「俺は、自分のギターはカッコイイと思ってる。」──布袋寅泰
リップスライムとのマッシュアップ「BATTLE FUNKASTIC」、ファンが待ち望んでいたブライアン・セッツァーとの「BACK STREETS OF TOKYO」、そして2大ギタリスト夢の共演、Hotei vs Char「Stereocaster」などなど、あっと驚くミュージシャンたちとのコラボで話題の布袋寅泰。タイトルのコメントは、彼の一面に触れることができるイベント<Yahoo!ライブトーク>での発言からだ(Yahoo!ライブトークはこちら)。
では、イベントでの発言をいくつか紹介していこう。
なお、BARKSではイベントの様子を写真で紹介したフォトアルバムを開設(https://www.barks.jp/feature/?id=1000028039)! トーク内容と見比べながら楽しんでほしい。
──ネットとかはするんですか?
「朝起きたら開く習慣になってますね。」
──今回アーティストとかとコラボしてますけど、どんなメールとか? 絵文字とかは使いますか?
「英語だと絵文字は使いませんね。携帯だとフランクに。でも難しいですよね。自分の言葉はどんどん書けるけど、気持ちまでは伝えてくれないですし。だからメールをする際には相手に失礼にならないように気をつけていますね。」
──携帯のメールだと、ご家族とかにも?絵文字で?
「“絵文字使ってる”って言わせたいんでしょ。使いますね。結構多いほうかもしれない(笑)。普通の絵文字使いますよ。うれしいときには (^.^)、悲しいときには (T-T)。僕の友人に貴乃花親方がいるんですけど、彼は句読点が“おにぎり”を使うんですよ(笑)。個性が出ますよね。」
──シングル「Stereocaster」で共演しているCharさんについては?
「僕が14歳の頃にCharさんの「気絶するほど悩ましい」がヒットしていて、TVの前で釘付けになっていました。影響受けたギタリストですね。」
──昔、Charさんの曲を昔コピーしていた頃は“(群馬の)高崎のChar”と呼ばれていたとか?
「(笑)呼ばれていたのか、それとも自分がひとりでそう言っていただけなのかはわかりませんが。Charさんのジャケットは富士山がそびえ立っていたんですけど、自分は赤城山で、と(笑)。かなりローカルな感じになってしまうんですけど。Charさんのギターはすごくバッキング、カッティングが乾いていてファンキーで。歌もセクシーで憧れましたね。」
──一番最初に会ったのはいつですか?
「BOφWYの頃に北海道の夕張のイベントです。それからは事あるごとに可愛がってもらってます。」
──そういう方と一緒に演るとなると、気後れとかしませんか?
「今回みたいなセッションでは“VS”ってなってますけど、セッションってのは、戦うんじゃなくて心に心を寄せ合ってお互いの音を楽しむところから始まるんですよね。だから、すごく和気あいあいとしていたし。聴いていただければわかると思います。」
──12月6日発売のアルバム『SOUL SESSIONS』は…異種格闘技戦みたいですよね。
「まあ、意外な人ともコラボしていますよね。どなたが意外と思いました?」
──葉加瀬太郎さん…とか
「僕と葉加瀬君が一緒にいるだけでも意外だよね(笑)。アルバム聴いていただくと、意外な音になってますよ。」
──レコーディングのときにビックリしたこととかありますか?
「土屋アンナちゃんは新鮮でしたね。彼女は22歳。僕の半分なんですよ。で、彼女と初めて顔合わせで会ったときに、開口一番で“アタシ、日本の女、変えたいんですよ! 日本の女ってまだいまいちカッコよくないから、アタシのロックンロールでカッコよくしたいんですよ!”って。それはある種若さのエネルギーが有り余っている象徴的な出来事だったんですけど。そういう志って大切だと思うんですよ。憤りを音楽というまっすぐなものにぶちまけるってのは。僕もそうでしたし。
レコーディングのときに、アンナちゃんに高いキーを歌わせて攻めちゃったんですよ。そうしたら、だんだん彼女の声がかすれてきたりして。で、僕が「アンナちゃん、大丈夫? 少し休む?」って言ったら彼女は「ぜんっぜん大丈夫っすよ!」って。こう、すっごい負けん気で、それがチャーミングで楽しかったです。あとはデイヴィッド・サンボーンも、僕が高校時代にレコードを集めていたのが、こう耳元で鳴っているわけ。参加してくれたみなさん、すべて素晴らしかったですね。」
──吉田美奈子さんとは?
