アークティック・モンキーズ、即完売の初来日レポ!&再来日決定!
アルバム発売前にして英NME誌の表紙を飾り、UK各地でライヴをソールド・アウトにしている若手の注目バンド、アークティック・モンキーズ。それも、インターネットを活用したMP3によるデモ曲の配布やファンとのコミュニケーションといった、手作りと口コミによる活動でここまでの人気を獲得したというのがすごいことだし、時代を感じさせる。
先日のロンドン公演では1,000人規模のライヴハウスから、急遽2,000人規模へ会場を変更。その後、NY公演でもあまりの人気を受け会場を変更した。海外と同じく発売と同時にチケットが完売した日本では、代官山UNITで昼夜2公演という、洋楽新人バンドとしては異例の追加公演が行なわれた(追加公演も完売)。
さらに、音楽ファンや業界の注目を集めるNMEのCOOL LISTでは2位のリアム・ギャラガー(オアシス)、3位のカニエ・ウェストらを押さえ、フロントマンのアレックス・ターナーが見事1位を獲得。アークティック・モンキーズはまさに、今もっともホットなロック・バンドといっても過言ではない。そんな彼らの初来日公演、昼の部を目撃した。
国内でもインターネットや輸入音楽誌などの情報をもとに、すでにファンベースを築きつつある彼ら。そんなわけで、この日も入場待ちの人々でUNITの前には旧山手通りから、駒沢通りにはみ出る程の長蛇の列が出来ていた。熱気が溢れる会場に入場してみると、Tシャツ1枚になって臨戦態勢のファンのほか、レコード会社やプレスなど関係者の姿も多く、いかに彼らが注目を集めているかがよくわかった。
いざライヴが始まってみると初来日とは思えない盛り上がりで、シングルが1枚リリースされているだけだというのに合唱は起こるし、曲によってはイントロのギターリフだけで大歓声があがったりと、ファンたちは相当音源を聴き込んでこの日のライヴに臨んでいたようだ。曲の出だしを間違えるなど、フレッシュな新人らしいミスなどもあったが、キャッチーで美しいメロディを奏でるギタープレイに、あの楽曲が持つ独特なグルーヴを支えるドラム、そして何より素晴らしい声を持ち、味のあるヴォーカルを歌い上げるアレックス・ターナーのパフォーマンスと、新人の初来日にしては文句のつけようがない上出来のライヴ。細身で童顔(実際若いが)でありながらも、歌のうまい下手を超えた声のインパクトとステージでの存在感はリアム・ギャラガーやジュリアン・カサブランカスに通じるものさえ感じさせた。
若くてグッド・ルッキングなバンドでありながら、女性ファンはもちろん、ストイックに音楽に注目している男性ロックファンの心もがっちり掴んでおり、このあたりのノリもオアシスやストロークスに通じるものを感じさせた。
いずれにせよ、あまりにも観られた人が少なかった今回の来日。しかし、来年4月に待望の再来日が決定! しかも1月に予定されているアルバム発売直後だから、今回以上の盛り上がりは間違いない。さらに、次回は東京だけでなく、東名阪でのツアーになる。ハイプかリアルか? プレスのあまりの熱狂に一歩引いてしまっている人にこそ、ぜひ自分の目と耳で確かめてほしいバンドだ。
Photo/Creativeman/Tomomi Mori
<ARCTIC MONKEYS JAPAN PREMIUM GIG>
11/23 TOKYO UNIT(15:00)
