トータス松本が語る“LOVE”の極意!? 究極のラヴソング集『YOU』を語る

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NEW ALBUM
『YOU』
TOCT25921  \ 2,500(税込)
3月8日発売

1 なんてサイコー
2 あふれだす
3 ぼくのもの(You Version)
4 サムライソウル(Album Mix)
5 Yeah Yeah
6 39(サンキュー)
7 ひとり歩き
8 外面キング
9 いやんなる
10 プリプリベイビー
11 かわいいひとII
12 口ぐせ


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オフィシャル

──今回はなぜラヴソング集にしようと?

トータス松本:まず「バンザイ」から10年経って、未だにあの曲が大勢の人に愛されてるなっていうのを感じるんですよね。友達の結婚式に呼ばれても、歌ってほしいって必ず言われるし。そう思うと「バンザイ」は数あるラヴソングの中でも残れた方なのかなって。

──いや残れたどころか、もはやスタンダードになってると思いますよ。

トータス松本:そう、そのスタンダードな曲をね、1曲でも多く残したいっていうのがあるわけですよ、音楽を作る側としては。で、そんなことを考えてたら、去年「バンザイ」からちょうど10年経ったんで、じゃあもう1回「バンザイ」みたいな、心からポンと出てきたようなラヴソングを作ってみたいなと。それを言葉にするなら“10年目の「バンザイ」”っていうね。そしたらそのキャッチコピーにスタッフが触発されて、1つのプロジェクトが転がり始めて。それがまず去年の『バンザイ~10th Anniversary edition~』に繋がり。僕はラヴソングを作り始め……でも、作っても作ってもラヴソングっていうのは星の数ほどあって、しかもそれぞれの思い出が違ってたりするんでね、だったら丸ごとアルバム1枚、気の済むまでラヴソングを書いて、“10年目の「バンザイ」”に向き合ってみようかなって。それが今回、ラヴソング・アルバムになった理由ですね。

──なるほど。でも変な話、「バンザイ」は結婚直前の、言うなれば恋愛のピーク時に書かれたわけで、その後トータスさんは安定した家庭を築かれてますよね。そうなるとラヴソングを書く上で、モチベーションっていうのはどうなんでしょう?

トータス松本:いや、これは別にノロケでも何でもなくね、奥さんとは今でもちゃんと向き合ってるし、すごい好きやし。そういう気持ちがあれば、60になっても70になってもラヴソングは書けるんじゃないかな。あと、擬似恋愛とかもあるじゃないですか。男はね、しょうがないですよ。女の人を見て“あ、この人いいな”と思ったら、次の瞬間、頭の中で色々考える。それはオスの習性といいますかね。で、たとえそういう頭の中の擬似恋愛だったとしてもね、恋しないでなんかいられないじゃないですか。恋しないでいられる人っているのかなあ? いるとしたら、その人は何かが欠けてると思うんだけどね、俺は。だって、いつでも好きな女の人見たら、男は興奮するもんじゃないですか?(笑) 最終的にはそういう話ですよ。例えばレコーディングしててもですね、夜中になると誰かしらパソコンの中にダウンロードして持ってるそういう動画とかを、ワイワイ言いながらみんなで見たりしてね(笑)。

──なんかそれ、ガキンチョみたいですね(笑)。

トータス松本:(笑)そうそう。で、エロビデオでも好きなビデオと好きでないビデオがあって。この人は俺は好みじゃないけど、この女優さんはかわいいなぁとか(笑)。それも言ってしまえば、一種の恋だと思うんですよ。

──そう考えると、ラヴソングのネタは尽きない。

トータス松本:そうですね。まぁ“ネタ”という言い方はあんまりしたくないけど、そういう意味じゃ刺激的なものは世の中にいくらでも転がってますよね。で、それを掴み取って、いかに形に変えるか。

──作品に昇華するってことですか?

トータス松本:それもあるし……例えばキレイな女の子はそこらじゅうにいるけども、それを見て、ただ“キレイだな、いいな”って思ってるだけじゃ面白くも何ともないじゃないですか。だから、“いいな”と思ったんなら、行け!っちゅう話なんですよ(笑)。

──行動しろ、と。

トータス松本:そう。話術でも技術でも何でもいいから己れを磨いて、行け!と。それが大事。


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