<FRF'06>キャッチーなメロディで大合唱! オートマティック

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真昼のレッド・マーキーに突如として現れた珍獣ジ・オートマティック。今流行のニュー・ウェーヴにどっかりと腰を据えたそのサウンドは、メンバーと同じく(まだ10代!)若い歓声によって迎えられた。

特筆すべきはキーボーディストのペニー。ユーモラスなヘロヘロの音色に乗せて、宇宙人ヴォイスとでも言えそうな金切り声(コーラス?)を上げ、キーボードの周りをのた打ち回る様は正に珍獣のよう。

ライヴの終盤では、なんとカニエ・ウェストの「ゴールド・ディガー」をカヴァー! 先のペニーがフロントでキレたラップを披露し、ヴォーカル・ベースのロブはフルートで参加という、なんとも形容しがたい、オートマティック流ブラック・ロックを作り上げていた。

ラストは最大のヒット曲でもある「モンスター」! 一度聴いたら忘れられないそのキャッチーなメロディは、苗場でも大合唱を引き起こし、珍獣ショーの終幕を飾るに相応しい大団円となった。

取材・文●古澤輝由
写真●YUKI KUROYANAGI

7/30 RED MARQUEE

1. KEEP YOUR EYES PEELED
2. ON THE CAMPAIGN TRAIL
3. RAOUL
4. TEAM DRAMA
5. JACK DANIELS
6. LOST AT HOME
7. YOU SHOUT YOU SHOUT YOU SHOUT YOU SHOUT
8. THAT'S WHAT SHE SAID
9. BY MY SIDE
10. RECOVER
11. GOLD DIGGER *カニエ・ウェストのカヴァー
12. MONSTER
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