インガー・マリエ、2ndアルバム・インタビュー
インガー:デビュー・アルバムが成功したので、新しいアルバムを創りたいと思ってたの。今回の『BY MYSELF』では、もう少し先に進むために楽曲を選んだりアレンジをする時に、よりパーソナルな感じにしたの。
インガー:曲を選ぶのは、大変時間のかかる作業。私は歌う曲に関して純粋で正直に表現したい。だから自分のものにするために私自身が心地良く思わないといけないの。また、私はジャズ・シーンにいたいので、ジャズのスタンダード曲を歌い続けているわ。たくさんの美しい曲があり、またたくさんの表現方法があるから。
インガー:『BY MYELF』は、ある意味このアルバムの雰囲気を表していると思う。ちょうどアルバムを準備している時の孤独感のような…。また、これはとてもステキな昔のスタンダード曲のタイトルでもあるのよ。
インガー:たくさんいるわ。今挙げられた人たちはもちろん、スティービー・ワンダーやスティング。彼らの“時代に関係なく質の高い音楽”が好き。また、ジャンルにとらわれないで様々なジャンルとクロスしているところ。そして楽曲に強い個性があるところね。
インガー:個人的にはマイルス・デイビス、シャリー・ホーン、あとRADKA TONEFF。RADKAはポーランド出身のジャズ・シンガーで、短い人生のほとんどをノルウェーで過ごし、非常に深くて色あせないものを残したわ。私も含めて多くのシンガーに影響を与えてる。シャリー・ホーンは、表現方法とスムースな声、そして美しいフレージングが好き。とてもCOOLよ。
インガー:近いうちに日本に行ってぜひ私のバンドとライブをやってみたいわ。1stアルバムを気に入ってもらって、またこの新しいアルバム『BY MYSELF』も気に入ってもらえれば嬉しいわ。ぜひ皆さんとお会いしたいわ!