「彼女も素敵でしたよ。部屋を真っ暗にして聴いていたいような、天使の声のようでした。彼女とはひとつ素敵なエピソードがあって、彼女のレコーディングが終わったあと、僕は感動して“こんなに素晴らしく何のミスもなく歌えたら気持ちいいでしょうね。僕なんてまだまだ自分の歌に自信がなくて……”なんてことを話したら、美奈子さんは“何をおっしゃるの布袋さん。あなたの声は、あなたの歌は世界にひとつしかないの。しかもあなたにはギターがあってギターを弾きながら布袋さんの声で歌を歌えるなんて、他には真似できないの。だからそんなことおっしゃらないで、自分の歌を楽しんでください”って言われて。それは彼女からのギフトでしたね。
他にも、Charさんとの「Stereocaster」って曲は、右チャンネルにCharさんのストラトキャスターの音が、左に僕のテレキャスターの音が振り分けられているんです。この曲のイメージは、大海原をものすごいスピードで追いかけあうイルカのような感じで。ギタリスト同士が心をぴったりと合わせて自由に演れたんですよね。で、ギターという楽器の奥深さを再認識しました。これは僕のギターを受け入れてくれているCharさんの懐の深さのおかげなんですけどね。」
──おっ、リスナーからのコメントで「中国から聴いています。」というのが
「ニーハオ。(笑)」
──ではリスナーからいくつか質問を。Charさんよりもご自分のほうがギターが上手いと思ったことはありますか?
「しょっちゅうあります(笑)。あのね。これは謙遜でもなんでもなく、僕は自分のギターが上手いなんて思ったことは一度もないですよ。自分のギターは好きだけど、上手い下手じゃなくて、似合うかどうか、カッコイイかどうかだと思ってますし。俺は、自分のギターはカッコイイと思ってますし。顔じゃないですよ。鳴っている音。」
──Charさんやブライアン・セッツァーさんとのPVを見てると、布袋さんの顔がギターキッズになっている瞬間とかありますよね。
「そうですね。」
──初めて弾いた曲は?
「覚えていないですね。14歳の頃にギター買ったんですけど。最初は弾けないし。きっとディープ・パープルとかCharさんの曲だと思います。あの頃は、今もそうですけど、ギターがロックンロールしててカッコよかったですし。」
──僕は今高校一年ですが、今からでもギターを始めて遅くないですか?
「大丈夫です。好きこそ物の上手なれじゃないですけど、ずっと一緒にいるとギターのほうがすり寄ってきますよ。」
──幸せを感じる瞬間は?
「きれい過ぎるんだけど、昨日Charさんとある番組である曲を一緒にやったんですけど、いろんなことを思い出して、なんかね、うれし涙が出そうになったなぁ。自分の仕事が幸せだって言えることって、もっと幸せだと思うし。30年間くらい、ギター弾いてるときは幸せだな。子供といるとき、家族といるときもそうだけど。ギター弾いているときは幸せだな。」
──お子さんは布袋さんがギター弾いていると何か言ったりするんですか?
「んー。俺は家ではあんまギター弾かないからなぁ。でも、イントロとか流れると“あ、パパのロックンロールだ”って。」
──布袋さんの手が見たい
「僕の手は小さいですよ。」
──あ、そうですね。で、布袋さんの手は柔らかいんですよ。
「君、手、硬いねぇ(笑)」
──あと、指輪が見たいというリスナーが
「指輪は最近お気に入りの髑髏ちゃんです。」
──最後に、一言お願いします。
「昨今、Yahoo!のニュースとか見てても笑えないニュースとか多くて。でも、いろんな人間と同じ時代を生きているわけですけど。他人のことを思い合い、自分のことも主張して、なんか気持ちのいい人生を送る。それは難しいことだけど、たとえば、たまには音楽に耳を傾けたり、いろんなところからエネルギーを吸収しながら素敵な秋を過ごしてください。」
来年1月に開催される<HOTEI presents SUPER SOUL SESSIONS>では、布袋とChar、そしてブライアン・セッツァーという3大ギタリスト夢の共演が実現。今後もますます布袋寅泰の精力的活動には目が離せない! 詳しくは布袋の公式サイトでチェックしよう。
■布袋寅泰の公式サイト、「HOTEI.COM」はこちら!
http://www.hotei.com/
では、イベントでの発言をいくつか紹介していこう。
なお、BARKSではイベントの様子を写真で紹介したフォトアルバムを開設(https://www.barks.jp/feature/?id=1000028039)! トーク内容と見比べながら楽しんでほしい。
──ネットとかはするんですか?
