『YOU』TOCT25921 \ 2,500(税込) 3月8日発売 1 なんてサイコー 2 あふれだす 3 ぼくのもの(You Version) 4 サムライソウル(Album Mix) 5 Yeah Yeah 6 39(サンキュー) 7 ひとり歩き 8 外面キング 9 いやんなる 10 プリプリベイビー 11 かわいいひとII 12 口ぐせ
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| ──他に恋愛で大事だと思うことは?
トータス松本:ん~、恋愛で一番大事なことは、思い込みですね、やっぱり。“自分はこの人が好きなんや!”って一生思い込めた人が幸せな人であって、洗脳が解けた瞬間に人は不幸になるんですよ。
──恋愛の極意は思い込み?
トータス松本:うん。好きやと思い込んだ気持ちが60年70年持続して、死ぬ時に「あぁ、おまえといて本当に良かった」って言えたら、そんな幸せなことはないじゃないですか。もちろんそのためにはね、努力が必要ですよ? ちょっとやそっとのことで醒めちゃダメだし。相手にも「俺はこんなにおまえを愛してるんや!」ってことを洗脳しなきゃいけない。だから、自分に対する洗脳と相手に対する洗脳……そう、恋愛はね、洗脳なんです!(笑) でもホンマ、何においても洗脳は大事ですよ。自分で自分を信じ込むっていうかね。だって「俺はスーパースターだ!」って思い込んでるヤツには、かないませんもん。絶対かなわない。
──トータスさんはどうですか? その辺。
トータス松本:いや~、僕は仕事に関しては、まだまだ洗脳が足りませんね。でも恋愛は大丈夫(笑)。
──おお! “恋の巨匠”と呼びたくなる発言が(笑)。
トータス松本:いやいやいやいや(笑)。
──ところで、話をまたアルバムに戻すと、今作には様々なタイプのラヴソングが収録されてますけど、その中に失恋の歌は1曲もないですよね。それがちょっと驚きでした。
トータス松本:あぁ、自分の中では、これは間違いなく失恋に向かっていってるなっていう歌はあるんですけどね。でも確かに“君がいた頃~”みたいな歌はないですね。まぁハッピーが5曲で失恋が5曲とか、楽曲にしてもバラードが何曲でアップテンポが何曲とか、バランスみたいなのを考える時もあるんですけど、今回は全然考えなかったなあ。それこそ心からポンと出てきたものをそのまま入れたって感じで。
──では、そんな心のままに生まれた12曲、なかでも特に思い入れのある曲といったら?
トータス松本:一番新鮮な気持ちで作ったのは「サムライソウル」ですかね。他の人にはできないフリースタイルの歌を確立したと思うし。そういう意味ではすごい達成感があったんですよ。で、その「サムライソウル」が最初にできたんで、“これは大丈夫!”と思った。こんな曲ができたんだから、後はもうできないわけがない、今度のアルバムは絶対いいものになる!って確信して。実際、その通りになったんじゃないかなって。
──確かに。で、その自信作のタイトルを『YOU』にしたのは?
トータス松本:これは結構考えたんですけど、やっぱりラヴソングのアルバムだしね、相手のことを歌った歌ばっかりなんで、『YOU』と。
──その“YOU”には聴く人のことも含まれてる?
トータス松本:あ、そこまでは深く考えなかった(笑)。でも「バンザイ」がそうだったように、聴く人それぞれが“この『YOU』は自分にとっての「YOU」なんや”みたいになってくれたら、一番嬉しいですよね。
取材/文●赤木まみ ■インタヴューのトップへ |
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