ストーンズ、ヒット曲満載の東京ドーム公演レポ
全国5公演が行われるローリング・ストーンズ<A BIGGER BANG TOUR>が東京ドームでスタートした。ストーンズにとっては1990年の初来日から通算5度目の来日公演だ。
ステージセットは噂どおりの巨大なもの。ステージバック正面に10m四方くらいのスクリーンがあり、それを中心に両翼に張り出すマンション風の巨大な建物。ドームの天井に届きそうなほどの威容を誇っている。そのマンションの1、2階にはVIP席が設けられていて、開演直前にわらわらと人影が現われると、一般客席から驚きの声があちこちで上がっていた。
20時に始まったステージは、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」で幕を開け、その後は、もはやスタンダードと呼べるほどの代表曲のヒットパレード。「レッツ・スペンド・ナイト・トゥギャザー」「タンブリング・ダイス」「ミス・ユー」「ホンキー・トンク・ウーマン」「悪魔を憐れむ歌」…。それらの間にキースのソロも挟み込まれ、これでもかというくらいのストーンズの力を見せ付けてくれる。
ミックはステージ袖の端から端までを走り回って独自のポーズを繰り出し観客をあおりまくる。キースも低く構えたギターをかき鳴らし、始終ゴキゲンで渋いプレイを決めまくる。体調が心配されたチャーリーのプレイも力強く、ロンのツボを押さえた演奏も曲をしっかり支えてくれていた。コンサート中ごろでは、ステージ中央部分が前方に動き出し、ドラムを含むメンバーを乗せたまま、アリーナ中央まで移動。広い会場の後方のファンをも楽しませる演出はサスガ。スタジアムクラスでしか観られない彼らのスケールの大きいショウを目いっぱい楽しませてくれる。そこで演奏している間に、ステージにはストーンズのトレードマークであるベロマークの巨大なバルーンが!
客席は1曲目からオールスタンディング。年齢層の高いファンがほとんどながら、キメのフレーズのところではコブシを振り上げ、キースやミックの一挙手一投足に反応する。背広の下にストーンズTシャツや手首にリストバンドを装備し、ビールでめいっぱい盛り上がるファンの姿が印象的だった。
「スタート・ミー・アップ」そして「ブラウン・シュガー」で本編は終了。アンコールは「ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ホワット・ユー・ワント」そして「サティスファクション」で幕を閉じた。
数多くのヒット曲の数珠繋ぎ、ミックの大胆なパフォーマンス、キースの渋いキメポーズ、そして巨大なステージとライティングシステム。世界一のモンスターバンドであるストーンズの魅力が満載で、満足度の高いコンサートだった。このあと、東京ドームでの公演がもう一度あり、札幌、埼玉、名古屋と公演は続く。特にさいたまスーパーアリーナでの公演は、ほかと違うステージセットが組まれるということなので、これも楽しみだ。
■2006年3月22日 東京ドーム
01.Jumpin'Jack Flash
02.Let's Spend The Night Together
03.She's So Cold
04.Oh No,Not you Again
05.Sway
06.As Tears Go By
07.Tumblin'Dice
08.Rain Fall Down
09.Night Time Is The Right Time(レイ・チャールズカバー曲)
10.This Place Is Empty(キース・ソロ)
11.Happy(キース・ソロ)
12.Miss You
13.Rough Justice
14.Get Off My Cloud
15.Honky Tonk Woman
16.Sympathy For The Devil
17.Paint It Black
18.Start Me Up
19.Brown Sugar
-アンコール-
20.You Can't Always Get What You Want
21.Satisfaction
Photo By MIKIO ARIGA
ステージセットは噂どおりの巨大なもの。ステージバック正面に10m四方くらいのスクリーンがあり、それを中心に両翼に張り出すマンション風の巨大な建物。ドームの天井に届きそうなほどの威容を誇っている。そのマンションの1、2階にはVIP席が設けられていて、開演直前にわらわらと人影が現われると、一般客席から驚きの声があちこちで上がっていた。
20時に始まったステージは、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」で幕を開け、その後は、もはやスタンダードと呼べるほどの代表曲のヒットパレード。「レッツ・スペンド・ナイト・トゥギャザー」「タンブリング・ダイス」「ミス・ユー」「ホンキー・トンク・ウーマン」「悪魔を憐れむ歌」…。それらの間にキースのソロも挟み込まれ、これでもかというくらいのストーンズの力を見せ付けてくれる。
ミックはステージ袖の端から端までを走り回って独自のポーズを繰り出し観客をあおりまくる。キースも低く構えたギターをかき鳴らし、始終ゴキゲンで渋いプレイを決めまくる。体調が心配されたチャーリーのプレイも力強く、ロンのツボを押さえた演奏も曲をしっかり支えてくれていた。コンサート中ごろでは、ステージ中央部分が前方に動き出し、ドラムを含むメンバーを乗せたまま、アリーナ中央まで移動。広い会場の後方のファンをも楽しませる演出はサスガ。スタジアムクラスでしか観られない彼らのスケールの大きいショウを目いっぱい楽しませてくれる。そこで演奏している間に、ステージにはストーンズのトレードマークであるベロマークの巨大なバルーンが!
客席は1曲目からオールスタンディング。年齢層の高いファンがほとんどながら、キメのフレーズのところではコブシを振り上げ、キースやミックの一挙手一投足に反応する。背広の下にストーンズTシャツや手首にリストバンドを装備し、ビールでめいっぱい盛り上がるファンの姿が印象的だった。
「スタート・ミー・アップ」そして「ブラウン・シュガー」で本編は終了。アンコールは「ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ホワット・ユー・ワント」そして「サティスファクション」で幕を閉じた。
数多くのヒット曲の数珠繋ぎ、ミックの大胆なパフォーマンス、キースの渋いキメポーズ、そして巨大なステージとライティングシステム。世界一のモンスターバンドであるストーンズの魅力が満載で、満足度の高いコンサートだった。このあと、東京ドームでの公演がもう一度あり、札幌、埼玉、名古屋と公演は続く。特にさいたまスーパーアリーナでの公演は、ほかと違うステージセットが組まれるということなので、これも楽しみだ。
■2006年3月22日 東京ドーム
01.Jumpin'Jack Flash
02.Let's Spend The Night Together
03.She's So Cold
04.Oh No,Not you Again
05.Sway
06.As Tears Go By
07.Tumblin'Dice
08.Rain Fall Down
09.Night Time Is The Right Time(レイ・チャールズカバー曲)
10.This Place Is Empty(キース・ソロ)
11.Happy(キース・ソロ)
12.Miss You
13.Rough Justice
14.Get Off My Cloud
15.Honky Tonk Woman
16.Sympathy For The Devil
17.Paint It Black
18.Start Me Up
19.Brown Sugar
-アンコール-
20.You Can't Always Get What You Want
21.Satisfaction
Photo By MIKIO ARIGA
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