「朝起きたら開く習慣になってますね。」
──今回アーティストとかとコラボしてますけど、どんなメールとか? 絵文字とかは使いますか?
「英語だと絵文字は使いませんね。携帯だとフランクに。でも難しいですよね。自分の言葉はどんどん書けるけど、気持ちまでは伝えてくれないですし。だからメールをする際には相手に失礼にならないように気をつけていますね。」
──携帯のメールだと、ご家族とかにも?絵文字で?
「“絵文字使ってる”って言わせたいんでしょ。使いますね。結構多いほうかもしれない(笑)。普通の絵文字使いますよ。うれしいときには (^.^)、悲しいときには (T-T)。僕の友人に貴乃花親方がいるんですけど、彼は句読点が“おにぎり”を使うんですよ(笑)。個性が出ますよね。」
──シングル「Stereocaster」で共演しているCharさんについては?
「僕が14歳の頃にCharさんの「気絶するほど悩ましい」がヒットしていて、TVの前で釘付けになっていました。影響受けたギタリストですね。」
──昔、Charさんの曲を昔コピーしていた頃は“(群馬の)高崎のChar”と呼ばれていたとか?
「(笑)呼ばれていたのか、それとも自分がひとりでそう言っていただけなのかはわかりませんが。Charさんのジャケットは富士山がそびえ立っていたんですけど、自分は赤城山で、と(笑)。かなりローカルな感じになってしまうんですけど。Charさんのギターはすごくバッキング、カッティングが乾いていてファンキーで。歌もセクシーで憧れましたね。」
──一番最初に会ったのはいつですか?
「BOφWYの頃に北海道の夕張のイベントです。それからは事あるごとに可愛がってもらってます。」
──そういう方と一緒に演るとなると、気後れとかしませんか?
「今回みたいなセッションでは“VS”ってなってますけど、セッションってのは、戦うんじゃなくて心に心を寄せ合ってお互いの音を楽しむところから始まるんですよね。だから、すごく和気あいあいとしていたし。聴いていただければわかると思います。」
──12月6日発売のアルバム『SOUL SESSIONS』は…異種格闘技戦みたいですよね。
「まあ、意外な人ともコラボしていますよね。どなたが意外と思いました?」
──葉加瀬太郎さん…とか
「僕と葉加瀬君が一緒にいるだけでも意外だよね(笑)。アルバム聴いていただくと、意外な音になってますよ。」
──レコーディングのときにビックリしたこととかありますか?
「土屋アンナちゃんは新鮮でしたね。彼女は22歳。僕の半分なんですよ。で、彼女と初めて顔合わせで会ったときに、開口一番で“アタシ、日本の女、変えたいんですよ! 日本の女ってまだいまいちカッコよくないから、アタシのロックンロールでカッコよくしたいんですよ!”って。それはある種若さのエネルギーが有り余っている象徴的な出来事だったんですけど。そういう志って大切だと思うんですよ。憤りを音楽というまっすぐなものにぶちまけるってのは。僕もそうでしたし。
レコーディングのときに、アンナちゃんに高いキーを歌わせて攻めちゃったんですよ。そうしたら、だんだん彼女の声がかすれてきたりして。で、僕が「アンナちゃん、大丈夫? 少し休む?」って言ったら彼女は「ぜんっぜん大丈夫っすよ!」って。こう、すっごい負けん気で、それがチャーミングで楽しかったです。あとはデイヴィッド・サンボーンも、僕が高校時代にレコードを集めていたのが、こう耳元で鳴っているわけ。参加してくれたみなさん、すべて素晴らしかったですね。」
──吉田美奈子さんとは?
