるわ。時にはただくつろぎながらいろんな音楽を聴いて、他の人の作品を楽しんで、そして理解しようとするときもあるわ。音楽というのは人生を表わすものなの。音楽を作ったり聴いたりすることによって、私は人生への理解を深めることができるの。

⇒INTERVIEW NEXT


  
この記事をポスト

この記事の関連情報