アシャンティのスクリーン・デビュー作『コーチ・カーター』公開

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アシャンティのスクリーン・デビュー作『コーチ・カーター』が、8月6日より全国順次公開となった。ハイスクールのバスケットボール部で実際に起きた出来事をもとに、MTVフィルムズが映画化した作品で、主演はサミュエル・L・ジャクソン。アシャンティは、チームの主力選手のガールフレンド役を演じている。

この作品がいわゆるハリウッド的なスポ根ものと違うのは、コーチの目指すところがチームの勝利だけではないということ。むしろ、荒れた環境の中で何の目標も持てない高校生たちに、未来への希望を持たせることを主眼にし、学業で決められた以上の成績を収めない者は試合には出さないと宣言する。そして、その言葉どおり、ほとんどの選手の学業成績が基準に達しないことがわかると、体育館を閉鎖し、試合も放棄してしまうのだ。99年に実際にこの事件が起きた時には、マスコミが大挙して押し寄せ、全米に波紋が広がったという。

映画初出演ながら、予期せぬ妊娠に戸惑いつつ成長していく女性を堂々と演じたアシャンティは、「これほど意義のある作品でスクリーン・デビューが飾れたことを誇りに思います。登場人物たちの人生に深く迫った素晴らしい作品です」とメッセージを寄せている。また、残念ながら彼女は参加していないが、サントラにはカニエ・ウェストをはじめ、チンギー、シアラ、トゥイスタ&フェイス・エヴァンス、ラトーヤなど、最新ヒップホップ/R&Bの人気アーティストが集結。ほとんどがこの映画にインスパイアされた書き下ろしの新曲を提供している。

原 令美/イーフィールズ


■『コーチ・カーター』予告編映像
https://www.barks.jp/watch/?id=1000006530

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