マドンナ、十字架パフォーマンスにおとがめ無し

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十字架を使用したパフォーマンスで世界中に論争を巻き起こしたマドンナ。オランダではプロテスタント・グループSGPが、神を冒涜した罪で彼女を告発しようとしていたが、同国の検察局はマドンナに「おとがめなし」との判断を下した。

マドンナは昨年行なわれた<Confessions>ツアーで、イバラの冠をかぶり巨大な十字に磔にされるというシーンを展開し、世界各国の宗教団体から非難を浴びていた。オランダでは、ツアーを中止させるため偽の爆弾を作り脅迫しようとした聖職者が逮捕されることもあった。

さまざまな反響を呼んだこのパフォーマンスだが、オランダの検察局は「マドンナは神を冒涜したわけではない」とSGPの訴えを退けたという。アムステルダムにある検察当局は「十字架のシーンは、いろんな解釈ができる。ショウ全体を通じ、マドンナは世界で起きているさまざまな問題への失望感を表している。それは神を侮辱しているのとは違う。また、キリスト教徒を侮辱したものでもない」との声明を発表した。

マドンナは先日、自身が声優を務めたアニメ映画『Arthur And The Indivisibles』のプレミアへ夫や子供たちと一緒に出席、家族円満ぶりをアピールした。報道陣からのフラッシュ攻撃に長女のルルデスは平然と笑顔を振りまいていたものの、6歳の長男ロッコは大泣きしてしまった。

Ako Suzuki, London
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