マドンナのスピード養子縁組に批判の声

アフリカ滞在中の数日間で養子を決めたマドンナに「養子縁組は家を買うのとは違う」との批判の声が上がっている。マドンナが養子を見つけたマラウイでは、通常、親になろうとする人は養子縁組が認められるまで同国に２年間滞在していなくてはならない。しかし、同国内に数百万ポンド（約10億円以上）を投じ孤児院を建設する予定のマドンナは別格扱いだったといわれている。

このスピード縁組に各方面から批判の声が上がった。外国から子供を養子に迎える人たちへアドバイスをする団体Parents and Children Togetherの代表者は「あらゆる面で間違っている。養子縁組は、思いつきで行なわれるべきことではない。このようなセレブへの優遇は、誰の助けにもならない。我々は断固として反対だ」との声明を発表した。

またOverseas Adoption Support and Information Serviceも「家の売買とは違う」と強い反発を示している。スポークスマンは「これでは、何もかも早く簡単にまとまるとの印象を与えてしまう。まるで、その国へ突然押しかけ、どの子供でも連れて帰れるというような……。家の売買とは違う。まだ自分の意見を言えない幼い子供の将来を保護するのが目的だ」と話した。

マドンナ夫妻は、先週金曜日（10月13日）にマラウイから英国へ戻った。養子に迎えた13ヶ月の男の子は、パスポートの申請が間に合わず一緒に帰国することができなかった。

Ako Suzuki, London