「彼女も素敵でしたよ。部屋を真っ暗にして聴いていたいような、天使の声のようでした。彼女とはひとつ素敵なエピソードがあって、彼女のレコーディングが終わったあと、僕は感動して“こんなに素晴らしく何のミスもなく歌えたら気持ちいいでしょうね。僕なんてまだまだ自分の歌に自信がなくて……”なんてことを話したら、美奈子さんは“何をおっしゃるの布袋さん。あなたの声は、あなたの歌は世界にひとつしかないの。しかもあなたにはギターがあってギターを弾きながら布袋さんの声で歌を歌えるなんて、他には真似できないの。だからそんなことおっしゃらないで、自分の歌を楽しんでください”って言われて。それは彼女からのギフトでしたね。
他にも、Charさんとの「Stereocaster」って曲は、右チャンネルにCharさんのストラトキャスターの音が、左に僕のテレキャスターの音が振り分けられているんです。この曲のイメージは、大海原をものすごいスピードで追いかけあうイルカのような感じで。ギタリスト同士が心をぴったりと合わせて自由に演れたんですよね。で、ギターという楽器の奥深さを再認識しました。これは僕のギターを受け入れてくれているCharさんの懐の深さのおかげなんですけどね。」
──おっ、リスナーからのコメントで「中国から聴いています。」というのが
「ニーハオ。(笑)」
──ではリスナーからいくつか質問を。Charさんよりもご自分のほうがギターが上手いと思ったことはありますか?
「しょっちゅうあります(笑)。あのね。これは謙遜でもなんでもなく、僕は自分のギターが上手いなんて思ったことは一度もないですよ。自分のギターは好きだけど、上手い下手じゃなくて、似合うかどうか、カッコイイかどうかだと思ってますし。俺は、自分のギターはカッコイイと思ってますし。顔じゃないですよ。鳴っている音。」
──Charさんやブライアン・セッツァーさんとのPVを見てると、布袋さんの顔がギターキッズになっている瞬間とかありますよね。
「そうですね。」
──初めて弾いた曲は?
「覚えていないですね。14歳の頃にギター買ったんですけど。最初は弾けないし。きっとディープ・パープルとかCharさんの曲だと思います。あの頃は、今もそうですけど、ギターがロックンロールしててカッコよかったですし。」
──僕は今高校一年ですが、今からでもギターを始めて遅くないですか?
「大丈夫です。好きこそ物の上手なれじゃないですけど、ずっと一緒にいるとギターのほうがすり寄ってきますよ。」
──幸せを感じる瞬間は?
「きれい過ぎるんだけど、昨日Charさんとある番組である曲を一緒にやったんですけど、いろんなことを思い出して、なんかね、うれし涙が出そうになったなぁ。自分の仕事が幸せだって言えることって、もっと幸せだと思うし。30年間くらい、ギター弾いてるときは幸せだな。子供といるとき、家族といるときもそうだけど。ギター弾いているときは幸せだな。」
──お子さんは布袋さんがギター弾いていると何か言ったりするんですか?
「んー。俺は家ではあんまギター弾かないからなぁ。でも、イントロとか流れると“あ、パパのロックンロールだ”って。」
──布袋さんの手が見たい
「僕の手は小さいですよ。」
──あ、そうですね。で、布袋さんの手は柔らかいんですよ。
「君、手、硬いねぇ(笑)」
──あと、指輪が見たいというリスナーが
「指輪は最近お気に入りの髑髏ちゃんです。」
──最後に、一言お願いします。
「昨今、Yahoo!のニュースとか見てても笑えないニュースとか多くて。でも、いろんな人間と同じ時代を生きているわけですけど。他人のことを思い合い、自分のことも主張して、なんか気持ちのいい人生を送る。それは難しいことだけど、たとえば、たまには音楽に耳を傾けたり、いろんなところからエネルギーを吸収しながら素敵な秋を過ごしてください。」
来年1月に開催される<HOTEI presents SUPER SOUL SESSIONS>では、布袋とChar、そしてブライアン・セッツァーという3大ギタリスト夢の共演が実現。今後もますます布袋寅泰の精力的活動には目が離せない! 詳しくは布袋の公式サイトでチェックしよう。
■布袋寅泰の公式サイト、「HOTEI.COM」はこちら!
http://www.hotei.com/
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