キンクス、女王の悪態に驚く

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キンクスのフロントマン、レイ・デイヴィスは、バッキンガム宮殿でエリザベス女王からCBE(上級勲爵士)を受け取ったとき、女王が発した言葉に耳を疑ったという。デイヴィスはこの授与式の2ヶ月前、強盗に足を撃たれ負傷。女王はそのことに触れ、「I hope they catch the bastards who shot you(あなたを襲った馬鹿者が捕まればいいわ)」とコメントしたという。*「bastard」は、一般的によく使われているが、女王には不似合いな言葉。

デイヴィスは「本当に驚いた」と『GQ』マガジンのインタヴューで話している。「耳にしたことが信じられなかったよ。その後、耳を掃除したよ。ビックリした」

同時に、事件に対する女王の心遣いに感動したとも話している。「(事件のことを)よく知ってるなって思った。もちろん、彼女の立場としてはそうあるべきなんだろうけど、それにしても嬉しかったな」

バッキンガム宮殿のスポークスマンは、女王がそのような言葉を使用したかどうか確認できないという。スポークスマンは「プライベートな会話についてコメントすることはできない」と話している。

'04年、ニューオリオンズで一緒にいた女性の財布を奪った暴漢を捕まえようとし、腿を撃たれたデイヴィス。また同じような場面に遭遇したらどうするかとの質問にこう答えている。「当然、追いかけるよ。ああいう奴らにどうしろっていうんだ? “どうか金を持っていってくれ。俺はただの観光客だから”とでも言えっていうのかい?」

Ako Suzuki, London
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