1. Intro
2. View From The Afternoon
3. I Bet You Look Good On The Dancefloor
4. Still Take You Home
5. Dancing Shoes
6. Fake Tails
7. You Probably Couldn`t See For The Lights But You Were Staring Straight AtMe
8. Ritz To The Rubble
9. Sun Goes Down
10. Vampires Is A Bit Strong But..
11. Red Light
12. Certain Romance
<ARCTIC MONKEYS JAPAN TOUR 2006>
2006/4/2(日)大阪・Zepp Osaka
2006/4/3(月)名古屋・DIAMOND HALL
2006/4/4(火)東京・新木場スタジオコースト
[問]Creativeman TEL:03-5466-0777
http://www.creativeman.co.jp/
先日のロンドン公演では1,000人規模のライヴハウスから、急遽2,000人規模へ会場を変更。その後、NY公演でもあまりの人気を受け会場を変更した。海外と同じく発売と同時にチケットが完売した日本では、代官山UNITで昼夜2公演という、洋楽新人バンドとしては異例の追加公演が行なわれた(追加公演も完売)。
さらに、音楽ファンや業界の注目を集めるNMEのCOOL LISTでは2位のリアム・ギャラガー(オアシス)、3位のカニエ・ウェストらを押さえ、フロントマンのアレックス・ターナーが見事1位を獲得。アークティック・モンキーズはまさに、今もっともホットなロック・バンドといっても過言ではない。そんな彼らの初来日公演、昼の部を目撃した。
国内でもインターネットや輸入音楽誌などの情報をもとに、すでにファンベースを築きつつある彼ら。そんなわけで、この日も入場待ちの人々でUNITの前には旧山手通りから、駒沢通りにはみ出る程の長蛇の列が出来ていた。熱気が溢れる会場に入場してみると、Tシャツ1枚になって臨戦態勢のファンのほか、レコード会社やプレスなど関係者の姿も多く、いかに彼らが注目を集めているかがよくわかった。
いざライヴが始まってみると初来日とは思えない盛り上がりで、シングルが1枚リリースされているだけだというのに合唱は起こるし、曲によってはイントロのギターリフだけで大歓声があがったりと、ファンたちは相当音源を聴き込んでこの日のライヴに臨んでいたようだ。曲の出だしを間違えるなど、フレッシュな新人らしいミスなどもあったが、キャッチーで美しいメロディを奏でるギタープレイに、あの楽曲が持つ独特なグルーヴを支えるドラム、そして何より素晴らしい声を持ち、味のあるヴォーカルを歌い上げるアレックス・ターナーのパフォーマンスと、新人の初来日にしては文句のつけようがない上出来のライヴ。細身で童顔(実際若いが)でありながらも、歌のうまい下手を超えた声のインパクトとステージでの存在感はリアム・ギャラガーやジュリアン・カサブランカスに通じるものさえ感じさせた。
若くてグッド・ルッキングなバンドでありながら、女性ファンはもちろん、ストイックに音楽に注目している男性ロックファンの心もがっちり掴んでおり、このあたりのノリもオアシスやストロークスに通じるものを感じさせた。
いずれにせよ、あまりにも観られた人が少なかった今回の来日。しかし、来年4月に待望の再来日が決定! しかも1月に予定されているアルバム発売直後だから、今回以上の盛り上がりは間違いない。さらに、次回は東京だけでなく、東名阪でのツアーになる。ハイプかリアルか? プレスのあまりの熱狂に一歩引いてしまっている人にこそ、ぜひ自分の目と耳で確かめてほしいバンドだ。
Photo/Creativeman/Tomomi Mori
<ARCTIC MONKEYS JAPAN PREMIUM GIG>
11/23 TOKYO UNIT(15:00)
1. Intro
2. View From The Afternoon
3. I Bet You Look Good On The Dancefloor
4. Still Take You Home
5. Dancing Shoes
6. Fake Tails
7. You Probably Couldn`t See For The Lights But You Were Staring Straight AtMe
8. Ritz To The Rubble
9. Sun Goes Down
10. Vampires Is A Bit Strong But..
11. Red Light
12. Certain Romance
<ARCTIC MONKEYS JAPAN TOUR 2006>
2006/4/2(日)大阪・Zepp Osaka
2006/4/3(月)名古屋・DIAMOND HALL
2006/4/4(火)東京・新木場スタジオコースト
[問]Creativeman TEL:03-5466-0777
http://www.creativeman.co.jp/
この記事の関連情報
英国の音楽賞マーキュリー・プライズ、2023年の候補作品発表
全英アルバム・チャート、メイジー・ピーターズの新作が初登場1位
ガンズ・アンド・ローゼズ、グラストンベリー・フェスティバルに初出演
2022年最後の全英チャート、ワム!「Last Christmas」とマイケル・ブーブレ『Christmas』が1位
アークティック・モンキーズ、最新作『THE CAR』をひっさげ9年ぶりとなる来日公演発表
UK最大のデジタル・ラジオ局、2022年のベスト・アルバム10作を発表
全米アルバム・チャート、テイラー・スウィフト『Midnights』が7年ぶりの高セールスで1位
全英チャート、テイラー・スウィフトがアルバム/シングルを制覇
テイラー・スウィフトの新作、リリース後3日間で英国での2022年最多週間セールスを記録